白夜の炎

原発の問題・世界の出来事・本・映画

武田邦彦氏のブログから-5 福島市累積放射線量

2011-03-24 17:26:31 | 原発
 武田邦彦氏のブログの転載です。

 当然のことを指摘しておられます。

 福島市で1時間当たり20マイクロシーベルトだと、1か月継続すれば14400マイクロシーベルト。

 レントゲン1回が600マイクロシーベルト。

 従ってレントゲンに換算すると、24回分になる。

 ひと月に24回レントゲンを受けたら大丈夫でしょうか。


 このように指摘しておられます。

 実際福島市は3/13日頃からずっと20マイクロシーベルトをはさみながら放射線量が上下してきました。

 すでに11日です。

 この間の累積放射線量は、1時間当たり平均20マイクロシーベルトとして、7920マイクロシーベルト、レントゲン13回分に達しています。

 十分危険なのではないでしょうか。


 保安院の方、人次で24回レントゲン受けられますか。

 もう13回受けている方がいるんですよ。

 
「ショート警報  かけ算のできない東大教授

 食品で、危険な兆候が見られましたので、言葉足らずですが短い警告を出したいと思います。

 福島原発事故の最初の段階に福島市で1時間に20マイクロ(シーベルト、後は省略)の放射線が観測されました。

 これに対して、テレビに出ていた東大教授が、「1回のレントゲンで600マイクロだから、それの30分の1。まったく  問題がない。」と発言しました。

 東大教授は「かけ算」ができないのです。

 20マイクロは1時間あたりですから、30時間たつと600マイクロになります。従って、福島市に住んでいる赤ちゃんは 1ヶ月に24回のレントゲンを受けることになります。

 このようなことをコメントするというのは、わたくしはやや犯罪とも言える気がします。
 
 ・・・・・・・・・

 (平成23年3月22日 午後5時 つい執筆)

 武田邦彦」

イスラエル軍によるガザ攻撃

2011-03-24 17:15:39 | 国際
 以下はイランのPress TVのHPから転載。

 日本が原発と地震・津波でがっくり来ている間にも、イスラエルによるガザ攻撃が続いている。

 背景の詳細は不明だが、3/24のニュースとして、イスラエル空軍機がガザのエジプトとの国境付近を1回、がさの街を2回攻撃したと述べている。

 また火曜日にはイスラエルの戦車がガザの民家を攻撃し、4人の子供を含む10人のパレスチナ人が殺されたという。 

 なぜ・・・。



 "Israeli warplanes attack Gaza Strip

 Thu Mar 24, 2011 12:14AM


 Israeli fighter jets have carried out three air strikes on the Gaza Strip overnight, but no casualties have been reported, Palestinian sources said.


 Two of the strikes hit the city of Gaza and the third targeted a tunnel near the Egyptian border at Rafah, the witnesses said early Thursday, AFP reported.

 On Tuesday, an Israeli tank fired shots at a home in the Gaza Strip killing at least 10 Palestinians, including four children, and injuring over 50 others.

 Israel regularly carries out attacks on Gaza, killing and injuring Palestinians. Tel Aviv launched a deadly war on the coastal enclave at the turn of 2009.

 Some 1.5 million people in the Gaza Strip are being denied their basic rights, including freedom of movement, and their rights to appropriate living conditions, work, health and education.

MA/MGH"

中国の震災後の対策―一例

2011-03-24 17:06:40 | 原発
 四川大地震の記憶は新しいが、中国政府は様々な対策を打っているようだ。

 下の記事によれば成都市(四川省の省都)に収容能力110万人の施設を35か所設置するとのこと。

 うち3か所は駐機場を備えるということだが、ヘリポートのことなのかは不明。



 「四川省成都市、災害対策で35カ所に避難所 110万人収容

  毎日中国経済 3月24日(木)14時48分配信

 【新華網成都3月24日=海明威】 

  中国四川省成都市の民生局は24日、同市が災害対策として年内に1億6000万元(約20億円)を投じて緊急避難
 所35カ所
を設けることを明らかにした。

  同市は人口1000万人超。避難所の収容人数は計110万人となる。

  民生局災害救助救済処の劉昌明処長によると、避難所は市内中心部と郊外にある広場、公園、体育館といった公共施設 内に設ける。

  給水施設やトイレ、風呂などの設備を整備し、35カ所のうちの3カ所では駐機場も整える計画だ。

  避難所の建設計画は2008年の四川大地震前からあったが、その後、国の方針に基づいて調整を加えている。

 (翻訳 崔蓮花/編集翻訳 恩田有紀)」

結局セパ同時開催

2011-03-24 16:50:25 | スポーツ
 おおもめにもめたセリーグの日程は、結局4/12にパリーグト同時開催。

 4月中はナイター実施せず
、ということに落ち着いた。

 まあ、当たり前のこの結論に何でこんなに時間がかかったのか。

 ナベツネ、滝鼻、清武。

 ほんとにもうやめたらどうだろう。

 社会人としての判断力・常識がないんだから。


 「セ・リーグが開幕延期、パと同日4・12に…巨人は4月までの東京ドーム開催中止

  スポーツ報知 3月24日(木)16時2分配信

  プロ野球のセ・リーグは24日、東京・内幸町の日本野球機構(NPB)内で臨時の理事会を開き、3月29日に予定 していた公式戦の開幕を再延期して、4月12日とする方針を固めた。

  26日のオーナー会議で正式に決定する。また4月中の東京・東北電力管内でのナイターを自粛する。

  また、東京ドームでの巨人戦については、ナイター、デーゲームともに4月まではすべて中止とすることを決めた。

  会見で、セ・リーグの新(あたらし)理事長は「選手会の気持ちをくみ、開幕を4月12日とします」と話した。

  さらに3時間半を超えて新しい延長回に入らないことも決めた。」

原発で評価を下げた日本―国全体が破たん!?

2011-03-24 16:23:53 | 原発

 以下では私自身の現在の心境を書きます。

 連日の報道に気持ちがふさいでいるので内容が重くなっていますし、ややペシミスティックかもしれません。

 しかし書かずにはいられないのでお許しください。



 インドネシアの大津波の際、インドのマドラス原発も水をかぶったが今回のような問題は起こさなかった。

 建屋本体が20メートルの地点に作られていたということもあるようだが、いずれにせよ問題は起こさなかった。

 今回もし東電福島第一原発が問題を起こさなければ、さすが日本の耐震技術、原子力に関する技術は大したものだ、ということになっただろう。


 しかし原発は大問題を起こし、そこには技術も、人も、体制も、総て問題だらけだという、日本の原子力をめぐるあらゆる問題が露呈してしまった。


 管理できない原子炉。

 おさまらない放射能流出。

 拡大する汚染地域。

 マスコミは「大丈夫」と楽観論を振りまくが、結果的には事態は悪化する一方。


 その中で・・・

 今東京をはじめとして日本中から外国人が逃げ出している。

 留学生もだ。

 このままいくとつぶれる大学が出てくるだろう。

 優秀な学生を求めて中国等で学生をリクルートすることが近年のトレンドになりつつあったが、そのような人材確保も困難になるかもしれない。


 国際会議、シンポジウムの中止・延期・来日者の減少。

 スポーツ選手の来日拒否も伝えられ始めた-テニスのクライシュ。


 大使館の業務移転や閉鎖。

 外資系企業の業務移転や閉鎖。

 日本経済や社会に対する不安の増加、不振の拡大が深刻になっていると考えるほかはない。



 とにかく今は東電福島第一を止めるしかない。

 できなければ日本全体が「破綻」、だろう。


 また半導体工場、自動車工場、製鉄所、製油所、関連下請け企業。今ほとんど見通しがない。

 
 今まで何回かこのブログで書いてきたことだけれども、今回だけは責任の所在の追及と、関係者の徹底的処分と人の入れ替えを徹底的にやらないといけない。

 それができなければ、国際的な信頼の回復も不可能ではなかろうか。

舞台裏―問題は東電や官僚/ニューズウィークから

2011-03-24 12:07:28 | 原発

 ニューズウィークのネット版から一部を引用。

 赤い部分注目してほしい。

 民主党政権が問題にしてきた日本の官僚社会・官僚的体質がどれほどひどいものかよく出ている。

 こんな社会や体制を作ったのは自民党と、戦前の国家意識を引きずってきた官僚たちだ。

 この連中を徹底排除することが日本の未来を築くことだ。


「ウォールストリート・ジャーナル紙は元東電社員で現在は内閣府原子力委員会の委員を務める尾本彰の話として、東電は地震の翌日に海水注入で原子炉を冷やすことを考えたが、海水を使うと原子炉が永久に使えなくなり資産価値が損なわれるため躊躇したと報じている。結局、原子炉建屋が最初の爆発を起こし菅直人首相から命じられるまで、海水注入は行われなかった。

 ある政府関係者は言う。「この事故は60%は人災だ。東電は初動対応に失敗した。10円玉を拾おうとして100円玉を落としたようなものだ」

 福島第一原発からわずか80キロの場所にいた自衛隊も、地震後5日目まで事故対策に本格的に参加しなかった。東電側から要請がなかったからだという。実際ある時点では、いったいどういうつもりかと菅が東電に詰め寄る場面もあったという。」