酔眼独語 

時事問題を中心に、政治、経済、文化、スポーツ、環境問題など今日的なテーマについて語る。
 

粟生の敗北と日テレ中継の関連は?

2009-07-15 04:48:07 | Weblog
 ダブル世界戦と銘打って行われた14日に日テレ中継にはがっくりきた。神戸の長谷川穂積戦は、番組が始まる前に結果が分かってしまったからだ。スポーツ、とりわけボクシングのような競技は録画では興味半減どころか、98%減だ。

 気を取り直して粟生隆寛とロハスの一戦を見たが、これがよろしくなかった。戦っている二人ではなく、中継スタッフがひどい。

 1ラウンドから手数とヒットで完全にロハスが上回っていたが、リングサイドのアナと解説のセレス小林は「粟生の圧力でロハスが下がり続けています」「いいカウンターが入りました」ととんでもコメントを連発していた。的確にヒットしたカウンターなど、前半は皆無だろう。

 日本人選手を応援するのは結構なことだ。だが、目の前に映し出されている戦いとフィットしない言葉を並べ立てるアナウンサーと解説陣では困ってしまう。こういう放送をしているから、スポーツファンの目が曇るのだ。

 途中の採点公開でロハス圧倒的優位を知らされても、終盤までこの放送スタイルを変えることはなかった。多くの視聴者がしらけたのではないか。

 スピード(パンチ、足とも)とテクニックでロハスが上回っているのは素人にも一目瞭然だった。プロが逆な解説をしてどうする。手数が少なく、カウンター狙いだけのボクシングで世界に君臨できるほど甘い世界ではない。

 テレビをはじめとするメディアがヒーローをでっち上げようとすると亀田3兄弟のような騒ぎになる。民放がボクシングを中継するなら、せめてwowowレベルになってほしい。
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