酔眼独語 

時事問題を中心に、政治、経済、文化、スポーツ、環境問題など今日的なテーマについて語る。
 

菊池、楽天入りの予感?!

2009-10-26 05:46:59 | Weblog
 甲子園を沸かせた花巻東の菊池雄星が、29日のドラフト会議を前に「日本球界入り」を表明した。さまざまな雑音が聞こえる中、苦悩の決断だったと思う。こういう記者会見を開かなければならないこと自体に、日本球界とスポーツメディアのいびつさが現れているような気がする。

 《春夏の甲子園大会を沸かせた岩手・花巻東高の150キロ左腕、菊池雄星投手は25日、母校での記者会見で日本のプロ球団入りの希望を表明した。日米球界が繰り広げた獲得競争は収束し、29日に開かれるドラフト会議での抽選に、東北の怪腕の命運が託されることになった。

 早くから大リーグ挑戦を視野に入れていた菊池は、日米20球団との直接面談を終えても「さらに迷った」と胸中は揺れた。18歳がようやく下した決断は、高校生の逸材流出を恐れた日本球界を安堵(あんど)させた》=日経NET=。

 プロ、アマ球界総ぐるみの狂想曲が続いていたらしい。花巻東の監督は「メジャーに行けば、花巻東は日本全国を敵に回すかもしれない」ともらしていた。陰に陽に締め付けや警告があったということだ。

 高校球児の進路にはさまざまな人がかかわっている。契約金額の数パーセントが、ジュニア時代の監督・コーチやら、いまの高校に口を利いた人物やらに流れているとも聞く。大学の枠を巡ってもバトルがある。

 野球をやる環境で選べばメジャーだったかもしれない。でも、菊池とその取り巻きはより雑音の少ないほうを選択した。一つの見識だ。ただ、日本の球団に所属すれば9年間は海外移籍の資格を得られなくなる。保有球団がメジャー行きを認めればこの限りではないが、活躍すればするほど手放さないというのがこれまでの例だ。

 そんなことより、まずちゃんと体を治していい球を投げてほしい。ナマで見たのは国体だけだが、体のしなやかさが目についた。フォームもきれいだ。だから威圧感には乏しい。大昔、巨人にいた新浦をがっちりさせたような印象かな。

 今年のドラフトでは中京大中京の堂林にも注目している。長打力もさることながら、インコースに肘をたたんで対応するバッティングは既にプロの上級レベルだ。巨人の大田や日ハムの中田ら高校時代とはモノが違う。ポジションが問題だが、鍛えればどこでも守れそうだ。
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