井草川の水源近くに再度行ってきました。
杉並工業高校の手前の公園の中ほど、左に(杉並工業高校を背にして)緑道が続いている。ここは緑道というよりも遊歩道という感じであるが、前回、この道を見逃した。途中、一般道を横断したところの出入口に、杉並区役所の「遊歩道」のパネルが取りつけられた車止めがある。都立農芸高実習果樹園の隅をとおりさらに少し進んで、先ほどの一般道に出てそこで終わっている。遊歩道のパネルには、熊にのった金太郎が描かれているが、よく見ると、金太郎の腹巻きが通行止めの交通標識になっているのがおかしい。公園から続き、都立農芸高実習果樹園の隅から約半周ほどの道を、ここでは、金太郎道とよぶ。
切通し公園の北側から狭い道が住宅の間をとおって延びており、杉並工業高校の裏手の道まで続いている。途中マンホールがたくさんあったので、この道が切通し公園の水源から流れてきた井草川の跡と思われる。これがいまの杉並工業高校などの中を流れて先ほどの金太郎道まで続いていたのであろうか。googleマップの航空写真でみてみると、そのようにも思えてくる。
ところで、今回、航空写真の方が地図よりもよくわかる場合があることに気がついたのは収穫であった。むかしの川がそのまま残って、川が蛇行する様子がよくわかる。川を暗渠にしても、その上を、そのまま緑道や遊歩道とすることで土地の記憶が消滅せずに残る。