おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

2014年初見蝶 キタテハ

2014年03月21日 00時00分00秒 | 昆虫

写真1 キタテハ 成虫で越冬するゆえ飛舞初めの日は早い


写真2 モンキチョウ オオイヌノフグリの蜜を吸っている


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 本日2014年03月16日は陽気よろしく、天気予報の日中最高気温は15度以上。
 ならば、蝶は飛ぶはず。
 11時過ぎ、拙宅近くの田んぼ地域へ歩く。

 案の定飛んでいる、キタテハ、今年の初見蝶(写真1)。
 予想的中でウキ、ウキ、さらに歩く。

 飛んでいる、飛んでいる、黄色の蝶モンキチョウ、中川堤(写真2)。

 引用・参考文献等:弊ブログ2013年03月31日
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2014年03月16日 撮影地:埼玉県久喜市

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なに、なさってんですか119 畑の石取ってる

2014年03月20日 00時00分00秒 | 農業

写真1 畑の小石について教えるSさん、85歳

写真2 写真3

写真2 排水路脇に小石を捨てる
写真3 拾いまとめ、「出しはぐった」小石

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 嫁さんと姑さんのホウレンソウ収穫を見聞撮し、歩を進める(弊ブログ2014年03月18日)。
 約50m左前方、農道下の畑に人生ベテラン男性、腰はほんの少し曲がる。

 声をかけるか、かけまいか迷っているうちに現場。
 なに、なさってんですか、と声が出る。

 “えー、なにー”、とおじーちゃん。
 耳を私・筆者の方へ向けて近づき、隣りに立つ。

 あらためて、なに、なさってんですか。
 Sさん(1929年生まれ85歳)は次のようにご教示。
  1.畑の小石を取り捨てる
   畑の小石を取り捨てている。
   かつて、サクバミチ・作馬道(農道)に田川から砂利を運び敷いた。
   牛や馬にバシャを牽かせるのに骨折れるから砂利を入れた。
   そのため、よけい小石がある、畑に。
   取った小石を田川へ持って行くのは大変なので排水路脇に捨てる(写真2)。
   排水路の底が上がり、困るけれど。
   農道がアスファルト舗装になって捨てるのに困る。
  2.サクバミチ・農道
   広い、狭いはあったが、6尺の広いサクバミチを造るのは大変だった。
   6尺あればバシャを牽けた。商売用の大きいバシャでなく、人間が牽くくらいの。
   現在の農道のような広い道を拵えるのは大変だから、狭いサクバミチを拵えた
   自分で造る人は歩くくらいのサクバミチしか造れなかった。
  3.牛が多かった
   Sさんの親の時代は、バシャがあっても、牛に牽かせるのが関の山。
   Sさんの時代になり、馬に牽かせるバシャが流行った。
   若い人は、仕事が早い馬を好んだ。
   しかし、牛が多かった、多くのウチ・農家は牛で間に合った。
   Sさんも牛を使う方が多かった。
   飼う馬は、バシャ牽き商売用でなく、ノウ(農作業)に使うぐらいの馬だった。
   農作業多忙な5月、馬を博労から借りる農家もあった。
  4.牛と馬の比較
   「牛は馬ほど気をもまないで済む」
   馬蹄が抜けても、カネが要るから抜けっぱなしで、馬は足を痛がる。
   馬は食わせるのも大変、カネが要る。

 私思うに、畑に小石が多いのは次の理由。
  1.農道路肩の崩れ
    当地の農道路肩にはネコダマやシバサクラなど、
    カバープランツを植えて崩れを防止(弊ブログ2014年03月13日)。
    しかし、年月が経ち、カバープランツ生育不十分の箇所は、アスファルト端も切れ、小石が剥き出しになり落ち込む。
  2.当地は一級河川田川の氾濫原ゆえ、圃場全域に小石が多い。

執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2014年03月09日 撮影地:栃木県下野市
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ツクシに春を知る

2014年03月19日 00時00分00秒 | 植物

写真1 ツクシ1本 オオイヌノフグリといっしょ


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 春到来を知るヒト、モノ、コト、指標は個人、家族、地域で様々

 妻と2人の我が家、2014年03月13日、話題になったのがツクシ
 今年は、まだ見ないねー、と妻

 妻は、例年の菜園なら、この時季、ツクシを見るも、スギナに悩まされる
 私も、今年、まだ見てなかった
 03月09日、下野市の里道・農道を歩いたが発見できず

 妻との会話を頭に入れ、03月16日の蝶探し日、ツクシにも意を注ぎながら歩く
 発見!! 田んぼ排水溝の上、農道脇に頭をもたげている、愛おしい(写真1)

 やはり、ツクシは生きもの、節を弁え知っている

 引用・参考文献等:弊ブログ2011年04月07日
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2014年03月16日 撮影地:埼玉県久喜市



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何年やっても、百姓はシンマイ

2014年03月18日 00時00分00秒 | 農業

写真1 お嫁さんがホウレンソウ散らしから戻る。姑さんといっしょに収穫。
 小さく低いホウレンソウは追い蒔き分。左に出荷用がまとめてある。



写真2 写真3

写真2 姑・おばあちゃんがホウレンソウを収穫中
写真3 これから、出荷のためにホウレンソウを選別し束ねる。

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 屑ホウレンソウを田んぼに撒いていた女性・嫁さんの圃場(弊ブログ2014年03月15日・写真4)。
 着くと、人生ベテラン女性(姑さん・1927年生まれ)が背を丸めるように作業中。
 聞くと次のよう(参照:聞取り原文)。
   当地、栃木県中央部、下野市のホウレンソウは、今年2014年、台風にやられた。
   蒔いた種が全部生えなかったので、追い蒔きした。
   品薄で出荷価格は高値を維持。
   農業は天候との戦いゆえ、百姓は何年経ってもシンマイ。
   ホウレンソウは宇都宮市の地方卸売市場へ息子さんが持ち込む。

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2014年03月09日 撮影地:栃木県下野市


【聞取り原文】姑さんと私・筆者との会話。
 ≪( );補足説明 < >;私・筆者の質問 他は姑さんの話≫
1.台風にやられたホウレンソウ
 (ホウレンソウは)今年は、ぞっくり、ほら、台風でやられちゃってー、ぞっくり生えなかったんだよ。
 あとから蒔きたしたのがー、これなんでー(写真1)。
 <ちいちゃいのが> うん。でかいやつは生えたばっかしだったからー、うなっちゃってー、蒔いてもー、それよりも蒔きたした方が、先蒔いた方がいいじゃねーかてゅんでー、蒔きたしたんですよ。
2.ホウレンソウ相場は高値
 ほんだから、せやけてしょーねんだ、いっしょにおえねーから。
 あとがせが、ほら、ものにすっぺと思うとさー。
 こーれ、手で蒔きたしたんだもん、たーいへんだったよ。
 ほーんでも、うなうよりは早かんべて、うなって蒔いたんじゃ、これだけなってないから。
 <これが市場で出すやつ(写真1・根を切り、まとめてある)> 市場へ出すやつは早く蒔いたやつ。まーたく、今年は、あんな台風でねー、いじめられちゃってさー。
 だから、ほら、相場がそうそう高かったからねー。今年相場良かったよー、今まで相場もってた。ここへきて、ちっと下った、ここへきて2、3日。
 <下がった> うん。
 <1束いくらですか> 30円に入ればゆうことねーんだから、合うんだから、30円に入れば合うんだから、ま、50円に入ってれば。
3.何年やっても、百姓はシンマイ
 <いいんだねー> うん、まーたく、嫌んなっちゃうねー。
  これの下になって、これが(後蒔きホウレンソウが)育たないんだよ。
 <前に蒔いたやつにねー> こっちーばっかしコヤシ食われちゃってー。
 <前に蒔いたやつにね> そう、日陰なってっから、よけいに育ちが悪いから、ほんだからとってやっかと思って。
 <難しいですねー> そう、なー年やーてたって、百姓はシンマイなんだよ。
  だって、陽気との戦いだからー、陽気が悪かったら、とれないんだからさー。
4.今年、米寿
 <私のおふくろは大正13年だけと、おばーちゃんは少し若い、昭和1桁> 昭和初期だ。
 <昭和何年> 昭和2年、今年米寿だよ。こどもらおゆわいやってくれんだと、どんなおゆわいやってくれるかしんないけど。
 <楽しみですね> 楽しみだ。
 <じゃー、また、よろしくお願いしますね> はい、はい、ホウレンソウ持って行けばー。
 <いや、いや、高いものを、ウチもかーちゃんがホウレンソウ作ってんの。歩いているとき行き会ったら、いろいろ教えてください> はい、はい。
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2014年 渡良瀬遊水地のヨシ焼き

2014年03月17日 00時00分00秒 | 民俗

写真1 左右の火炎が走り近づき、煙のアーチ 12:14


写真2 ヨシ原を走る火炎 12:10


写真3 小さな火元 なにごとも初めは小さい 11:02


写真4 お日様は本日遠慮がち 12:00


写真5 2日続きの降雨で遊水地は湿り、火着きが悪い 見物客は堤防天端・てんばで待つ 09:37


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 渡良瀬遊水地のヨシ焼き、2014年は03月15日。
 13日及び14日の降雨でヨシ、カヤ、ネナシカズラなどは湿り、地面はいっそうの湿気。
 また、風弱く、08時30分開始を1時間遅らせても火着きは悪く、火炎も弱い。
 しかし、お昼頃になると勢いを増す。

 引用・参考文献等:弊ブログ2013年03月18日
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2014年03月15日 撮影地:栃木県・渡良瀬遊水地第2調整池

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