おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

黄金稲穂の海に浮き島  氏神様の杜

2011年09月25日 00時00分00秒 | 景観

写真1 黄金稲穂の海に浮く柏戸八幡社


写真2 正徳元年(1711)の石仏


写真3 大相撲初代柏戸の生誕地碑


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 わが国の集落形成の型は住宅、氏神様、田畑の配置に着目すると、たとえば次の二つがある
 一つは里山型。里山の裾に住宅と氏神様を設え、その全面に田畑を拓いた集落
 二つは氾濫原微高地型。里山がなく、平坦な河川氾濫原の微高地に住宅を設え、その周りに氏神様や田畑を拓いた集落
 
 里山型の一つは宇都宮市宮山田町(弊ブログ2010年11月29日
 氾濫原微高地型の一つは埼玉県加須市、旧北川辺町の柏戸

 柏戸は利根川と渡良瀬川に囲まれた輪中に立地
 住宅は両川氾濫原の微高地に、渡良瀬遊水地堤防の脇に列状に建つ
 真ん中を東武日光線が走る
 氏神様・八幡宮は田んぼの中に鎮座(写真1)
 柏戸集落は、石仏に刻まれるように約300年前、正徳元年、1711年には既に形成されている(写真2)
 なお、柏戸集落は大相撲・初代柏戸の生誕地である(写真3)

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2011年08月28日 撮影地:埼玉県加須市(旧北川辺町)柏戸
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ヒョウタン ( 瓢箪 ) の 生り姿 に びっくり

2011年09月24日 00時00分00秒 | 植物

写真1 排水路脇の庭木に下がるヒョウタン。この前をたびたび歩いていたのに、気づかなかった


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 本種・ヒョウタンは、最古の栽培種といわれ、日本書記にも登場する。かつて、水筒、酒器、調味料入れなどに加工され利用された。
 しかし、私は秀吉の千成瓢箪を日本史の時間に聞いたことはあるが、私の周りにはヒョウタンの生り姿や加工容器は皆無に等しかった。
 そのヒョウタンが、我が家の菜園へ写真撮りに行く途中、排水路脇の庭木に下がっていた(写真1)。これがヒョウタンだー!!、と撮る。
 学名:Lagenaria siceraria var. gourda ウリ科
 引用・参考文献等:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』日本語版(最終更新 2011年6月22日06:44)・ヒョウタン
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2011年9月17日 撮影地:埼玉県久喜市
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淡い紫花をつける水田雑草 コナギ

2011年09月23日 00時00分00秒 | 植物

写真1 コナギの淡い紫の花、一日花


写真2 葉は卵形や心臓形


写真3 除草剤をかけても生えたコナギなどの雑草を除去するAさん夫妻


写真4 Aさん夫妻に除去され、農道に捨てられたコナギ。葉は先端の尖った、笹形や披針形の生長途中のコナギ


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 2007年06月23日、群馬県邑楽郡板倉町の里みち・農道を歩く
 門前の高齢女性(1925年生まれ)に伺う、次のよう
   前方の田で作業するのは息子さん夫妻(写真3のAさん夫妻)
   コナギなどをとっている
   当地ではコナギをハナガラと呼ぶ
   田に出る草で、ズイ(茎)にきれいな紫の花が咲き、実がこぼれ生えてくる
 
 さて、コナギは東南アジア原産
 稲作といっしょに渡来した史前帰化植物
 かつて、野菜として食され、染料にも使われた
 現在、やっかいな水田雑草
 万葉集にも詠われる

 葉は次の①~④のように順次変化する
   ①発芽時は細長く平たい1枚子葉(単子葉植物)
   ②先の尖ったやや広い線形の数枚の葉
   ③笹のような形の葉(写真4)
   ④先はしだいに次第に丸くなり、卵形・心臓形(写真2)

 学名: Monochoria vaginalis ミズアオイ科
 引用・参考文献等:*シンジェンタジャンパン株式会社HP *岡山理科大学・波田研究室HP
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:写真1・写真2;2011年09月04日、写真3・写真4;2007年06月23日
 撮影地:写真1・写真2;東京都八王子市上川口、写真3・写真4;群馬県板倉町
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収穫の秋 田んぼに火煙 今や ゴミ と なった稲わらを焼く

2011年09月22日 00時00分00秒 | 農業

写真1 夕暮れ、乾いた稲わらの上を、火炎頂は先を争うごとく進む。アマゾン川を逆流するポロロッカを連想させる


写真2 田んぼを焼き尽くすかのように、火炎は進む 


写真3 むらなく焼き尽くすように、松明状の棒で火をつけて歩く


写真4 稲わら焼きは終盤、畦に腰をかける高齢農業者。東武特急「りょうもう」が下る


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 2008年09月下旬、夕暮れ
 高齢農業者が稲わらを焼いている
 次のように教えてくださる
   年齢は80歳代前半
   前日の雨で稲わらは湿り、焼きが悪い
   若い頃、稲わらは筵、俵、畳芯、燃料、肥料、和牛飼料などに使い、焼くことはなかった

 すなわち、稲わらは、今や、有益な副産物から単なる、やっかいなゴミと化した

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2008年09月27日 撮影地:埼玉県久喜市
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冬野菜 の 種播き 2 < 我が家 の 菜園 14 >

2011年09月21日 00時00分00秒 | 家庭菜園

写真1 播種した赤タマネギと黄タマネギ(普通タマネギ)に潅水する細君


写真2 11品目が播種あるいは移植されている。


写真3 白色ネットの中は大根。8月31日、9月10日・13・18日の4回に分けて播種。既に芽が出ている。


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 写真2の11品目は次のとおり。白色ネットトンネルの中は、ブロッコリー、キャベツ、花芽を食べるハクサイ。隣リで緑芽を出しているのはタカナ、カラシナ、アスパラナ。簾を被せてあるのはホウレンソウ。簾の右上のモミガラを被せてある畝はタカナ。簾の下隣り、モミガラを被せてある2畝はミツバとハナナ、その下隣りの巾広のモミガラを被せてある2畝はシュンギクとコカブ。
 キャベツとブロッコリーはベランダで播種・芽出しして9月10日に移植。
播種日 タカナ8月30日、カラシナ9月1日、アスパラナ9月3日、ホウレンソウ9月12日、ミツバ9月12日、はなな9月14日、コカブ9月15日、シュンギク9月15日、花芽を食べるハクサイ9月15日
ホウレンソウは未だ芽を出してない。
 タカナ、カラシナ、アスパラナは自家採種。
 細君手製のペットボトル風車が強風で勢いよく回っている。モグラがいたずらしないことを祈念。
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2011年9月17日 撮影地:埼玉県久喜市
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