おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

大根を櫓棚に吊るし  寒風と太陽で自然乾燥  宮崎市木花

2011年02月26日 10時35分49秒 | 農業
写真1

写真2


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 宮崎市木花の大根は孟宗竹製の櫓棚に干される
 洗った大根を2本1組に葉の部分を藁で縛り、吊るしてある

 約2週間、冷たい季節風・霧島おろしと天日にさらされる(写真1・2) 
 甘味を増し、漬物用に出荷される

 筆者は、約半世紀前、故郷東桜島で大根をひき、干すのを手伝った
 写真ほどではないが、孟宗竹で4段ほどの櫓棚が組んであった

 水不足地で火山灰土ゆえ、大根を水洗せず、布で拭いた
 干し終わり、しなびた大根は、10本前後を1束にカズラで縛った

 干し大根束をガンギとよぶ船着場まで運んだ
 女性は頭に2束ほど載せ、男性はカレコと呼ぶ背負子に6束ほどつけて

 焼き玉エンジンの船が、ひっくり返らんばかりに干し大根を積み、対岸鹿児島の市場へ運んだ
 その頃、スバルの軽四輪車が使われ始めた
 今思うと、農協扱いの富士重工製営農用スバル

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2008年12月15日 撮影地:宮崎市木花
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