おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

農村の協働 3  春を予感 させる、水田の畦草焼き・ノビヤキ

2011年02月06日 00時00分00秒 | 農村
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 昔から農山漁村で“火”を堂々と燃せるのは、焼き畑農業の山焼き、野焼き、畦草焼き(注1)、正月のドンド焼きなど。
 野焼き地には阿蘇外輪山・秋吉台などがある。

 ここ数十年、河川敷や沼沢地のヨシ(葦)焼き、秋の稲稈(イネワラ)焼きが登場した。
 これは、我々の暮らしや農業の変化と関連し、ヨシやイネワラが不要となり、焼き払うしかないためである(注2)。

 写真の畦草焼きは宇都宮市下田原町上組(かみぐみ)のもの。
 当地ではノビヤキ・野火焼きと呼ぶ。
 畦の雑草除去や害虫駆除のために行なう。
 平常年は1月末の日曜日、兼業農家が出れる休日に協働で行なわれる。
 しかし、2008年は降雪のため遅れて02月17日(日)となった。
 参加者は先を急ぎながら、重なった長い枯草の中に点火。
 “もう少し草を刈って火を放てばいいが、手が足りなくてご覧のとおり”と言いながら。

 注1:弊ブログ2011年01月14日
 注2:弊ブログ2011年01月07日02月05日
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2008年02月17日 撮影地:宇都宮市下田原町上組
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