おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

早春原風景 麦緑に梅

2013年03月25日 00時00分00秒 | 景観

写真1 早春農村の原風景は麦緑に梅 心温まる


写真2 カーブの播き条にトラクター利用の現代を見つつも、麦緑にかつての農村早春を見る


写真3 ヨシ焼き薄煙をバックに続く麦緑、ホッとする美緑


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1.早春の作土嵐、直近の原因
 早春、ときに春一番や春の嵐が吹き荒れ、北海道や東北、北陸では地吹雪
 北関東畑作地域では作土嵐(弊ブログ2013年03月12日同月11日同年02月27日同月25日

 その身近な原因の一つに麦作衰退がある
 JAや行政が麦作を奨励しても、多くの農業者や田畑所有者は動かない、と聞く

 すなわち、田畑所有者としての社会的使命に関心なく、あるいは麦作の社会的貢献や公益に関心ない
 麦作は儲からない、田畑に出る時間がないなど自己都合、私益を優先する傾向にある
 その視点から、作土嵐は人災といえよう

2.作土嵐のない、早春の原風景
 社会的使命や社会的貢献、公益を考える農業者や田畑所有者の作になる麦緑を見る
 ときは、2013年03月17日、渡良瀬遊水地のヨシ焼きの日

 第2調整池の桜堤からコミュニティーバスに乗り、東武日光線新大平下駅で下車
 同駅で南栗橋駅行き上り電車で帰途につく

 進むうちに車窓の右から左から緑が飛び込む
 注視すると麦の緑、一面に広がる
 凄い、美しい、気持ち良い、次駅静和駅で下車

 40分ほど麦緑のなかを歩き、田畑・農村の早春を体感し視感
 その一部が上の写真

 考えるに、かつての早春農村に麦緑や梅はあたり前
 この原風景維持に尽力される農業者に多謝
 さらに、JA及び栃木市の担当者ならびに栃木県下都賀農業振興事務所経営普及部・普及指導員の皆様に多謝

 同時に懸念も浮かぶ
 TPPで、このような麦緑はどうなるのか、作土嵐は増すのか減るのか
 TPPの成り行きは非農業者の我々にも身近

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2013年03月17日 撮影地:栃木県栃木市静和

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