おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

歳の暮れ ミソカッパライ 身を清め

2013年03月23日 00時00分00秒 | 農村
 写真1 写真2

写真1 宅地入口に挿されたミソカッパライのヘイソク
写真2 道路端に挿されたミソカッパライのヘイソク


写真3 ヘイソクを授ける旧小川町総鎮守八宮神社。本殿と破風の中国民俗彫刻


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 2013年02月16日、埼玉県比企郡小川町の下小川三区や下里を歩く。
 当地は、オオムラサキ放蝶、カタクリ自生地、有機農業などで有名。
 歩きの途中、目に入ったのが白いヘイソク(幣束)。
 宅地入口、門の脇、道路端などに挿してある(写真1・写真2)。
 この場景は既に紹介したアクマッパライ(当ブログ2013年02月02日)と同じ。
 オオムラサキ放蝶を主導する下小川三区のS氏宅(当ブログ2012年10月19日紹介。)を訪ね、
 奥様に聞く。次のように教えていただく。
  八宮神社(はちみやじんじゃ)のヘイソクをいただき、
  大晦日に主人が家族を祓い清める。
  これを、ミソカッパライと呼ぶ。
  そのヘイソクを宅地入口などに挿す。
  八宮神社は彫刻で有名、町の文化財に指定されている(写真3)。
 なるほど、アクマッパライは埼玉県の東部、ミソカッパライは西部、同じ民俗行事。
 八宮神社は旧小川町の総鎮守、1617年(元和03)以前の創建。
 本殿3面と破風に中国民俗の彫刻が施されている。

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2013年02月16日 撮影地:埼玉県比企郡小川町下小川三区

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