おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

機械化貧乏にはなるまいぞ!  トレーラーの長期利用・活用

2013年03月14日 00時00分00秒 | 農業

写真1 農村歩きを始めて出合ったトレーラー。前方の牽引機は新しい、歩行型耕耘機


写真2 ユウガオの実・フクベを運ぶトレーラー、写真1と同一。背負い籠、一輪車、軽4輪トラックなど、新旧の農業運搬手段が見える


写真3 トレーラー、うまくカーブを曲がる、おばあちゃん、おじょうず!


写真4 トレーラーに積んで来た草刈り機を着けるおじいちゃん


写真5 トレーラーの牽引機・手回し発動機。タイヤに替わり鉄輪


写真6 点検整備中。手回し発動機の後方に、代掻き刃と少々厚い棒状横板を付けてある


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1.農業用運搬は人力・馬車・牛車からトレーラーへ、自動車へ
 動力には人力、畜力、水力、風力、火力、電力がある
 近現代になり、石油や石炭を使う火力の蒸気タービン・内燃機関・発動機、発電機、電力モーターなどが開発された
 それに伴い、農業における運搬は人や牛馬に替りトラックやフォークリフトが登場
 自動車化・モータリゼーションである
 
 その初期、牽引機・発動機付き二輪車が後方に荷車(トレーラー・Trailer)を牽く
 いわゆるトレーラーが開発された
 本文のトレーラーは断らない限り、このタイプ
 
 それまで、馬車や牛車があり、人が牽く大八車やリヤカーがあった
 いずれも人や牛馬が牽くトレーラー
 これらトレーラーも三輪トラックや四輪トラックに駆逐された
 現在、中型トラックや軽トラックが農村や農道を走り回る

2.馬車や牛車を見た
 私は1958年(昭和33)から4年間、鹿児島県鹿屋市で暮らした
 当時、でこぼこ道の馬車や牛車を見た
 馬や牛が汗かきながら牽いていた
 澱粉工場へ運ぶカライモ入り叺を載せた車などを
 馬車のゴムタイヤは大きく硬かった
 それだけ、馬は多量を牽き運んだ
 馬力の所以
 その頃、大八車やリヤカーも見た
 リヤカーは、1970年頃、学生の引っ越しにも使われた

3.トレーラーの有効利用・活用
 農村歩きを始めた2008年、トレーラーに出合い驚く(写真1)
 農機具倉庫深くや博物館で見るしかないと思っていたので
 その後、数は多くないが、注意していると視界に入る
 フクベ運びに(写真2)、潅水タンク運びに(写真3)、草刈り機運びに(写真4)使われていた

 最新は2013年03月10日(写真5・写真6。弊ブログ2013年03月13日
 このトレーラーは牽引機・手回し発動機だけ、後方の荷車を外した、と教えてもらう
 その替わり、代掻き後の田んぼを走るように、タイヤに替わり鉄輪

 また、代掻き刃に少々厚い棒状横板をくくり付けてある、代掻き後の田んぼを平らに均すため
 トレーラー・手回し発動機の有効活用といえる
 だましだまし使っている、とのこと、点検整備を怠らない
 
 目にしたいずれのトレーラーも、作物や経費に合致する、あるいは使いやすさによる長年の利用
 機械化貧乏にはなるまいぞ!の心意気や経営理念を垣間見る

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:写真1;2008年03月22日、写真2;2008年07月26日、写真3;2008年08月09日
 写真4;2009年10月04日 写真5・写真6;2013年03月10日 撮影地:写真1~写真6;栃木県下野市
コメント
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