おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

カタクリの突然変異? それとも異種? <野の草花78>

2012年10月08日 00時00分00秒 | 植物

写真1 花茎は短く、莢状のものがついている。カタクリとは違う


写真2 短い花茎の下に2枚の葉 カタクリに同じ


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1.カタクリの突然変異?
 カタクリは、一般に根生葉の中から花茎がスーと伸びて花をつける(当ブログ2012年04月29日紹介)。
 しかし、埼玉県比企郡小川町の「カタクリとニリンソウの里」に咲くカタクリの中に1株、カタクリのようではあるが、少々違う花が咲いていた(写真1・写真2)。

2.カタクリとの違いは花茎が短く、莢状体がつく
 写真の個体は、花被片の色・数・基部斑紋・反り、花柱(雌しべ)の3裂、根生葉の中から伸びる花茎などはカタクリに同じ。
 しかし、花茎は短く、また花茎は莢状(筒状)体の中から伸びている。
 カタクリの突然変異?、あるいは異種?。同定できるかた、教えてください。

3.カタクリの開花は発芽から7~8年後
 ちなみにカタクリは、発芽から7、8年後、鱗茎に養分を貯めてから2枚の葉が伸び、花をつける。それまでは1枚の葉が伸びるだけで花をつけない。愛でるには年月を要します。大事に守り育てましょう。
 なお、カタクリと写真個体を季節外れで採り上げたのは、有機農業の里・下里の生き物調査結果を今後紹介するにあたり、筆者の懸案を解くため。

 引用・参考文献等:*フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』日本語版(最終更新 2012年8月29日16:17);カタクリ
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2012年04月08日 撮影地:埼玉県比企郡小川町
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