ホワイトシェパード・アリエスの日々 ≪一雲日記≫

いつまでもどこまでも一緒に歩こう!

待つ子の5コマ漫画 & ムツゴロウ考

2012-06-10 | 4~5歳
 
1、 いつかくれると思います・・・(まだヨユー)


2、 お?そろそろかな?(ギラリ)


3、 黒豚にロックオンしました(熱視線)


4、 猛アピール(ボク小さいから見えないのかも)


5、 無事ゲット(喜喜喜)


 こないだBSで、大昔のムツゴロウ番組を再放送してたので思わず見ちゃった。「カワイーカワイー」絶叫系の動物番組とは一線を画す、もう地上波では放送できないのかもレベルの雰囲気。小さい頃はこれよく見たよなぁ。懐かしくなって、ムツゴロウさんの著書を読んでみた。やはり著書も、小学生の時よく読んでいたものだったっけ。

 これまでムツゴロウさんといえば、私の認識では単なる超変人だった(申し訳ない)。けれどアリエスと正面から向き合って生活してみると、あのおじさんのすごさがよく分かる。映像も衝撃的だが、本に書かれた言葉のとつひとつはもっと沁みた。彼は本能のままに動物と触れ合っているように見えて、それは一面のことで、生き物としての共感に根差した細やかな観察と、観察に基づいて自分で考える姿勢に裏打ちされているのだろうと思う。目の前の出会いを一期一会の命のきらめきだと、信じているのである。

 そもそもが東大の理学部を卒業している秀才で、文章も論理的にして無駄がない。新しい研究論文なども目を通しているようだった。けれども彼が動物に関して目指すところは、科学研究と現実のギャップを埋めるもっとも難しい領域なのだ。方法論を振りかざすのではない、本当の共存を求める情熱で。

 欧米譲りのドッグトレーニング理論も、留学帰りのトレーナーも素晴らしいけど、対等にぶつかり合って生活してゆく家族としてのあり方は、きっともっと別だ。「幸せはみんな似てるけど、不幸はそれぞれに違う」という名言があるそうだが、全然違うと思う。幸せの形も家族のあり方も人生の喜びも、どれひとつとして同じものなど無い。アリエスのことをもっとよく分かるようになって、私達のことをもっと伝えて、大事に毎日を過ごしていきたいなと思う。