ちょっと久しぶりの外、暑いねぇ!なかなか普通の顔にならず
だいぶ食欲が出てきたが、便の回数はまだ多い。1回の食事量を減らし回数を増やして様子をみることにする。基本的には元気になっているので心配はないだろう。
体調と雨とで、室内でじっとしている数日だった。芝生が乾いて、まだ熱しきらない午前中のうちに外へ出てみることにした。暑いのでプールも出し、庭の中を歩き回る。アリエスは、地面の匂いや感触を楽しんでいるようだった。
夜は短めの散歩。ひとりで行くのは勇気がいるのです、この頃・・・と立ち話していたら、バセンジーのO君のママが「じゃ一緒に行こう」。わざわざ時間を合わせて来て下さった。以前も一度そうしてくれたのだが、私の動揺を指摘したりアリエスの歩きを褒めたりと、客観的な目がありがたかった。今日はおもちゃやガムやクリッカーなど、アリエスが喜ぶもの満載のバッグを用意して来てくれ、ドラえもんのように次々と引っ張り出しては、彼の緊張を解いてくれた。「外もこんなに楽しいよ」と、警戒心旺盛なアリエスへのメッセージ。ガランとした駐車場では三角ポールでスラロームもした。アリエスと一緒にジグザグに走るのは、本当におもしろくて何度もやった。大きな体で結構小回りもきくんだ。・・・まだお腹がゆるかったのに、ごめん。
私達の散歩は探索でも排泄でもないので、終わりの少しの時間を除いては基本的にビシビシ歩くものだ。いいよと言った時だけアリエスは匂いを嗅いだり前に出て歩く。彼はもとより私も他犬に遭遇する緊張があり、まさに軍隊の雰囲気。正直言って楽しむ余裕はあまりなかった。いつも知らない遠くの場所へ出かけ、一緒に探検してワクワクする散歩がしたいのだが、道はまだ遠い・・・そう思っていたけれど、O君のママと歩いてみて、私の工夫次第でもっとワクワクできるんだと気づかされた。自分がアリエスならとっくにストライキを起こすところだが、素直な彼は進んでハーネスをつけ嫌がる様子を見せずにきた。外は怖いけど好奇心がわずかに上回る、といったところだろうか。私が楽しくない散歩、彼が楽しいはずがないのだった。
長時間歩かなければならない、たくさんの運動をしなければいけない、そういう強制的な呪縛を離れて、気がついたら時間が過ぎちゃったよ・・・となるように、もっと子供の頃みたいに頭を使わなきゃ。