ホワイトシェパード・アリエスの日々 ≪一雲日記≫

いつまでもどこまでも一緒に歩こう!

痛恨のエラーとトレーニング

2008-08-19 | 0~1歳
 今日は朝からコケた。午前中のトレーニングに備え、また自分の疲れもたまっていたので散歩をサボることにしたのだが、外を見るとあまりに早いので人っ子ひとりいない。家の前の往復くらいできるなと踏んで、アリエスはカラーだけ、私はサンダル履きで外に出た。気分良く歩いて門を入ろうとしたところ、横の道から犬の散歩隊出現。アリエスのほうが先に気づいたためあらぬ方向に足をとられ、道路に転倒して引っ張られた。リードだけは何があっても離すものかと片手でつかんでアリエスとよそのワンちゃんには事なきを得たのだった。あまりに遠くて心配するほどではなかったのだが。ナメた気持ちで外に出て、つまらないことをしたものだ。
 それにしても痛ぇ・・・お皿の打撲というより靭帯だなと思った。テーピングとサポーターで固定して、予定通りトレーナーのN先生との約束の場所へ向かう。ヨチヨチ歩きだが、絶対トレーニングの足を引っ張らないようにしようと決めて。

 自分達の住む市に、こんな素晴らしい所があるのかとびっくりの公園であった。近いので、まだ排便回数の多いアリエスも大丈夫だ。着いてみると、時間帯もあるが誰ーもいない。途中で唯ひとり、馬に乗って(!)のんびりと通り過ぎる人がいた。・・・北海道?!
 N先生は以前の失敗やリハビリランでのアリエスの様子を詳細に把握されている。他の人に危険や迷惑の及ばない条件設定、綿密な打ち合わせ、私達の身体的無理のない方法と、事前にやることをがっちりやって後はじっくりアリエスを観察だ。先生の2頭の娘達、若いジャックラッセルとベテランゴールデンのコンビ。ジャックちゃんは時々応戦してやり、ゴールデンさんはまったく関心なく、それぞれ落ち着いたものであった。ムキになっていたアリエスも疲れてきて、あるいは少し慣れてきて、波はあるが全体的に反応が弱まる方向になった。しまいには伏せの姿勢で黙る。吠え方もキャンキャンヒンヒンが圧倒的に多い。お互い歯を鳴らす場面はあったが歯を当てることはしない。今回のは彼らの「掴む」という動作なのだろうということだった。N先生の予測では、今日は車から降ろした時点で終わるかもしれないとのことだった。でも鼻先がつき匂いを嗅ぐところまでいき、上出来でしたとおしゃっていた。

 何となくそんな気がしていたが、親の欲目だろうと思って黙っていた。でも先生が「前より反応が弱くなってるね!」と言っておられたので、客観的にもそうなのだと思えて嬉しかった。圧倒的に足りない経験を、何とかして重ねさせてやりたい。あの場所ならあの方法なら、相手にケガさせずに会えるかもしれないと思えた。会ってあげるよと言ってくださる方々がいていつもありがたかったけれど、どこでどうやって、・・・となると思案の外であったのだ。幼い頃に獲得したであろう犬の挨拶や身の処し方を、思い出させてやりたいと切に願う。

 整形外科を受診してみると、やはり外側側副靭帯損傷であった。歩き回っていいですかーとしつこく尋ねると、「だからねぇ、安静にしてなさいっ」と申し渡されてしまった。ケガだけは気をつけてきたのにな・・・明日からのアリエスの運動をどうしたものか。