ホワイトシェパード・アリエスの日々 ≪一雲日記≫

いつまでもどこまでも一緒に歩こう!

2020-01-28 | 12〜13歳
昔は雨に濡れるのが嫌いで、周囲が気にせず歩くような小雨でも、速攻で傘をさしていたものだった。ところがアリエスがきてみると、そうもいかなくなった。自分だけ傘の下というのも嫌だったし、突然走り出したりする場面に対応できやしない。しかたなく。そう、雨は私にとっていいものではなかった。

けれども濡れそぼちながら共に歩いていると、生きものにとって雨を受けるとはどういうことか、雨の作る景色はどんなものか、ホワイトノイズの静かな音の驚き、そんなものが直截に実感された。なにより、濡れた毛のアリエスの造作がとてもかわいく、時々顔を見合わせては笑いがこみ上げて、雨降りに喜びがあると知る。

アリエスはこんなふうにひとつひとつ、私の世界を変えたのだ。雨は、そのことを思い出させる。傘がなくても余裕な自分。アリエス、今日もあなたの雨が降る。