ホワイトシェパード・アリエスの日々 ≪一雲日記≫

いつまでもどこまでも一緒に歩こう!

雪山満喫!! vol. 2

2010-03-18 | 2~3歳
 続き。

 歩きながら、ガイドさんから色々なことを教わる。付近の山は、なんと死亡者数世界第2位だという。首都圏からハイキング気分で気軽にやってきて山へ入る人も多いらしい。想像以上に厳しい天気と切り立った断崖・・・。私達はガイドさんがいるからと安心しているが、山へ入った時のアリエスの一瞬の緊張感は山の神様や、厳しい自然の中息づく動植物、雪や土のエネルギーなどの混沌としたオーラに、戦慄が走るからか。すぐに山の空気に波長を合わせながら、いつもの笑顔でこちらに駆け寄ってくる。そんな時のアリエスはまさに、自然と私達の仲介者のようだ。アリエスを通じて、自分の鈍りきった五感では感知できない雰囲気を知る。
 
 積雪の中で、木の根元にできる穴はウサギの住みかになったり、そこに熊がもぐりこんだりして利用されてるらしい。アリエスはしきりにクンクンしてまわっていた。雪に静まる前、秋の森を動き回っていた動物達の痕跡があるに違いない。熊棚は、木の上でどんぐりなどを食べた熊が、食べ終わった枝を次々におしりの下に敷いてゆき最後にそこで寛いだ跡なのだそうだ。大きな体で地道に木の実をモグモグやっている姿が目に浮かんで笑ってしまう。顔を合わせないから笑えるわけだけど。

 白樺の木は油分が豊富で、生皮でも火をつけられ雪の上でも消えない。結構煙も出るが、嫌な匂いはひとつもしなかった。おおーっとみんなで見ていたら、自分が忘れられたと思ったか、アリエスが雪の上でブルドーザー踊りをして頑張っていた。顎を地面につけ、前足は使わずおしりを立てて後ろ足だけでゴリゴリ進む。ハイハイ、素敵なお姿ですこと。

 来年の年賀状はコレかな・・・早っ

 わだちを歩いて楽するヤツ。野生動物もそうらしい 

 ズボズボッ・・・と

  何するにも笑顔です

 「熊棚」、熊の食事のあと

 こちらは弱そうなオオカミ

 山ウルシ、近づいちゃダメ!

 おぬしーわだちばっかり

 怪獣登場っ

 ツーン・・・怪獣だなんて怪獣だなんて

 父子の前には神々の山

 埋まって傾くヤツ。父ちゃんを・・・

 救助しなきゃ・・・だよね?

 到着!男の友情に(若干)感動

 でもガイドさんについて行っちゃうよー    

 早く来なねー

 ココにいるで

 早くって言ったでしょ

 白樺の木です

 木の皮に着火可能

 アタシにも注目してちょーだい