ホワイトシェパード・アリエスの日々 ≪一雲日記≫

いつまでもどこまでも一緒に歩こう!

ご挨拶会!

2010-01-04 | 2~3歳
 
  寝正月を満喫してる間に        年末活けた花は咲き

 
       ワシャワシャ笑いながら遊び                 台所前でwaiting

 柚子ちゃんと会ったよー、ペロリ

 キンチョールなヤツ

 アリエスはオンリードで他の犬を発見した時激しく吠え、猛ダッシュ態勢に入る。我が家にやって来た時から何とか直そうと色々やってきたが、なかなか。犬に携わる人々と相談したりしてきたけれど、何だか相棒である私の感覚とずれてしまう。支配性、自分が強いから、自信がありすぎるから、ヒトをナメているから。違うな、全然違う。彼にあるのは、非常に差し迫った恐怖だ。

 叱りつけることで、道具を使うことで、形として静かにさせることはできるかもしれない。けれど自分が親として目指さなければならないことは、恐怖心の除去そのものであるはずだ。アリエスが心安らかに過ごせるのなら、それがどんなに不恰好であっても、全然どうでもいいことなのだ。この世界への不安を秘めたままカッコよく脚足歩行したところで、私達は全然幸せじゃない。そういうわけで、まず観察の結果が違うこと、目的が違うこと、二段階でのくい違いは私の心にずっとブレを生んできた。だがそろそろ、親としての心の声に耳を傾けるべき時なんじゃないだろうか?

 アリエスのナイーブな心はそんな風に短所と見えることもあれば、場に慣れたあとは子犬の世話を焼いたり遊んでいない子を誘ったりと、他者への繊細な気づきとなって表れることもある。その心そのものを大切な個性と認め、導いてやれる親になること。それは私の義務だ。

 そんな中、犬を心から愛し、そのほかには何もなくつながる人々に本当に救われる。そういう人々は、まず観察眼が鋭く、とてもよく犬を見ている。観察こそ理解、理解こそ愛情、そう感じる瞬間が多々ある。そもそも「ヒトは」と一概に言えない部分こそが重要であるように、「イヌは」でまとめては気づくことさえできない事柄が膨大だ。イヌの心の発達にも、ヒトと同じく変化があり特徴があり早い遅いがあり表れ方に違いがあるのだということにさえ思い至らないほどに、通常の「飼い方」マニュアルでは簡便化されている。

 今日はたくさんの犬達が集まり、様々な距離感で一緒に散歩をする会に参加させてもらい、様子を観察したり挨拶をさせてもらったりできた。これからも地道に参加して、彼がいま思っているのと違う世界もあることを、教え続けてゆきたいなと思う。今日お世話になった皆様、どうもありがとうございました!!