ホワイトシェパード・アリエスの日々 ≪一雲日記≫

いつまでもどこまでも一緒に歩こう!

銀紙王子、ホケツリンゴ

2009-05-30 | 1~2歳
 私達の夕食時の決まり。アリエスは食卓のそばに寝そべっているが、カマンベールチーズとりんご、それに時々、味付けをしていない肉類やイワシを分け前としてもらえることになっている。

 まずチーズ。青い銀紙をガサガサ開ける音がすると、ぐっすり眠っているように見えるのにサッと横に座る。「もうずっと前から起きてました」と、振り返ると居る。薬師丸ひろ子状態で唇の先で大事そうに召し上がる。目なんかつぶっちゃって。

 次にりんご。シャクシャク系果物が好きな彼は、りんごの季節が過ぎると梨の虜になる。近隣においしい梨園があって助かる。いい音をさせながらだんだんペースをあげてかぶりつくのだが、途中オーブンで肉を焼く銀紙の音が聴こえると、口のりんごをポロッと落とす。出すと受け取るがまた落とす。「・・・」黙って続けると、足元はりんごだらけだ。そうしておいて素早く台所のゲートに移動し、これまた「ずーっと前からここに待ってました」風に正座。まんまと肉を胃におさめると、元の位置に戻っておもむろにりんごを拾い食い。本当に「ツバつーけた」状況なわけだ。これなら私に横取りされまいとでも思っているのだろうか。いくらシャクシャク系がおいしくても、動物性タンパクにはかなわないわけね。補欠、セカンド、キープ、そういうポジションか。

 よう眠っとる眠っとる

 ・・・と思ったら。耳レーダー鼻アンテナ

 顔がすごすぎるっ!ここから座るまで光速