福井厚生病院の内視鏡センターに到着したのは、
予約ギリギリの8時15分だった。
わたしを含めて4人の患者が順番を待っている。
カーテンで仕切られベッドが4つ。
壁には、4人の医師の写真が貼られている。
へ~・・・いっぺんに4人か・・・
わたしだけ、胃カメラのほかに尿と血液検査もある。
尿の検査のあと、ベッドに寝かされ
血液検査の針を刺され、検査キッド4本分の血が抜かれた。
そのまま今度は、鎮静剤を注入・・・
そのあとは、なにも記憶にない。
目が覚めたら、12時まえだった。
看護師から「熟睡してましたね・・・」と言われる。
見まわしたら、センターにはわたしひとり・・・
ボ~ッとしたまま、ロッカーから荷物を出し
内科に向かう・・・寒いな~とおもったら、
コートと帽子を忘れているではないか・・・
頭も身体もフワフワ・・・上の空状態だ。
検査の結果、ガンもポリープもなかった。
所見には「慢性胃炎」と書かれている。
医師曰く「年齢的なものなので心配はいりません」
なんやのんその「年齢的なもの」ってのは・・・
「そのお歳だとふつうの状態」らしい。
で、尿も血液も前回とさほど変わらずの数値だ。
よくもなく悪くもなっておらず・・・
また、3週間ほど様子を見るとのこと。
検査代に係る金額のほうが胃に悪いわ・・・
と、思いつつも、片方では
いや~な身体の痛みの原因を突き止めたい・・・という
せめぎあう気持ちの整理は、なかなかつけられないのだ。
もしかして、わたしって優柔不断?