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アートネタなど日々のあれこれ

ボヤージュ

2019-05-06 23:40:08 | 音楽
ラ・フォル・ジュルネ2019に行ってきました。

今年、選んだ演目は「藤倉大が考えるボヤージュ」です。藤倉大さんもだいぶ前から興味をもっていた作曲家さんなのですが、なかなか聴きに行く機会がなく・・・今回は藤倉さんの曲に加え、ライヒのディファレント・トレインズも演奏されるということだったので、これはもう行かねば・・・ということでようやく行ってまいりました。

1曲目はディファレント・トレインズ。昔から好きな曲だったので、生で聴けるというだけでもう感無量・・・何年か前に日本でも演奏されていたのを聞き逃して、地団駄踏んでいただけになおさらです。エモ系ミニマルとでも言いたくなるような曲で、聴いているとじわじわとこみ上げてくるものがあります。なぜか銀河鉄道の夜を思い出してしまう・・・。2曲目は、藤倉さんのマナヤチャナから「Puyu(雲)」。私にとっては、峻険な山の頂から眺める雲海のイメージです。笹久保伸さんのギターが本当に素晴らしかったです。最後は藤倉さんのサイレンス・シーキング・ルス(日本初演)。藤倉さんと長年コラボしているというハリー・ロス氏のテキストによる曲です。どことなくシュールな趣の詩です。繊細で綺麗な曲。ソプラノの三宅理恵さんのお声が天女の声のようでした・・・。

ライヒと藤倉さんの曲が一続きで演奏されても違和感なく、ここちよいプログラムでした。令和初のコンサートで清らかなひとときを過ごしたのでした・・・。
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