アップリンクで「ミスター・ダイナマイト」を見てきました。
ミック・ジャガーがプロデュースしたJBの映画・・・ということで、映画の公開を知った時から、ずっと楽しみにしてました。やはり、かなり濃ゆい映画となってましたね・・・(以下、ネタバレ気味です。)
4歳で母に捨てられ、9歳で売春宿を営む叔母の元に引き取られ、客引きをしながら育ったという壮絶な過去に始まり、JBの光も闇も描いた映画でした。そして、映画を見た後に、何とも表現しようない重さが残ります。個々のエピソードもかなり興味深いのですが・・・トリが自分じゃないことで不機嫌になったJBがキレッキレどころではない、狂ったようなステップを踏み、ミック・ジャガーが茫然としていた件、メイシオ・パーカーの兄弟と発砲沙汰になっていた件などが、とりわけ強烈でした。JBと公民権運動との関わりについても触れられていましたね。支持を表明していたニクソンに裏切られたこと、キング牧師暗殺後のライブで興奮した観客達に「冷静になれ」と呼びかけたこと・・・。
もちろん、音楽ネタにも事欠きません。“Cold sweat”が“So what”だった、というのも、面白い。そういえば、マイルス・デイヴィスとJBって、かなり私の中ではイメージがかぶります。強烈なプライドと頭脳、リーダーシップ。かたやモードの創始者、かたやファンクの創始者。たぶんどの世界に行っても成功していた人たちなんだろうと思う。でも、成功と裏腹の闇も抱えている・・・。あとは、“Funky Drummer”の生まれた事情とか(笑)。こういうわけで生まれた曲が、ヒップホップの元になってたんですね。あと、ブーツィーの若い頃の様子とかも。まだ、はたちそこそこの遊びたいさかりの若者なのに、彼のベースでサウンドがガラッと変わってしまう有様などは、けっこう衝撃的でした。
そして、JBが言っていた、「ショービジネス」じゃなくて「ショー」と「ビジネス」だ、という言葉も印象的でした。ある意味、音楽ビジネスの要諦とも言える言葉なんでしょうか。うむむむむ・・・。
私がJBを最後に生で見た日から、20年近く経ってしまいましたが、彼がメンバーにガン飛ばしながら指示出しする様子が今でも目に焼き付いています。あの時は、この人、永遠に死なないんじゃないかと思ったくらいですが、やっぱり死んじゃうんですね。もう、あのコテコテのパフォーマンスを生で見ることはかなわないんだな、ということをあらためて寂しく思いましたが、この映画で今まで知らなかったJBを映像で知ることができました。こんな映画をつくってくれたミック・ジャガーに感謝・・・!
ミック・ジャガーがプロデュースしたJBの映画・・・ということで、映画の公開を知った時から、ずっと楽しみにしてました。やはり、かなり濃ゆい映画となってましたね・・・(以下、ネタバレ気味です。)
4歳で母に捨てられ、9歳で売春宿を営む叔母の元に引き取られ、客引きをしながら育ったという壮絶な過去に始まり、JBの光も闇も描いた映画でした。そして、映画を見た後に、何とも表現しようない重さが残ります。個々のエピソードもかなり興味深いのですが・・・トリが自分じゃないことで不機嫌になったJBがキレッキレどころではない、狂ったようなステップを踏み、ミック・ジャガーが茫然としていた件、メイシオ・パーカーの兄弟と発砲沙汰になっていた件などが、とりわけ強烈でした。JBと公民権運動との関わりについても触れられていましたね。支持を表明していたニクソンに裏切られたこと、キング牧師暗殺後のライブで興奮した観客達に「冷静になれ」と呼びかけたこと・・・。
もちろん、音楽ネタにも事欠きません。“Cold sweat”が“So what”だった、というのも、面白い。そういえば、マイルス・デイヴィスとJBって、かなり私の中ではイメージがかぶります。強烈なプライドと頭脳、リーダーシップ。かたやモードの創始者、かたやファンクの創始者。たぶんどの世界に行っても成功していた人たちなんだろうと思う。でも、成功と裏腹の闇も抱えている・・・。あとは、“Funky Drummer”の生まれた事情とか(笑)。こういうわけで生まれた曲が、ヒップホップの元になってたんですね。あと、ブーツィーの若い頃の様子とかも。まだ、はたちそこそこの遊びたいさかりの若者なのに、彼のベースでサウンドがガラッと変わってしまう有様などは、けっこう衝撃的でした。
そして、JBが言っていた、「ショービジネス」じゃなくて「ショー」と「ビジネス」だ、という言葉も印象的でした。ある意味、音楽ビジネスの要諦とも言える言葉なんでしょうか。うむむむむ・・・。
私がJBを最後に生で見た日から、20年近く経ってしまいましたが、彼がメンバーにガン飛ばしながら指示出しする様子が今でも目に焼き付いています。あの時は、この人、永遠に死なないんじゃないかと思ったくらいですが、やっぱり死んじゃうんですね。もう、あのコテコテのパフォーマンスを生で見ることはかなわないんだな、ということをあらためて寂しく思いましたが、この映画で今まで知らなかったJBを映像で知ることができました。こんな映画をつくってくれたミック・ジャガーに感謝・・・!