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アートネタなど日々のあれこれ

2016年ベスト

2016-12-31 00:19:37 | ベスト
そんなわけで、今年も残すところあと一日。例によって、今年、私が見たもののなかからベストを選んでみたいと思います。選考基準(?)は、あくまで私が受けたインパクトの強さ、です。とはいえ、今年もバタバタであまり見られてはいないのですが・・・。

◯美術
 ・若冲展 いろんな意味で今年を象徴する展覧会でした。行列も話題でしたね。「動植綵絵」と「釈迦三尊像」が揃い踏みした空間のインパクトは、一生忘れられなさそうです。
 ・禅展 個人的に禅に興味があるので、かなり堪能させて頂きました。知る喜びも、見る喜びも満たしてくれる、充実した展覧会でしたね。
 ・ゴッホとゴーギャン展 ありそうで実はなかった展覧会。二人の芸術家が、ある一時期をともに過ごし、火花を散らした。その後、一人は自ら死を選び、一人は異郷へと旅立った。後に残されたのは、二枚の椅子の絵・・・。

◯映画
 ・チリの闘い 史上最高のドキュメンタリーというキャッチフレーズもあながち誇張ではないと思われるくらい、凄い作品でした。やっぱりグスマン監督、凄すぎる・・・。
 ・フランコフォニア ソクーロフ監督がルーヴルを撮ったらこうなるか、いや、こうなるだろうなあ、みたいな作品。ルーヴルが抱える歴史の重さを思い知らされました。
 ・リッスン 目で視る音楽、というものが存在するということが、衝撃的でした。やっぱり音楽は深いです。掘っても掘っても掘りきれない・・・。

◯美術 
 選ぼうにも2本しか行けていない(泣)。ローラン・エマール氏と中川賢一氏、同じく現代曲を演奏するピアニストとはいえ、そのスタイルはかなり対照的(爆)でしたが、どっちも素晴らしい!

◯舞台
 選ぼうにも1本しか行けていない(泣)。束芋さん×森下さん×鈴木さんの織りなすファンタジックな空間に癒されました。

今年は、思いもよらない事態がいろいろと起こり、公私ともに自分史上最高かというくらい、忙しい年でした。書けていないエントリーもたくさん(泣)。そんななかでも、素晴らしいアートに触れることができたのは幸せなことだと思います。来年もまた、いいアートが皆を幸せにしてくれますように!