企業・組織再生現場からの独り言

仕事の中で、覚えていったこと。感じたことなどなどを記していきます。我以外皆我師也。あと、読んでいる本を簡単に紹介。

ちょっと怖い話。食の偽装・・・なんとここまで

2007年10月19日 | 本の紹介(ビジネス)
ここまで書いてしまっていいのだろうか?と業界の外側からみても、かなり突っ込んだことが書いてあるのがわかるような内容です。老舗旅館の話とか、もう聞いてられない。私自身、あちこちでだまされたんだろうなぁ。
思い出してみて、外食した後に、胃に不快感があって体調壊すことが年に何度かあるんですが。。。特に、もともと体調が悪かったときとかじゃないのですよ。普通にしてたはずなのに、食べてからちょっとして、ゲップがでまくって胃がきもちわるくなって、たいてい便秘になってしまう。
まぁ、そういう時って、食事しながらもなんか味が変だなぁ、とか思っているわけです。過去にも記事にしたかもしれませんが、なんでもレストランのハンバーグとか、なんでもレストランのシャケ定食とかの鮭。ぱさぱさして味がしないなぁ、なんて思ってはいましたが。。。なるほど、単に古いだけじゃなくて、そもそも食材が偽装ものなんですね。
前、ハンバーグで気持ち悪くなったのは、今思えばミートホープだったんだろうと(他の会社かもしれませんが)。
そういえば、赤福が話題になっていますが、ここも製造日の不正があっただけじゃなくて、原材料表示をごまかしていたようですね。もともと、原価は安い商品なんだろうなぁ、とは思っていましたが、作り置きの冷凍物となれば、更に安くできたのでしょう。
地元では、さほど厳しい声が聞かれない、なんてことも言われていますが、優良企業(=税金たくさんはらっている)ということで、みんなで隠していたってことなんでしょうか?
この本は、赤福の話こそ出てきませんが、回転寿司とか結構すごい話が出てきます。代用魚なんかは、材料名を表示してくれればそれで良いと思うのですけれどね。フードマイルなんて言われても、個人的には、新たな食材を食べている!と言う方が面白くて♪
○○産のナイルパーチのムニエル、なんて普通食べたことないはず。でも食べているわけでしょ。そんなのは、正直に出してもらっても全くかまわないと思うのですけれど。(というか、その方が、食欲がそそられる)
一方、牛肉に鳥や豚、カンガルー、猪豚などが混ざっているという話は、別の問題がありそうですね。アレルギー表示がやかましい時代ですが、これも適切な原材料表示があるからこそ、限られた品目のアレルギー表示で済まされているはず。原材料に嘘があったら、アレルギーだっていろいろ問題あるはず。

ただ、一方で気になるのは、適正な商品を仕入れて商売している飲食店、スーパーだってあるということ。そうしたお店までもが、一部の偽装店舗のために、不利益を被っているということについては、もっともっと追及していかなければならないのじゃないか?と思います。正直者が損をして、かつ、社会にも貢献できない、なんてやっぱおかしいと思いますもの。


鯛という名のマンボウ アナゴという名のウミヘビ 食品偽装の最前線――魚・肉・野菜・米 (晋遊舎ブラック新書 3)
吾妻 博勝
晋遊舎

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