企業・組織再生現場からの独り言

仕事の中で、覚えていったこと。感じたことなどなどを記していきます。我以外皆我師也。あと、読んでいる本を簡単に紹介。

兵庫県知事も?

2006年09月27日 | 企業の一般的な話
ここ最近の、飲酒運転関係の報道が行きすぎているかどうかは別として、報道で出てこない話を整理しておきたいと思う。それは、酒酔い運転、もしくは酒気帯び運転で捕まるまでを分解した話だ。
○飲酒は、本人の健康に対する責任の範囲でOKである。もちろん、暴れて迷惑をかけるとか、急性アルコール中毒で周囲の人に迷惑をかけるようでは問題だが。
○飲酒運転は、万が一事故に至った場合の被害を想像するに、本来避けなければならないもの。道路交通法?上も禁止されている。しかし、警察に捕まらなければ、公務員と言えども免職になることは無い。民間企業では、反社会的行為として評価が下がることが考えられる。決して、警察が来ることが無い道だってあるだろう。
○次に、警察に捕まる場合。たぶん、飲酒して運転している人の内捕まっている人は、1/10にも満たないのではないか?これだけ罰則が強化され、メディアでも報じられているのに、飲酒し、さらに捕まるかもしれないルートを用いているわけだ。
すなわち、飲酒運転(酒気帯びも含む)で、警察のご厄介になるということは、単に酒気を帯びただけではなくて、避けようと思えば避けられただろう、捕まるかもしれないルートを乗った、という事実があるのだ。
捕まらなかった飲酒運転に対してまで、公務員に対して、免職だなんて話をしているわけではない。捕まってしまった場合のみ、のことを言っているのだが、静岡、兵庫の知事はそれがわかっているのだろうか?
飲んだら、自分では運転しない。たったそれだけのこと。そもそも飲んで乗ること自体が反社会的な行為なんだから、それでつかまったら公職も民職も、その場においては追放されても仕方ないと思う。
もし、罪刑法定主義というか、法律が緩いのに、罰則だけきついのが問題だというならば。。うーん。法律を変えるかな。世の中、校則だ、職務規程だ、就業既定だと、法律よりも厳しいルールがあるのは当然なんだけれどね。
今回のように、因果関係がとても明確になっているような話でも、こうした抵抗がある。改革というのは、本当に難しいものだ。
安倍首相、本件についての考えを表明してください♪

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<飲酒運転>「直ちに免職は行き過ぎ」 兵庫県知事 [ 09月26日 22時31分 ]
 兵庫県の井戸敏三知事は26日の定例記者会見で、職員の飲酒運転を厳罰化する自治体が相次いでいることについて「飲酒運転をしたから直ちに免職というのは、行き過ぎているのではないか」と述べ、疑問を示した。飲酒運転以外の処分案件と比較した場合に「懲戒処分としてのバランスをあまりにも欠き過ぎている」と説明した。
 同県は今月12日、職員が飲酒運転で事故を起こした場合の懲戒処分の基準を明文化。▽死亡事故=免職▽重傷事故=免職~停職▽軽傷、物損事故=免職~減給などの4段階と定めた。石川嘉延・静岡県知事も25日の定例会見で「(飲酒運転した職員を)オートマチックに免職とするのはいかがなものか」などと発言した。【竹内良和】
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