企業・組織再生現場からの独り言

仕事の中で、覚えていったこと。感じたことなどなどを記していきます。我以外皆我師也。あと、読んでいる本を簡単に紹介。

仕事について考えさせられた、なかなか難しい本

2007年12月29日 | 本の紹介(ビジネス)
文庫だから、とずっと出張バッグにいれっぱなしで、折を見て読んでいったのだけれど、この本は読み終えるのに1ヶ月近くかかってしまいました。237ページの本なのに、内容がぎっしり詰まっていて、重たい重たい。自分にとって不勉強な領域の内容だから仕方ないのですが、それにしても知らないことが多くてたいへんでした。
タイトルは「豊かさの探求」、90年代に「豊かさ」本が流行っていたように思いましたが、この本も当時の本を改題、加筆・修正したものでありました。そう考えると、最近の生き方指南だったり、豊かさ本だったりは、あまりに内容が表層的すぎるのかもしれません。
いや、単に自分自身が読みやすそうな本ばかり選んでいるのかもしれません。このブログで紹介しているのも、比較的さっと読めるような本が多くなってしまっている。じっくり考えながら読むような本を避けてしまっているのかも。
で、本の内容に戻りますが、私にとって最も印象深かったのは、遊びについての叙述部分です。私自身は、仕事を楽しんで行っておりますが、それでもあくまで仕事である、という割りきりはあります。遊びと仕事は、やっぱり別であり、たまに音楽を聴いたりする遊びの他は、確かに仕事にばかり時間を使っているなぁ、と思ってしまいました。
もっと人生に遊びを・・、この言葉が最近の自身の過ごし方を変えてきたように思います。といっても、このブログを読まれる方は、わたしよりも遊び方をご存じの方が多いのだとは思いますが・・・。
でも、読んでみて、いろいろ考えられる本だと思います。税込み420円。牛丼には負けるけれど、下手な喫茶店でのコーヒー一杯分で、こんなにいろいろ考えられたのは久しぶりでした。


豊かさの探求―「信長の棺」の仕事論 (新潮文庫 か 48-1)
加藤 廣
新潮社

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