あぽいち

温泉とヨガ、たまに心臓外科医

職員満足度=患者満足度

2010-06-17 17:52:31 | Weblog
今年の医局旅行は中止になったらしいです。
所詮、個人病院ですので院長の鶴の一声で、すべてが決まります。
何がしたいのでしょうか、中止の理由も伝えずです。
「医局旅行なくして、近くのホテルでパン食い競争でもやらせて一致団結させろ」と言ったか言わないか知りませんが、そんなうわさが流れています。
馬鹿にしているのでしょうか、それとも経営陣というものはえてして、職員を最初からそれぐらいにしか思っていないのでしょうかね。

顧客満足度の高いことで知られているリッツ・カールトン・ホテルには、「従業員は内部顧客である」という考え方が企業哲学(クレド)の中にあり、採用から研修教育に至るまで従業員を重視した一貫したシステムが構築されています。その従業員教育の基本的な考え方は、「お客様を心からおもてなしし、満足していただくためには、従業員自身が心から満足していなければならない」というポリシーに貫かれています。
以前、うちの職場にもリッツカールトンのお偉いさんが来て、接遇について研修をやったり、医局旅行でリッツカールトンに宿泊したりと、リッツカールトンの精神を取り入れようとしたみたいだが、まったく、どうしてリッツカールトンの一番の肝が経営陣には伝わらなかったのかな。いま、うちがやろうとしていることは、職員満足度を下げるだけ下げて、患者満足度をあげろあげろと接遇ばかりになっているような。

一致団結しろといいたいということは、経営陣も少しは危機感を感じ出したのでしょうか、遅すぎるけど、今すぐでも改善に向けて動いてほしいですね。
まずは、相手の気持ちを知らなければならないと思うのですが、職員満足度のアンケートやってみれば、何がいけないのか少しは問題点があがり、改善策も出てくると思うのですが。
どうなんでしょうか、うちでは自己評価表なる全くフィードバックのないものを半年置きに書かされますが、よっぽど半年置きに職員満足度調査をやったほうがいいのではないかと思う。
しかし、院長にこんなこと言ったら、首か減俸になるかもしれん、私には権限がないので。

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