あぽいち

温泉とヨガ、たまに心臓外科医

いまどきの小学生

2007-10-16 22:35:30 | Weblog
久しぶりの肉体労働で体力消耗のためか、昨日の朝起きたら喉が痛く、どうやら風邪を引いたらしい。
その上、全身筋肉痛でもうどうにもこうにも、、、。
昨日も、農家へ行くことになっていたので、風邪を理由に休もうかと悩んだが、朝ごはんを食べて、ちょっと元気回復したので、頑張っていくことにした。
バイクで高速乗って、1時間ちょっと、けして近くは無いが、毎日は辛いだろう。
農家に着くと、今日は藤沢市の市立小学生が100人ほど稲刈り体験に来るので、手分けして指導して欲しいとのこと。
そうはいっても、こちらも先日初めて鎌を握ったずぶの素人である。
しかも、最近の子供ときたら、生意気でちゃんと言うこと聞いてくれるのか、どうなることやら心配であったが、思いのほか、みんな素直な子達ばかりで、作業も順調に進み、1時間かそこらで1反?終了。
作業のできはというと、そこはまだまだ小学生、大量の落ち穂がそこらじゅうに散乱している。
しかし、相手は小学生、こちらとて完璧は求めていない。
その代わり、完璧にできない分は、自分たちで尻拭いをしてもらうという方針で、徹底的に落ち穂を拾ってもらったのである。

元気でまっすぐな子供達に触れられて、大人のどろどろの世界とは違い、なんだか心が癒されたのである。

昼食は畑で取れた野菜を奥さんと母上が調理してくれ、玄米とともにおいしくいただきました。
小学生を見送って、午後はインゲンの収穫に行きました。
インゲンも無農薬、無肥料ということで、半分以上が虫に食われており、実際に出荷できるのは、ものすごく少なそうである。
虫や、自然との共存すること、自然と収穫は限られてくる。
これが有機農法の厳しい現実である。
インゲンの収穫の後は、出荷のお手伝いである。
出荷する野菜を選別して、グラムを量って新聞紙で来るんで、、、。
カブや白菜などの間引きしたものも、貴重な出荷野菜となる。
間引きした野菜は、大きさとしてはまだまだであるが、それもしっかりとした野菜である。
消費者の方々にも、間引きの野菜を食べてもらい、有機農法の現実を理解してもらうというもの。
提携している消費者の方々も、それを理解して、多少形が悪かろうが、虫に食われていようが、出来が悪かろうが、味はしっかりしていて、安心できるものを、納得していただいているのだろう。

その後は、4時のお茶をいただいて、稲刈りの続きである。
前回とは違い、今度は、倒れていないしっかりとした稲なので、刈っていても気持ちがいいものである。
鎌のザクッ、ザクッという感触は気持ちいい。

夕方になり、暗くなって、そろそろ業務終了かと思いきや、まだまだ、農家の一日は思ったより長い。
今度は倉庫の中で、昨日、乾燥機にかけた米の袋詰めと、今日脱穀した米の乾燥である。
全部で、30kgの米袋が30袋以上になって、さすがに最後は腰が痛くなった。

作業後は、サツマイモをつまんでお茶をしながらおしゃべりしていたら、いつの間にかづるづると夕飯のウドンまでご馳走になり、おなかを膨らませて帰ってきました。