青い空とわたし

青い空の日  白い雲の帆船をみていると

どこかへ どこまでも Harmonyと

走っていきたくなります

八幡平・畚岳登山~そこに山があるから

2017年07月12日 21時00分00秒 | 同上 (山歩き)
7月8日(土)  

【続き】

八幡平逍遥を終えて、八幡平頂上バス停に戻ったが、まだ10時だ。

早すぎて、リュックに入れてきたランチも食べていない。

じゃあ、やはりあの気になっていたあの山に登るか。





▲ 気になっている山とは、先ほど八幡平から見晴らしたとき見えたあの山。

ピラミダルな山容のあの矢印の山。




▲ ズームすると、格好いいねー。

畚岳(もっこだけ) というようだ。

標高1578m 。

JTB「日本三百名山」の本では、頂上バス停から往復約1時間で行けると書いてある。

案内所のオジサンに尋ねてみると、展望がよくてねー。
紅葉の時期は、多くの人があそこから秋田駒を見に上るよ、とのこと。

よしっ、そこに山があるからして登らないわけにはいかない。



▲ バス停から、舗装道をテクテクと下っていく。





▲ 登山口へ着いた。

歩きはじめてまもなく



▲ えーっ、ニッコウキスゲじゃん!

この一輪だけだったが。
あとではもう見なかった。
まだ、早いのだろう。




▲ アカモノ。左は下から覗き込んだもの。恥ずかしそうだった。(ホンマかいな)




▲ 白い花ツマトリソウと、右はキバナコマノツメ




▲ 左右とも同じ花だと思う。




▲ ハクサンシャクナゲかな。アカモノじゃないからシロモノ?(笑)一般的にベル状の花は綺麗・可憐。






▲ だいぶ、頂上に近づいたな。





▲ 左は朝みたような花で、ショウジョウバカマ。 右は?




▲ もう、あの丘が頂上だ。





▲ 畚岳頂上1578m。





▲ 前方に八幡平とその下のバス停・駐車場からここまで歩いてきた。





▲ 岩手山も見えるが、あいかわらず霞んでいる。

パノラマの展望で、全て見えるはずなのだが何がなんだかよく分からない。
近くに見えるといわれた秋田駒も、雲がかかっているような違うような。





▲ では、頂上だからここでランチを食べよう。


美味しいランチも食べたし、きょうの山行はこれまで。

下りよう。



▲ 中腹から、駐車場の方をワイドで撮る。

高原状の山肌がいいねー。


スマホ、タブレット用;






▲ 登山口まで戻って、また舗装道理を上っていく。

照り返しで暑い。

けれど陽を受けて、植物は輝く。




▲ ミヤマキンバイの中でも、白い斑入りみたいになっているのがあった。





▲ 道路わきに車を停めて、チェアを出して食事をしている年配の夫婦。

アウトドア好きのようで、いつまでもお元気に。





▲ ボクの無料駐車場に戻った。

あの一台から、車の数がずいぶん増えている。


さあ、撤収。

道の駅にしね、に戻ろう。

今日は来た時のアスピーテラインではなくて、樹海道路を下っていこう。




▲ 樹海道路。

走行中に、ピンピロー♪ スマホがなった。

トヨペットからだ!

部品が今日届きました、だとよ!

で、当初予定どおり明日の朝から取り付けますとだよ!

バンザーイ

これで、北海道へ渡れる。




▲ 樹海道路から見た、岩手山。

岩手山サン、キミもこれで当分見納めになるね。






夏の八幡平を 我逍遥す

2017年07月12日 13時23分55秒 | 同上 (山歩き)
7月7日(金)

今日の朝は早起き。4時50分に目覚める。

思ったとおり晴れ。

今日は前泊したここ、八幡平(はちまんたい)の頂上近辺を歩く予定だ。




▲ 6時40分頃に、山頂入り口駐車場を後にした。




▲ 歩いて5分もかからない頂上入り口。

一般の方も歩きやすいように、歩道がしばらく整備されている。




▲ 看板地図で周遊コースを確認する。

基本的には時計逆周りで。

はじめ八幡沼の横を通って、源詫森へ。
源太森から八幡平の頂上へ行く、そして戻る。

この地図によれば1時間20分のコースだ。

楽っ!




紫のハクサンチドリとマミヤキンバイのコラボ / ナナカマド(信さん)




よく見た色んな白い花。信さんによれば、

カラマツソウ / ムシカリ  




▲ おお、岩手山の山影が見える。

もう夏で気温が高いから晴天でも、薄雲状になるのはしかたがない。




▲ 目の前に駐車場が、そしてHarmonyがちょこんと。

その上段の残雪の右横が正規の有料駐車場。売店・トイレ等も揃っている。

お金のある方は、この有料駐車場に停める(1回500円)。




▲ ボクの駐車場をズームすると。

おお、いいじゃないか。




シラネアオイもわずかだが有った / 紫色の花は定番 ショウジョウバカマ (信さん)




左はよく見るがまだしぼんでいて ベニバナイチゴ / これはなんとなく珍しい 


まもなく湿地帯に入った。
ていうか、この上部はほぼ全部湿地帯なのだが。



▲ 木道が湿地帯の中を続く。





▲ 湿地帯の水たまりとでも言うべき池塘(ちとう)があちこちに。

向こうに八幡沼が見えてきたかな。




▲ 池塘のそばで、咲き乱れる白い花が綺麗だ。




白い花はこれかなヒナザクラ / イワカガミも。ここでは他の植物と受粉を競わねばならないから茎が普通より長いような。




そして出たあ。高層湿地帯の女王、ミズバショウ。 時期が遅いからだろう数は少なかったが。





▲ ここで一番大きい沼の、八幡沼。




▲ 木道沿いにがんばる、ワタスゲ。





▲ ウスユキソウ?

まさかだが・・よく似ているが、イワイチョウ (信さん)




▲ 八幡沼を過ぎて、源太森へ続く木道。




▲ 木道の脇には、白い花がいっぱい咲く。ハクサンイチゲです(junさん)


少し傾斜のある坂道を登ると、



▲ 源太森の頂上1595m に到着。





▲ ここからは、樹海に包まれた八幡平の風景が広がる。

中でも、向こうにみえる先ほどの八幡沼の方向がハイライトだろう。

ズームすると




▲ 八幡沼と、その上部の残雪が残る左側の稜線上で、わずかに高いところが八幡平の頂上のはずだ。





▲ では今見た八幡平の頂上へ向かって進軍!





▲ と歩き始めたボクでして。





▲ 八幡沼の側に来ると、なにやらおじさんが林のほうに向かってスマホをかざしていた。

ウグイスの声を録音しているのだと。できたら写真も撮りたいと。
しかし声はすれど、ウグイスの姿は見えない。
オジサンは諦めて立ち去ったが、辛抱強いというか暇なSoraさんは残った。




▲ ああ、あれだ! あそこに!

諸君、これはカラスではない。




▲ その証拠にちゃんと鳴いている。

ホーホケキョ

逆光のうえコンデジズームなので映像が不明確なのはご容赦。


ホーホケキョを1年ぶりに撮り収めてご満悦(^^)。

そのまま八幡沼の西端に到達。



▲ 西端には避難小屋である陵雲荘がある。

中は綺麗に整備されてトイレ付きだ。

テラスから眺める八幡沼の景色も素晴らしい。
泊りたいくらいだ。




▲ 誰がために鐘は鳴る。





▲ 陵雲荘と八幡沼をあとにして、緩い傾斜を上っていく。

ほどなく頂上だ。




▲ 八幡平頂上1613m に到着。

頂上には樹高を越える木製展望台が設置してあった。
しかし展望台のうえからでも、周囲のアオモリトドマツの樹林で視界はよくない。

頂上とのピストンだけで来ると落胆するだろう。




▲ 展望台には、深田久弥先輩(高校の)の言葉が載っていた。

しかし八幡平の真価は、やはり高山逍遥(しょうよう)にあるだろう。
一枚の大きな平坦な原ではなく、緩い傾斜を持った高低のある原で、気持ちのいい岱を・・



深田先輩、すみません。今回「日本百名山」の文庫本を携えることなく自宅に忘れてきました。
でも、八幡平の真価は逍遥ですか。我が意を得たりです!
あ、ありがとうございます!


さあ、戻ろう。

戻り道で、ある夫婦が小さい花を指して、騒いでいた。



▲ 実に小さな花がひっそりと、一輪だけ咲いていた。

クワガタソウ? (信さん)
エゾミヤマカタバミ (hiroko さん)

ウムー、見たことはないと思うが、小躍りする花なのか。
実に奥の深い世界だ・・(^^)




▲ 二つのメガネ沼。

周りの雪がこの沼に落ち込んで、なかなか消えないらしい。


ほどなく、頂上入り口に戻った。


【続く】