9月19日(木)
東北道の矢板北PAで前泊。朝6時半に西那須野塩原ICを下りる。
国道352号(沼田街道)を走って、会津高原を過ごして南会津の秘境・檜枝岐村(ひのえまた)に入る。
▲ 山道へそれて20分、登山口の駐車場に到着。9:15AM
ウン、時間的にはちょうど良い。
狭い駐車場で、Harmonyを割り込ませる。
手早く登る準備をして、出発! 舗装された林道を上がると、まもなく
▲ 木道の階段が現れた。ここから上がっていくの??
アレッ??と、ガイドブックを見直す。階段を上がるなんて書いてないぞ!!
標識を見直す・・
▲「会津駒ケ岳滝沢登山口」
アチャー、ここは会津駒の登山口だ! 間違えた!
昨日自宅を出発時に、ナビを予め登録してある「檜枝岐村 滝沢登山口手前P」に設定して出てきていた。正しくは「檜枝岐村 馬坂峠P」を選択だった!
滝沢登山口は4年前に会津駒に登った時の登録だ。会津駒は・・・二回登る気はない、少なくとも今日は(笑)。
オイオイ、Soraジーサン大丈夫かよ・・ と大いに落ち込んだが、過ちて改むるには早いほうがいいと行先設定を改めて、山道を下りていった。
▲ 帝釈山登山口・馬坂峠へ改めて到着。10:30AM
この登山口へは、檜枝岐村温泉から林道に入って14.5km登った。ほぼ非舗装道路、ダート道で1時間ほどガタゴト徐行運転でして・・決して、もう2度とこの林道は通りたくない。40台駐車できる広めの駐車場で、キレイな水洗トイレがあるにも関わらず、2台しか停まっていなかった。
▲ 気を取り直して、駐車場横の帝釈山(たいしゃくざん)登山口(標高1785m)を出発。10:35AM
えらく遅い入山だな、こりゃ。
入口横に、すぐにこの花が
▲ 白い花びらは細くなってしまっているが
▲ ズームすると
葉っぱの形状からして、これが「オサバグサ」だろう。
この大群落が帝釈山のウリなのだが、花期は6月。もうとっくに過ぎている。この入口に少しあっただけだが、その残り形見だけでも見れてラッキーというものだろう。
追記訂正:
はなねこさんから、これはオサバグサではなくてオニコウモリではないかとのご指摘いただきました。オニコウモリなんて気味の悪い名は認めたくないのですが(笑)、再検証するとはなねこさんの言う通りです。ありがとうございます。
▲ 正しい帝釈山のオサバグサです。やはりもう時期的に有りません。
▲ 木道とやがて階段状の急坂を、ずっと登っていく。
▲ ルビーみたいな実をつけた草木は頻出。
▲ 黄色い花。これは、あとに出るキンコウカではないかと思うが。
▲ 帝釈山頂上(2060m)に到着。11:40AM
▲ 頂上はパノラマで、「燧ケ岳や会津駒ヶ岳、日光連山などが手に取るように近い」とガイドブックに書いてあるが、どれがどれか同定できない。(涙)
▲ 帝釈山を下って、だらだらと林間を前方へ歩いていく。
もう一度、登り返していくと
▲ 弘法大師堂(左)とトイレ(右)に到着。1971m 13:00PM
▲ 弘法大師堂は田代山避難小屋を兼ねている。
中には敢えて入らなかったが(入れるとは知らなかっただけ)
▲ この避難所の中には、こういう祭壇があるようだ。
▲ 有機処理の立派なトイレ館の裏には、ベンチがあって、そこでランチをとった。
馬坂峠Pから、ここに来るまでは誰にも出会わなかったが、ランチを食べている間にコースの逆サイドの猿倉登山口から何組かの登山者が来た。(結論的には、猿倉登山口からのほうが良かったかな)
田代山の頂上1971mは、どこかの平地に標記があったのだろうが、見落とした(笑)。
では、先に進もう。
灌木地を少し歩くと、すぐに、デタ~!!
▲ 田代山湿原だー!
広いねえ!
▲ 歩こう!
この花の百名山湿原では、チングルマ、ワタスゲ、タテヤマリンドウ、ヒメシャクナゲ、コバイケイソウ、ニッコウキスゲ、等々が咲くことになっている。そして、最後に8月にはキンコウカ(金光花)の黄色い花が湿原全体を覆いつくすことになっている。
しかし、今日は9月の19日・・何も無い。それは、分かっていた。
それでも・・
▲ この黄金に輝くのは・・
草紅葉(くさもみじ)。
▲ キンコウカの花と葉がオレンジ色に変わった、草紅葉だ。
草紅葉は、まだほんの一部だけど。
これにも、ちょっと早かったか。
▲ 残念だけど、しょうがないね。
See you then next time.
さあ、戻ろうか。
▲ 帝釈天山の頂上に引き返して
▲ パノラマをもう一度眺めて、息を深く吸って・・
よし、降りよう。
▲ 馬坂峠の駐車場に戻る。16:00AM
軽自動車1台だけ停まっていた。
また、ガタゴトと長い非舗装の林道を下って、国道352号の本線に戻る手前にあった
▲ 立ち寄り湯「燧の湯」に入って
外の緑を眺めながら、日焼け止めを洗い流して、脚を伸ばして、フ~ム・・・
燧の湯を出たころには、外はもう薄暗くなっていた。
薄暗いそして真っ暗な国道352を走った。対向車が全くこない352。山道をグルグルと上がっていき、行くところは分かっている。燧ケ岳の登山口の御池駐車場だ。
しかし、御池Pはこんなに遠かったかな・・
あ、薄灯りの駐車場が見えた。着いた。
インスタントラーメンを食べて、寝よう。
ここは