青い空とわたし

青い空の日  白い雲の帆船をみていると

どこかへ どこまでも Harmonyと

走っていきたくなります

北秋田市・綴子神社の大太鼓祭り

2018年07月18日 10時55分15秒 | 同上(お祭り)
7月14日(土)

森吉山に11日に登ったあと、道の駅・たかのすで12日、13日と逗留。
そろそろ出発しようかとしていたら、当地で14日、15日にはお祭りがあるではないか。

じゃあせっかくだ、お祭りを見ていこう。

14日は宵宮祭。午後7時からだ



▲ 道の駅から歩いて10分ほど、綴子(つづれこ)の集落に6時過ぎに来た。





▲ 綴子神社の前で。

1350年前に創建されたという東北地方最古の八幡宮。

町も神社まだ準備中という感じで、静かだ。

お祭りの本旨は、綴子は常時水不足に悩み、農民が大太鼓を打ち鳴らして雷鳴に似せて、天上の神に雨を請い祈願するものだった。鎌倉時代から始まったと伝えられる。
当初はその祈願が、上方(山手)と下方(下手)に分かれて競うような形となって、綴子神社への祈願先陣争いになっていた。それも当初は源氏VS平家になぞらえて、その後は徳川VS豊臣方の戦いに見立てて現在も行われている。

ただ先陣争いが激しくなり過ぎて、昭和5年からは上町(徳川)と下町(徳川)の1年交代の奉納行事として平和裏におこなわれるようになったとか(笑)。今年は上町の担当だ。







▲ 7時10分前に、指揮者の出陣の号令がくだった。

先頭は、ヤッパレ(棒使い)

ヤッパレとは野次払いが転訛したもの。村の防備と自己防衛のため、農民たちは棒で訓練していた棒術が行事に組み入れられた。
上町・徳川方だからみんな葵(あおい)の御紋の化粧回し?だ。




▲ その棒術の披露だ。

ヤッパレ、アッパレ。


次は、



▲ 子供達の行列(^^)。

鉾・槍を入れる入れ物? を担いでいる。ワカラン(笑)。

そのあともいくつかの行列が続くが、編集者権限で割愛。

行列のしんがりは、やはり



▲ 大太鼓の行進だ。

手前に、小さい太鼓が大と小で二つ。
そのあとに、大きい太鼓が三つ。その直径は、小が2.6m 中が3.3m 大が3.8m だ。




▲ 大きい太鼓は、トラクターで挽かれている。

この運搬も、当初は40人が縄で引いて、その後牛や馬で引いて、現在はトラクターがという歴史がある(笑)。




▲ 大太鼓が出てきた。

横で、綺麗どこのねーさん達が笛を弾いている。

子供が・・ オイオイ轢かれるよ。

大太鼓の胴材には秋田杉、皮面にはホルスタインの種雄牛を使用している。




▲ イイネー。 何が?(笑)






▲ オジサンたちもがんばっている。

1m余りのバチを上から叩く。




▲ まだまだ、やるでー (ここ秋田だよ)





▲ 太鼓にライトが点けられた。

先頭の覆面にーちゃんは、獅子三頭の一人。 後で境内で激しい獅子踊りをした。


一方、神社境内はどうなっている。先回りして行ってみる。



▲ 神社では、境内広場には人がいなくて静か。





▲ しかし、神社内では神事が執り行われていた。

覗いてみる。




▲ 巫女さんによる、雅楽に合わせての舞が・・


また行進に戻ると、



▲ おお、宵の薄闇の中、大太鼓がやってきている。





▲ 8時10分前頃に、神主さんに先導されて行進が入ってきた。


そして、まもなく境内での奉納行事が始まった。



▲ 棒使いさんによる舞。




▲ 先の覆面獅子舞さんによる獅子踊。激しく動く舞の奉納。

獅子は霊獣として崇められ、その力によって悪病、災禍を除くと信じられている。

ヨシっ、日本全国で獅子舞だ! (キミ、不謹慎だよ)



  

▲ 子供達による奴踊(やっこおどり)。

たいていこんなのになると、小さい子がついていけず突っ立っている子がいるものだが(笑)、うん、みんなちゃんと体を動かしている。

都会の子はもうこんな経験はできないだろうな。
Uちゃんなんか、バレーだ。
日本伝統文化、大丈夫か?




▲ 奉納踊りの最後は、にーさん達による奴踊。

6パターンぐらい連続してやったよ。
そもそもこの奴踊は、豊作を祈って農家の生活や農作業の様子を踊りで表現しているらしい。



▲ 太鼓打ちと笛使いの最後の演奏で、奉納行事は終わった。

これで今年の雨乞いは間違いなく成就だね。
おっと、と、ちょっと降りすぎなんじゃない?

日本の亜熱帯化に伴って、これからは別の神事・祈願が発展するかもしれないなあ・・(ひとりごと)




▲ 三つの大太鼓。

これは、境内には入ってこなくて、境内横にライトアップされて設置されていた。

うん。面白い、興味深いお祭りを見せていただいた。
この祭りは、極めてローカルなのだろう。
祭り用の駐車場はどこにもなく、もちろん田舎だから三井のコインパークもないし(笑)、そもそも観光客を想定していないように見える。おそらく大太鼓祭りを見にきたのは、上町、上町の住人だけだろう。おかげで、祭り見物につきものの場所取りなんか不要で、あちこち自由に歩き回れ撮れたよ。 これって、本来の地域住民のための祭りの形なんだろうか。


祭りが終わって、また道の駅まで田んぼ道を歩いて、ボクのねぐらに戻った。



▲ おおHarmonyちゃんが、待っているね。

ああー、明日はすっきり晴れてくれないかなー。

いつまでも秋田から出れないよー、秋田、飽きたなんちゃって。(また言ってる、失礼だよ)


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野沢温泉の道祖神祭りは~熱い火祭りだった (3日目後半)

2018年01月20日 20時36分37秒 | 同上(お祭り)
1月15日(月)

暗くなって、道祖神火祭り会場に戻った。



▲ サーチライトに照らし出された社殿が待っていた。 18:29PM

社殿の上には、42歳厄年・真心会の面々が座している。




▲ 二つの初灯篭が運び込まれて、社殿の両脇に立てられライトアップされる。

右が、佐藤日向大くん
左が、森穂高くん のだ。




▲ 8時前に花火が数発、打ち上げられた。

火祭りが始まる!




▲ 火元到着。

厄年の代表者(あのリーダーさん)が、河野家に火をもらいに行き、火打ち石による採火儀式のあと、大きなたいまつに火を付けたまま、祭り会場に持ち込む。





▲ 社殿に正面対峙す火元に、運ばれたたいまつ火から点火された。





▲ 火元は、黒い天空に火の粉を上げながら、一気に燃え上がった。

さあ、いよいよ火祭りの攻防戦が始まるぞ。

社殿への火付けは最初、祭りの主催者である野沢組総代、次に灯篭の奉納者、その次は子供たち、そして、大人の火付けとなる。

大人の火付けがホン気もんだ。





▲ 大人の火付けが来たぞ!!

火元で火をつけたたいまつを持って、続々と。

それを防いで、社殿を守るのが25歳の厄年、燈悠会の青年だ! 10名ほどが正面の左右に分かれて守るようだ。




▲ 来た、来た。火付け部隊が。




▲ 火付け部隊もハチマキをして、本気だ。

しかし、火付け部隊はみんなニコニコ笑みを浮かべて嬉しそうだ。
そりゃあそうだ、火付けは楽しい。愉快犯すらいるのだから(語弊があるよ・笑)




▲ よおうし、来たか!!

多分、25歳厄年防衛隊の顔は、引きつっていただろう(と思うよ)。




▲ 右から、たいまつを持って突っ込んできた!

防衛隊は、左手で縄を握って、社殿から振り落とされないように身構えて。




▲ 火の付いたたいまつは容赦なく、防衛隊、社殿に打ち落とされる。

後方の41歳・励翔会はあくまでサポートだから、見守るだけ。




▲ 燈悠会の青年は、左手でロープを握りながら、右手で葉の付いた枝みたいなもので、火を打ち払い消火に勤める。




▲ それでも、たいまつを振りかざしながらの火付け行為は続く。





▲ 火花が飛び散る!

火を打ち消す!
万が一、社殿に火がついたら、上に座している真心会の先輩方々が丸焦げになる!





▲ もう、なにがなんだか、分からなくなってくる。





▲ 火付け攻撃が一時的に止むと、社殿の消火活動に夢中になって。


しかし、火付け攻撃は波状的にやってくる。



▲ おお、またやってきたか!

コイッ! (と言わないと、自分がオトナになれない)




▲ ということで、また双方、もみくちゃになって・・・

この火祭り攻防戦は、8時半から9時半頃まで1時間近く続いた。



9時半近くになって



▲ 社殿の上で、燈悠会青年を信頼して陣取っていた42歳厄年の真心会の皆さんが、次々に降りてきた。


攻防戦の手締めだ。



▲ 攻防戦は終了して、社殿に火が入れられる。





▲ 社殿はその役を終えて、火を付けられる。





▲ 火を付けられると、社殿は雨・雪を今回はほとんど被っておらず乾燥しており、火回りは早いはずだ。






▲ 社殿を放火から守った(笑)燈悠会の青年が地元放送局のインタビューを受けていた。

防衛隊の面々の顔は全員、ススで黒くなっていた。
そして同じ年頃の女の子が青年達にまとわって、ねぎらっていた。
やはり勇敢なオトコにオンナは集まる。古来から変わらないパターン。

昨日、会場で、年寄りが孫みたいな高校生に言ってたよ。
野沢では、25歳になるまで男は成人になれないと。

(あーよかった。野沢で生まれなくて)




▲ 両クンの初灯篭も、社殿と一緒に燃やされた。

キミたちの、野沢での次ぎの大きな節目は25歳だな。
元気でな、がんばってくれ。




▲ ああ、社殿が夜空を焦がして、熱く燃え上がる・・






▲ そして、火の粉を吹きながら、崩れ落ちる。

ア、アーッ !
お、おーっ !
・・・・




▲ 無くなっていく・・





▲ 終わった。

祭りは終わった。 22:39PM





▲ 駐車場へ下りる。

ありがとうね。

じーちゃんも、楽しく、熱く燃えたよ。



to be still conntinued...


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野沢温泉の道祖神祭りは~青い空に社殿完成(3日目前半)

2018年01月19日 19時04分15秒 | 同上(お祭り)
1月15日(月)

今朝は、天気予報どおり快晴。

朝食もそこそこに、お祭り会場へ行ってみる。



▲ おお、そこには立派な社殿が形を成していた!





▲ 社殿上部を支える庇(ひさし)は、四層に綺麗に下から上に広がる形状で出来上がっている。

お見事!


それで次の工程は、社殿に燃える薪(たきぎ)を積み上げることだ。



▲ これには、梯子に5名が腰をかけて、持ってこられた薪を上へ手渡しで運び上げるというもの。

単純だが、手作業ではこれが確実。


もう一方の会場地では、



▲ 火もとになる藁(わら)を積み上げていた。





▲ 火元と社殿の位置関係。

夜の火祭りになると、(赤矢印で示したように)右手の火元で火を付けたたいまつを持って、社殿の正面に火をかけようと波状攻撃をするはずだ。





▲ 青い空を背景に、着々とはかどっていく。

涙が出るほど、気持ちがいい・・





▲ 社殿の上には、焦げ茶色の薪が1mほどの厚さで積み上げられた。





▲ なおも、今度は薄茶色の藁(わら)束を社殿に積み上げる。





▲ この藁束に火が付いたら一気に燃え上がるだろうなあ。


ここで改めて、社殿の下部のひさしに目をやると、



▲ 縦の半丸太と横の半丸太が組み合わさった四層構造になっている。

しかも、外側に向かって下から上へ反り出す形状になっている。

美しいねえ。この造形美。




▲ もっと見てみると、縄が十文字に丸太をギッシリと結束している。

針金や釘は一切使っていない。


この造形・・どこかで見たことがない?

アル、アル!




▲ 信州・別所温泉の安楽寺・国宝八角三重塔の同じくひさし部分だ。

おそらくこの形状は、ひさしの重みを支えてその重みを、力学的には中芯のご神木に上から下への荷重として流しているのだろう。

うむー、昔からの宮大工の知恵がこの社殿にも活かされている!

これぞ伝統の重みだ(笑)。





▲ 昼を過ぎた。社殿はほぼ完成だ。

社殿の上で、二人が何かを取り付けている↑。




▲ 巣箱じゃないよ。(また、バチアタリなことを)

木製の祠(ほこら)だ。






▲ 下部の締りも入念にチェックして。


社殿完成!


午後2時に花火がパパーンと鳴った。




▲ 神主さんの祝詞で、上棟式が始まった。


社殿にはしめ縄がかけられている。




▲ 完成社殿と上棟式の全景。

いい日和じゃないか。






▲ 式のあとは、記念撮影。

三夜講ごとに撮影。
これは本厄の42歳真心会の皆さん。




▲ 記念撮影の背後から。

中央に見える黒いユニフォームの人達が、25歳厄歳の燈悠会の皆さん。

燈悠会は、他の40代三会に比べて半数の10名しかいない。
少子化の影響で?

いずれ野沢温泉の道祖神祭りにも後継者問題が・・?


社殿完成で、ボクも小休憩。

 

▲ 道祖神の記念碑のあるところへ行った。

左:石の祠(ほこら)と、その後ろに記念碑があった。
右:記念碑には、「道祖神」と。




▲ 記念碑の裏側には、右列に

「天保十巳亥年」(1839年)と確かに刻まれている。

このあと、今晩は遅くなるから立ち寄り温泉に先に行った。





▲ 帰りに見た、夕焼けの中に立つ道祖神・社殿。17:05PM


いよいよクライマックスを迎える。


to be continued...


(別にもったいぶっているわけでも、ネタを引き伸ばそうとしているわけでもなくて、単に根気が続かないので休憩・笑)





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野沢温泉の道祖神祭りで~社殿組み立ては見事なチームワーク(2日目)

2018年01月18日 23時41分53秒 | 同上(お祭り)
1月14日(日)

ノソノソ朝7時に起きて、ドアを少し開け外を見てみる。

おおっ、積もっている!
20cmほど新雪が、クルマの周囲に降り積もっている。

そのうち、除雪車がガーガーと駐車場の除雪にやってきた。
ヤバイ、クルマを動かさねば埋もれる!(笑)




▲ ということで、ボクのスペースを除雪してもらったあと、再度入りなおした↑。


朝食のあと、おもむろに祭りの会場に行ってみると、



▲ ご神木のうち一本が既にもう立てられていた。

四方八方の縄を引っ張り合って、垂直に成るように調整する。
調整後、2本の横棒で神木を挟んで、全員の人力で持ち上げて一気に落として土中により深く挿入する。ヨイトマケみたいな動作を何度か繰り返す。




▲ 2本目の神木を挿入する穴を、四角形にチェーンソーで切り取ったあと、スコップで雪を掘り出して穴を開ける。




▲ 穴を開けたあと、2本目の神木を皆で押し上げるようにして差し込む。





▲ 2本目のご神木が立った。

手前に、まだ雪を被った3本の神木が横たわっている。

4隅に1本づつ立て、中心に1本を立てるのだ。


 

▲ 4本の縄をねじり編んで1本の丈夫な縄ロープを作っていた。

この縄は社殿の櫓を組み立てるときに材木を縛り揚げるようだ。
社殿組み立てには、釘等の金具は一切用いないということだ。




▲ 4本目のご神木が立てられようとしている。





▲ 穴に神木の切っ先を入れ込んだあとは、人力で押し上げるだけだ。

掛け声をかけてのチームプレイだ。




▲ 祭り会場の1角には、「古神札納め箱」が設けられている。

正月の飾り、ダルマ等を村人がここへ持ってくるのだ。





▲ 5本のご神木が立てられたあと。

枯れ木を中心の神木を囲むようにして、びっしりと詰め込まれる。

木づつで叩き込んで、枯れ木を固める。
これが社殿が燃されるときの火種の核になるのだろう。




▲ 神木の下から2mほど上に櫓(やぐら)が作られ始めた。

櫓は4層5層の庇(ひさし)の上に作られるようだ。




▲ 櫓を組み立てる際に用いる木材も同時に切りそろえられている。

全ての手順が、担当者は違えど、見事に同時進行していく。




▲ 昼食のために、クルマに戻った。

屋根の雪がずり落ちてきて、つららもぶら下がってきた(^^)。


時刻も午後4時を過ぎた。



▲ 午前中に降った雪もすっかり上がって、青空になってきた。

陽も傾いてきたが、社殿組み立ての作業はノンストップで続く。




▲ 並べられた木材が、1本、1本、社殿に持ち上げられて。





▲ 組み立てられていく。

完全な手作業だ。
この上に、人が乗るからきっちり作らねばなるまい。





▲ さきほどの古神札納め箱所のダルマも大分集まった。

木造道祖神も何体か持ち込まれている。
気に入った男神か女神があればどちらかを交換して持ち帰ってもよいとか。
それが縁結びになるのだと。


もう、6時近くになった。
陽は完全に落ちて、サーチライトが点灯されている。



▲ 社殿組み立ての作業は、深夜まで続くという。

見てたジーちゃんが言うには、夜中の2時ごろまでやったことがあると・・



▲ 完全なチームワーク。

皆さん手袋をしているが、手は冷たくならないのだろうか。



 

▲ 材木を上に持ち上げるのも、少しずつの手渡しベースだ。





▲ クルマに戻る前に見た社殿組み立ての最後の様子。 19:47PM

庇(ひさし)も、もういくつか出来上がっているようだ。





▲ 駐車場から見上げた祭り会場の光景。


ボクはもう就寝についていたが、10時過ぎでもチェーンソーの切る音が聞こえてきていた。

さあ、明日はいよいよ道祖神祭りの本番、火祭り だ。


to be continued..

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野沢温泉の道祖神祭りへ~御神木里曳き(1日目)

2018年01月14日 17時38分09秒 | 同上(お祭り)
1月13日(金)

朝晴れ。

馬場の原という祭りの会場に行ってみる。



▲ みなさんが雪をのけて整地作業を始めていた。




▲ 会場の横には、これから何度も目にするであろう木造道祖神が設置されている。

この男女の神様は、容姿が非常に見苦しいため婿にも嫁にも行けずにいたところ、めでたく男子が出生したという、縁結びと子宝の神であるとされているとか。

うむむ、差別意識というかホンネというか、素朴感丸出しの説明だな。しかし、見苦しいお顔立ちとは思えんが(笑)。

町に出てみよう。



▲ ここにも道祖神が。

そう、きょうは北信州・野沢温泉の道祖神祭り に来ている。

この祭りはボクが理解したところでは、

1.小正月に正月飾りやしめ飾りなどを焼く「どんど焼き」
2.共同体に厄災の侵入を防ぐ神、道祖神を祀る
3.併せて道祖神に、子供の成長や子宝祈願をする

の3要素が合体した祭りだ。

この祭りの1839年の碑も残っていて、国の重要無形民族文化財の指定を受けている。

観光案内所に寄って、もうひとつ教えてもらってきた。

ことしの初燈篭奉納者のおうちだ。



▲ あった、あった!

前年に子供(本来は長男)を出産した家では感謝の意と子の成長を祈願して燈篭(とうろう)を奉納するのだ。自宅の前に立っている。

森穂高(ほたか)君だ。
傘の根元には木造道祖神。
その上には、親戚や友人たちから寄せられた書き初め。



▲ 書き初めが、ひらひらと初春の青空に舞って・・

美しい・・



▲ 傘の頂上近くには、ほたかクンの似顔絵もあって

幸あれ・・


もう一軒尋ねた。



▲ 佐藤日向大(ひなた)君ちだ。




▲ お、おう。ここは祈願のたんざくがいっぱいだ。

「次世代のスーパースターになれ」。なんのこっちゃ(笑)。

元気でね。


初燈篭を見終わったあと、野沢の町をくるくる歩きながらスキー場へ向かった。

野沢スキー場の日影ゲレンデとパラダイスゲレンデの中間地点へ。
ここから、ご神木の曳きだしが午後1時から始まるのだ。



▲ 曳きだし開始前に、男衆のリーダー(委員長と呼ばれていたな)と副リーダーさんが地元TVのインタビューを受けていた。




▲ リーダーが、御神木の曳きだしならびに社殿を建てる男衆部隊を前に挨拶をする。




▲ 隊列の前には、これから曳き出される二本の御神木が横たわっている。

挨拶は、別に堅苦しいものではなくて、みんなで頑張りましょうといったもので、最後に「楽しみましょう」と締めくくったのが印象的だった。



▲ 男衆の背中。

道祖神祭りの執行部隊は「三夜講」と呼ぶ厄年の男たちだ。厄年を迎える数えで42歳・41歳・40歳の三つの年代の男が、同じ仲間で3年間行事を行うのだ。それに25歳の男の厄年が更に加わる。それぞれの年代で違うユニフォームを着ている。真心会、励翔会、光駿会。そして25歳の燈悠会。年代は学年ベースだから、みんな級友どおし。ファーストネームの呼び捨てで、指示が飛び交っていた。


さあ、1時。それでは曳きだし開始!

 

▲ まず今年幹事年代の真心会が引っ張る。



 

▲ 若手の燈悠会も引っ張る。





▲ リーダーの掛け声に合わせて、引っ張る。





▲ セーノッ! と続く。

スキー場を下りたあとは、温泉街を御神木を曳き歩く。

会場に到着するのは、4~5時と聞いたから、ボクは先に戻っていよう。

戻る途中で、



▲ 麻釜(おがま)のあるところにきた。

TVでもよく紹介されるところ。
地元の方が、日常的に野菜等を温泉の熱湯に浸して茹でるところだ。


 

▲ 地元民しか入れない。

この方が茹でようとしているのは・・温泉卵だった。


こんなものも。

  

▲ 雪ダルマの中の道祖神だった。


会場に入る通り手前の朝日屋旅館の前広場で。



▲ 三夜会の隊列の前で、会に寄進を受けたお神酒をみんなに紹介する。

その度に、「お、しょ、しょ、のしょー、しょー」 と全員が大声で唱和する。

まあ、このころには全員(多分リーダー以外)かなり酩酊状態で整列が乱れているが(笑)。




▲ さあ、一時休憩が終わると一気にお祭り広場へ向かって曳き出し開始だ!





▲ 5時過ぎに、ご神木が会場に入ってきた。

もう薄暗く、サーチライトの光が会場を照らす。




▲ また整列で、委員長リーダーより挨拶。

道祖神の唄の斉唱。

♪ 目度たく建てた 命あるなら来年も 来年も・・


朝の晴天は、午後に曇りへ、そして降りしきる雪に変わった。




▲ 山から引き出された2本の御神木。

この2本以外にもすでに前日から引き出されている3本の神木も別に横たわっている。





▲ ご神木にそっと触ってみる。

冷たい。
ブナの木だ。



▲ 青いヤッケを着た、三夜講とは別の、切り出し専門の人たちがご神木をチェーンソーで切り整える。




▲ 切っ先が三画状に切られたご神木を、三夜講部隊が掛け声とともに一斉に転がす。




▲ 明日の社殿完成作業のための下準備が続く。

うむ・・最後まで見届けているわけにはいかないので、私設レポーターはこれで勘弁を願おう。 (観光者はもとより誰もいないのだが)


で、温泉に行かせてもらいます。



▲ 「麻釜温泉公園 ふるさとの湯」500エン。

冷えた体には、いい湯だった。

コンビニ弁当を食べて、またあしただ。

(せっかくだから野沢菜のおやきでも食べろよとのメール頂きましたが、アレは歯に詰まるもので)

では。

to be continued
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新潟・北陸は大雪なれど

2018年01月13日 20時06分47秒 | 同上(お祭り)
1月12日(金)

新潟ではJR信越線が立ち往生するなど、北陸は大雪でたいへん。



しかし、関東さらには信州も、今日は申し訳ないくらい見事な晴天だ。
浅間山は、数日前まではほとんど雪を被っていなかったが、今日はさすがに真っ白。おそらく今冬初めてだろう。

それで、どこへ向かっているの?

うむむ・・ 北信とだけ・・。



昼過ぎに目的地に到着。

幸いか、なんなのか、曇ってきて粉雪が降ってきた。
けれどたいしたことはない。

さあ、楽しみだ。
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初めての秩父夜祭 二日目(大祭)フイナーレ

2017年12月06日 21時43分53秒 | 同上(お祭り)
12月3日(日)

道の駅ちちぶの駐車場は、きょうは露天が開かれるため一般車は進入禁止だ。



▲ 道の駅の裏の臨時駐車場へ7時前に移動した。

ここはセメント会社の私有地。
今日は7:00~24:00までが有料開放された。(普通車1000エン)
いつもは昼前に満車になっていたが、今日は8時過ぎに満車になった。(警備員さん談) 昨年のユネスコ無形文化遺産登録の効果と、今年は日曜日に重なったためらしい。




▲ 9時過ぎに、秩父神社へ再出動。





▲ こ、これはシゴキでは!?

違うよね。あなたはもうご存知。
ギリ廻し。方向転換だ。

これはきのうは出動していなかった中近笠鉾(なかちかかさぼこ)。
屋台と笠鉾の違いは、屋台では踊りが可能だが笠鉾はそのスペース無し。
代わりに笠鉾は3層の笠が本来あった。が、電線にひっかかるので近年取り外されたとか




▲ さて市中への曳き廻し開始。






▲ 獅子文様の上町屋台と中近笠鉾との交差。






▲ 小さい子供も引き手に参加。


秩父市役所の横にある秩父公園へ行ってみた。



▲ この公園は今晩、御旅所(おたびしょ)という重要な役を果たす場所だ。

今夕、秩父神社を出発する6台の山車(だし)(4屋台+2笠鉾)は、最終ここの御旅所に終結する。秩父神社の女神・妙見菩薩が、ここで武甲山の男神と年に一度だけの逢瀬をするという言われがあるのだ。

公園(御旅所)の周囲には、有料の観覧席がすでに設置されている。後ろの建物は市役所。




▲ その御旅所には亀(玄武)をかたちどった亀の子石がある。

この亀は、二人の神の逢瀬のキューピット役を担うことになっている。


近くの西武秩父駅にも行ってみた。



▲ 西武秩父駅。今晩は24時まで運行する。




▲ 駅前の広場では、屋台で特徴ある叩きをする太鼓の実演がされていた。


駅横の祭り湯に併設するフードコートで昼食。


▲ 炙り豚丼。

豚肉をカツにした大判のゾウリカツ丼の方が長蛇の列だったが、ボクはこっちのほうが好きだ。

昼食後はクルマに戻って休憩。夜に備えた。



御旅所へ入る前の急坂、団子坂を曳き登るのが一番の見せ場だが、そんなところは混雑と規制で近寄れない。で、その前の聖人通りで屋台・笠鉾を待つことにした。

いい観覧スポットを確保できた。
山車は秩父神社を19時に出発した。



▲ 御神幸行列の先頭が来た。

いい具合に、花火も羊山公園から上がり始める。




▲ これは高張提灯というらしい。

二頭の御神馬も続く。

諸々のいわれのあるモノの行列が終わって、いよいよ屋台・笠鉾の行列がやってきた。


▲ これは中近笠鉾だ。





▲ 黒い漆で全体が塗られている、動く陽明門。




▲ 前をゆっくり過ぎていったところで、しだれ花火みたいなのが打ちあがる。





▲ また、華々しい花火が炸裂!

(信号機と電柱が邪魔になるが)


そのあとまた、別の屋台が来る。



▲ 下郷笠鉾だろう。

高さ7m、重さ20tで、6台の中では一番高く重い。




▲ あんなとこで、怖くないのかね(^^;。




▲ 花火が上がる。





▲ また花火。


三台目が来た。



▲ 鶴幕の宮地屋台のようだ。





▲ ここの曳き手には、髪をキリリと結い上げた若い女性が多い。

いっせいに挙げる声が甲高い。

ソーレッツ!!




▲ そこに花火が降りかかる。






▲ オレンジ花火やら




▲ 白い花火やら

虹のスターマイン花火が打ち上げられた♪

まだ残りの3台が通るが、ここを去って御旅所へ移動する。


御旅所に隣接する空き地には人がいっぱい。
御旅所自体を覗くことは人垣でもうできない。



▲ 花火が打ち上げられる。

ここは遮る建物が無いので花火自体は見やすい。

ああ、あの御旅所では女神・妙見菩薩と男神・武甲山がランデブーを楽しんでいるのだろうか・・
しかし菩薩と山がどうランデブーするのだろうか?
想像を超えるなあ(笑)

このハイライトの場面で、ボクのコンデジのバッテリーが切れた。

Oh,XXXt!

急遽、スマホカメラにチェンジ。



▲ ブルーの花火が、二人をハート印で囲むように上がる!





▲ そして、二方向から同時にオレンジ花火が!





▲ 立て続けに、またもう一つ上がって!

フイナーレの黄金の滝だ。

こうして冬の夜空を焦がす花火をバックに、秩父神社の女神妙見様と武甲山の男神龍神様が年に一度出逢うラブロマンスが成就された!! (パンフから)

めでたし、めでたし。



(寒空で寒いので、そのあとすぐ帰りました)



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初めての秩父夜祭 1日目(宵宮)

2017年12月04日 23時24分36秒 | 同上(お祭り)
12月2日(土)



▲ 道の駅ちちぶ での朝。

もう、車中泊のクルマでほぼ満杯。
キャンカーが多い。
向こうに見えるのは、ご存じ秩父・武甲山

秩父祭の初日だが、午前中は主だったイベントはない。



▲ 午後から秩父神社に行った。

境内には、すでに二つの屋台が出ている。
人々も徐々に集まってきた。




▲ 神門に面して設置された屋台では、「屋台曳き踊り」が奉納されている。

曳き踊りは、長唄の曲を演奏する地方(ぢかた)と踊り手の立方(たちかた)による所作事だ。

これは上町屋台。

 

▲ 境内の神楽殿では、神職みたいな人による「秩父神社神楽」が奉奏されている。





▲ 三台の屋台が出揃った。

左から、

宮地屋台~秩父祭の屋台で最も古い。鶴の水引幕。
本町屋台~きらびやかな造り。達磨が目印。
上町屋台~屋台の中では最も重い13t。軒の出っ張りが大きい。鯉の刺繍。

秩父祭には四つの屋台と、二つの笠鉾の計六つがあるが、初日に出るのは四つの屋台のみのようだ。

屋根の上にも3,4人の人が乗るのがユニークか。




▲ 更に加わった中町屋台(左)と、宮地屋台(右)との掛け合い。





▲ 両手を前に挙げて、ワーとか叫ぶことを繰り返す。

なんという掛け声を上げているのかと尋ねると、

ホーラーイ、ホーラーイ、(宝来)と叫んでいるとのこと。

前に両手を突き出す所作は、祇園祭りにもあったような。


そして一台づつ、秩父神社境内から各町内へ繰り出していった。屋台曳き廻し



▲ 屋台曳き踊り。

各町内の要所で屋台を止めて、神門前でもやった曳き踊りをする。上町屋台。






▲ まあ、ボクには踊りは分からないが(笑)。





▲ 本町屋台の曳き廻し。

いったん止まって



▲ 全面に立っていた兄さんも、紐の締めなおし。

柱に自らの越し回りを結びつけているようだ。
転落防止策だ。
屋根に登っている人には、命綱みたいなものは無いようだったが。


ギリ廻しの開始。



▲ 屋台の側面に設置してあった長い角材を後ろに突き刺した。

この後、活躍するのが矢印の青ジーンズのメチャ背の高い兄さん。




▲ 角材に飛びついて、体重で引き下ろす。





▲ 角材を皆で押さえつけて、テコの原理で屋台を傾ける。




▲ 傾いているうちに、屋台の下に人が潜り込んで




▲ 中央に屋台を回転させる支柱台を差し込む。





▲ そして全員で、屋台を回転させるのだ。

この方向転換の所作を「ギリ廻し」という。
見せ場だ。


夜の部。



▲ 18時から、屋台には灯が点けられて、また曳き廻しが始まった。





▲ 提灯を持って、ホーライ、ホーライと叫ぶ。





▲ 2台の屋台が交差する。




▲ 単発だが、花火も上がった。

明日は、もっと花火が打ち上げられるはずだ。


そのまま、日帰り湯に行った。


▲ 祭りの湯

西武電鉄が今年、西武秩父駅の横に造った日帰り温泉所。

一般にも開放されたフードコートも併設されており、新たなレジャー施設を目指しているようだ。

明日道の駅の駐車場は、露天商のための広場になる為、駐車できなくなる。
朝一に道の駅の裏の臨時駐車場に移動しなくてはいけない。
では、今晩はこれまで。


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初めての秩父夜祭の 前夜に

2017年12月01日 15時22分25秒 | 同上(お祭り)
12月1日(金)

12月になった。



▲ 自宅から1時間半ほどかけて、道の駅ちちぶに来た。





▲ 明日から秩父夜祭が行われるからだ。

秩父夜祭は、埼玉県・秩父の総社、秩父神社の例大祭で300有余年の歴史がある。
京都の祇園祭、飛騨の高山祭とともに日本三大曳山祭に数えられ、昨年にはユネスコ無形文化遺産に登録された。

秩父市だからボクの地元行動圏だが、なんせこの祭りは毎年12月の2、3日の夜に行われて、間違いなく寒い。で、今まで敬遠してきた。しかし30万人以上が来るという人気のこの祭り、いつまでも避けていて本当に行けなくなったら・・、という思いでようやく来た。

今晩と明日はここで車中泊予定。
(うむーー駐車場が満杯になってきた)

さあ、どうなることか♪
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人家上空に怪しげな UFO が多数出現!

2017年11月04日 12時24分24秒 | 同上(お祭り)
11月3日(金)




▲ 昼前に、人家の上に灰色の半円の物体が出現した。

UFO?!



▲ ほんの少し前に、こんな風に空から降ってきたのだ。





▲ よーく目を凝らして見ると・・ 

異星人らしきものが、多数ぶら下がって降りてくる!





▲ 先ほどこの輸送飛行機C-2が、ばら撒いていったのだ。

陸自空挺部隊の降下展示(ショー)だった。
降りる先は、航空自衛隊入間基地。

そう、今日は文化の日で、近くの入間基地で入間航空祭がある日だ。

3年前に見たしもういいやとずっと思っていたが、今日は空は雲ひとつない青空
散歩がてら、コンデジをぶら下げて見に行った。





昼食後に、再度お茶畑へ出向いた。

午後1時からは、ブルーインパルスの展示飛行が1時間弱あるのだ。



▲ さあ、ブルーインパルス登場。




▲ 昇って




▲ 降りて




▲ ハートを2機で描いて

もう一機が、ハートを射抜くのだが、あまり綺麗にならなかったので割愛(笑)。




▲ 6機が急上昇して




▲ 急降下して





▲ 飛び去る・・・

これをやると、重力が6Gかそこらのメチャ荷重になって、飛行後にサインを求められても手が小刻みに震えてサインができないのだとか。地元FMの実況放送で飛行前のパイロットが言ってた。

その他にも展示飛行があって


▲ 5方向に飛び散るのとか




▲ 星形を描くのとか





▲ 一斉に大きく旋回弧を見せるのがあって、

ボクはあんぐりと口を開けて見ていた・・・
わけではなくて
次から次と写真を撮るのに忙しかった(笑)。

皆さん、ご苦労様でした。
今年も、見事な飛行でした。







▲ 飛行が終われば、そして見物人が帰れば、またただのお茶畑でして。

雲ひとつ無い空だったのが、いつのまにか秋らしい白い雲が撒かれるように出てきて。




▲ 小学校のほうを見遣ると

手前にお茶畑、その向こうにブルーシートをかけた葡萄畑。そして紅葉したグラウンドの銀杏並木。

そして、お茶畑にはポツポツと白いモノが


▲ 花だ。

お茶も花を点けるのだ。
初めて見た。




▲ 小学校に近づくと

手前の黄色い花と、向こうの桜並木の紅葉と、そして白い雲青い空の色配分が、何とも良くて撮ってしまった。


さらに行くと


▲ 畑の中に立つ樹。

配慮して切らないのだな。




▲ だって、こんな柿が実るからな。


晴れた日の秋の色は、何も手を加えずとも、それだけで美しいと思った。




過去記事 「秋の空にブルーインパルス」2014.11.3
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