7月15日(土)
真狩キャンプ場に隣接する登山者専用駐車場での朝。
▲ 駐車場を出て、真狩登山口398m を6時少し前に出発。
晴天の予想だったが曇り気味。
明日からは曇り・雨予想に転じるから、きょう登らざるをえない。
▲ 看板地図でコースを確認する。
羊蹄山(蝦夷富士)に登るコースは4つあるが、この真狩コースが距離は長いが傾斜が比較的緩いということで選んだ。
それでも、羊蹄山頂上1898m と登山口との単純標高差は1500mある。累積標高差はアップダウンが少ないとはいえ1600mはあるだろう。
明らかにボクの実績体験の中では、トップの山だ。
しかし、アップダウンが少なければ膝への負担も少ないし、日が長いから時間をかければなんとかなるだろう。
出発。
▲ 北海道にきて気がついたのは、この時期だからか知らないが、濃霧になることが多い。
きょうも、濃霧から始まっている。
ダケカンバが幻想的だ。
800mを越えたところから、高山植物がちらほらと見えてきた。
いつもの花のようだが・・?(笑)
左上 シナノオトギリ (junさん)
▲ 8合目。
このコースでは、1合目からずっと全部標識がきっちりと有った。
もう1000m以上だったと思う。
▲ 突然見たことのない、紫がかった白い朝顔のような花が山道わきに出てきた。
▲ こんな感じの花で。
くまん蜂みたいなのがもぐりこんでいる。
▲ さらに大きい花も出てきて、ボクは夢中になって写真を撮った。
しかし、そのほかの登山者は目もくれずに過ぎていく??
それもそのはずで、この花はこれから山頂まで一番目に入る花だった(笑)
さらに登ればこんな花もあって。
▲ 右の花はハクサンチドリだね。
左の花はミヤマハナシノブ(信さん)
▲ 標高1643m 9:45AM。
あと、300m余り登ればよい。
まあ、順調か。
▲ ガレ場になってきた。
あれが山頂か??
▲ クルマユリも出てきた。
いいねー。
▲ 9合目 1684m。
避難小屋へはここを左に曲がる。
ぼくはこのまま頂上を目指す。
▲ あの頂きだろうか。
稜線を、先行する登山者が登っていく。
▲ ニッコウキスゲ。
この山でもニッコウキスゲは少ない、群生はしていない。
日当たりのいいところを好む花なのだな。
いつもこんなシーンで出くわす。
▲ クルマユリとあれが頂上?
▲ 何度か観ているバニラ色の花も。
いつもバニラアイスクリームを想像してしまう。
▲ 左手に、避難小屋が見える。
トイレ(有料)が有り、素泊まりができるらしい。
▲ そして、先ほどらいの白い花の大群生が現れた。
岩手山の火山礫地に群生していたコマクサのような植生だ。
この花の名前は下山するまでわからなかったが、下山後調べてみた。
イワブクロ。
岩にしがみつくように育つからだそうだ。
キビシーね。
他にも、まだこんな花があった。
▲ 羊蹄山、案外高山植物が多いじゃん。
周りは晴れてはいるが、下界のほうは・・
▲ 下界は雲が一面に覆っていて何も見えない。
洞爺湖とかが見えるらしいのに(涙)。
▲ とうとう、外輪山に到達した!
後ろに外輪山が少し見える。
そして、
▲ 正面には、大きな噴火口があった。
▲ ワイド画面で撮ってみる。
スマホ、タブレット用;
さあここから頂上へ
▲ 左から行くか?
▲ 右から行くか?
右から戻ってきた人に尋ねてみた。
頂上ポイントへは、右から行ったほうが若干近い。
しかし右はガレ場を経由することになると。
▲ じゃあ右からだと、右から行った。
あとから考えるとピークは?マークあたりだろうか。
このガレ場コースはたいへんだった。
▲ ガスって来た上に、険しい箇所があって・・・
実は中途でダメだ。こりゃ怖い!
と断念、戻りかけたら、上から人が現れて、なんか勇気付けられてなんとかクリアした
▲ 人がいる。柱が立っている。
あれが頂上か!
▲ 羊蹄山頂上1893m 到達! 11:31AM
登山口出発から、5時間半ほどたっていた。
が、
火口口も外輪山の外の下界もまったく雲で見えず。
ああ、洞爺湖が見たかった。
ランチもそそくさに食べて、降りなくては。
左回りで来た人達は、口々に外輪山を歩いているときの風が強かったことを喋っていた。
「あんた、そんな帽子被っていると風で帽子の紐で窒息するわよっ」
▲ 下山開始。外輪山を廻る。
ガスってる。
▲ 同じ方向へ廻る夫婦組みの後についていくことにする。
彼等は来た道を戻るだけだから、下山への分岐点を見落とすことはないだろうう。
▲ 何をしてるかって?
火口口からの風があまりにも強くて、吹き飛ばされ転げ落ちる!
ケルンみたいに石が積んであるところを背にして、風を避けているのですっ!
まあ、タイヘンでしたわ。吹き飛ばされそうでしたわ。
▲ 40分ほどかけて半周廻って、ようやく当初登ってきた外輪山分岐点に到着。
よかった。
あとは、ほんとうに来た道を下るだけだ。
下りは単純。
もう黙々と降りるだけで。
これも長かったが。
▲ 登山口へ無事戻った。16:13PM
今回は、転倒も何もなし。気をつけたからねー。
10時間半の山行だった。
当然のごとく、ヘロヘロ状態になって戻ってきた。
▲ ここはキャンプ場にもなっていて、今日は3連休の初日。
サイトは盛況。みんな埋まっているようだ。
キャンプの皆さんは、のどか、のどかで、ボクの状況とえらく違う(笑)。
駐車場に戻って、小休憩。
助手席のうしろの隙間に、お財布を発見。
財布をドライバー席横のコンソールに一時的にボクは置いたのだろう。
他のモノもコンソール上においてあるから紛れて隙間に落ちて、ボクの記憶、視界からも落ちてしまったのだろう
複雑なしかしやはり嬉しい気持ちで、昨日と同じくまっかりの湯に向かった。
▲ まっかり温泉からみた蝦夷富士・羊蹄山。
やはり上部がすっぽり雲で覆われている。
これじゃあ、洞爺湖は見えないわな。
(そのご今日にいたるまで5日間一度も頂上は晴れていない)
追記7・21
羊蹄山(ようていざん)と言っても、ほとんどの方がどこにあるのか定かではないようです。
道の駅にいいジオラマが張ってありましたので。
赤丸が羊蹄山です。
真狩キャンプ場に隣接する登山者専用駐車場での朝。
▲ 駐車場を出て、真狩登山口398m を6時少し前に出発。
晴天の予想だったが曇り気味。
明日からは曇り・雨予想に転じるから、きょう登らざるをえない。
▲ 看板地図でコースを確認する。
羊蹄山(蝦夷富士)に登るコースは4つあるが、この真狩コースが距離は長いが傾斜が比較的緩いということで選んだ。
それでも、羊蹄山頂上1898m と登山口との単純標高差は1500mある。累積標高差はアップダウンが少ないとはいえ1600mはあるだろう。
明らかにボクの実績体験の中では、トップの山だ。
しかし、アップダウンが少なければ膝への負担も少ないし、日が長いから時間をかければなんとかなるだろう。
出発。
▲ 北海道にきて気がついたのは、この時期だからか知らないが、濃霧になることが多い。
きょうも、濃霧から始まっている。
ダケカンバが幻想的だ。
800mを越えたところから、高山植物がちらほらと見えてきた。
いつもの花のようだが・・?(笑)
左上 シナノオトギリ (junさん)
▲ 8合目。
このコースでは、1合目からずっと全部標識がきっちりと有った。
もう1000m以上だったと思う。
▲ 突然見たことのない、紫がかった白い朝顔のような花が山道わきに出てきた。
▲ こんな感じの花で。
くまん蜂みたいなのがもぐりこんでいる。
▲ さらに大きい花も出てきて、ボクは夢中になって写真を撮った。
しかし、そのほかの登山者は目もくれずに過ぎていく??
それもそのはずで、この花はこれから山頂まで一番目に入る花だった(笑)
さらに登ればこんな花もあって。
▲ 右の花はハクサンチドリだね。
左の花はミヤマハナシノブ(信さん)
▲ 標高1643m 9:45AM。
あと、300m余り登ればよい。
まあ、順調か。
▲ ガレ場になってきた。
あれが山頂か??
▲ クルマユリも出てきた。
いいねー。
▲ 9合目 1684m。
避難小屋へはここを左に曲がる。
ぼくはこのまま頂上を目指す。
▲ あの頂きだろうか。
稜線を、先行する登山者が登っていく。
▲ ニッコウキスゲ。
この山でもニッコウキスゲは少ない、群生はしていない。
日当たりのいいところを好む花なのだな。
いつもこんなシーンで出くわす。
▲ クルマユリとあれが頂上?
▲ 何度か観ているバニラ色の花も。
いつもバニラアイスクリームを想像してしまう。
▲ 左手に、避難小屋が見える。
トイレ(有料)が有り、素泊まりができるらしい。
▲ そして、先ほどらいの白い花の大群生が現れた。
岩手山の火山礫地に群生していたコマクサのような植生だ。
この花の名前は下山するまでわからなかったが、下山後調べてみた。
イワブクロ。
岩にしがみつくように育つからだそうだ。
キビシーね。
他にも、まだこんな花があった。
▲ 羊蹄山、案外高山植物が多いじゃん。
周りは晴れてはいるが、下界のほうは・・
▲ 下界は雲が一面に覆っていて何も見えない。
洞爺湖とかが見えるらしいのに(涙)。
▲ とうとう、外輪山に到達した!
後ろに外輪山が少し見える。
そして、
▲ 正面には、大きな噴火口があった。
▲ ワイド画面で撮ってみる。
スマホ、タブレット用;
さあここから頂上へ
▲ 左から行くか?
▲ 右から行くか?
右から戻ってきた人に尋ねてみた。
頂上ポイントへは、右から行ったほうが若干近い。
しかし右はガレ場を経由することになると。
▲ じゃあ右からだと、右から行った。
あとから考えるとピークは?マークあたりだろうか。
このガレ場コースはたいへんだった。
▲ ガスって来た上に、険しい箇所があって・・・
実は中途でダメだ。こりゃ怖い!
と断念、戻りかけたら、上から人が現れて、なんか勇気付けられてなんとかクリアした
▲ 人がいる。柱が立っている。
あれが頂上か!
▲ 羊蹄山頂上1893m 到達! 11:31AM
登山口出発から、5時間半ほどたっていた。
が、
火口口も外輪山の外の下界もまったく雲で見えず。
ああ、洞爺湖が見たかった。
ランチもそそくさに食べて、降りなくては。
左回りで来た人達は、口々に外輪山を歩いているときの風が強かったことを喋っていた。
「あんた、そんな帽子被っていると風で帽子の紐で窒息するわよっ」
▲ 下山開始。外輪山を廻る。
ガスってる。
▲ 同じ方向へ廻る夫婦組みの後についていくことにする。
彼等は来た道を戻るだけだから、下山への分岐点を見落とすことはないだろうう。
▲ 何をしてるかって?
火口口からの風があまりにも強くて、吹き飛ばされ転げ落ちる!
ケルンみたいに石が積んであるところを背にして、風を避けているのですっ!
まあ、タイヘンでしたわ。吹き飛ばされそうでしたわ。
▲ 40分ほどかけて半周廻って、ようやく当初登ってきた外輪山分岐点に到着。
よかった。
あとは、ほんとうに来た道を下るだけだ。
下りは単純。
もう黙々と降りるだけで。
これも長かったが。
▲ 登山口へ無事戻った。16:13PM
今回は、転倒も何もなし。気をつけたからねー。
10時間半の山行だった。
当然のごとく、ヘロヘロ状態になって戻ってきた。
▲ ここはキャンプ場にもなっていて、今日は3連休の初日。
サイトは盛況。みんな埋まっているようだ。
キャンプの皆さんは、のどか、のどかで、ボクの状況とえらく違う(笑)。
駐車場に戻って、小休憩。
助手席のうしろの隙間に、お財布を発見。
財布をドライバー席横のコンソールに一時的にボクは置いたのだろう。
他のモノもコンソール上においてあるから紛れて隙間に落ちて、ボクの記憶、視界からも落ちてしまったのだろう
複雑なしかしやはり嬉しい気持ちで、昨日と同じくまっかりの湯に向かった。
▲ まっかり温泉からみた蝦夷富士・羊蹄山。
やはり上部がすっぽり雲で覆われている。
これじゃあ、洞爺湖は見えないわな。
(そのご今日にいたるまで5日間一度も頂上は晴れていない)
追記7・21
羊蹄山(ようていざん)と言っても、ほとんどの方がどこにあるのか定かではないようです。
道の駅にいいジオラマが張ってありましたので。
赤丸が羊蹄山です。