青い空とわたし

青い空の日  白い雲の帆船をみていると

どこかへ どこまでも Harmonyと

走っていきたくなります

南アルプスの貴婦人

2015年07月24日 17時19分23秒 | 青い空の日は旅立(全般)
7月24日(金)

また暑くなってきましたね~。 

きょうボクは、夏の貴婦人に会いに、ここまで来ている。

貴婦人?



▲ この人?

ちゃう、ちゃう。
そりゃあ、モネの日傘の女

彼女もイイけど、ボクのは山の女


朝9時に自宅を出発し、3時頃に着いたんだ、



▲ ここに。 ここは南信州の伊那の山あいの処。

平日で、他の山ノボラーはあまり見かけない。




▲ 実は明日、あの山に登るのさ。

正面のアイツは、南アルプスの貴公子、甲斐駒ケ岳 2967m。
去年の夏に登ったね。

今年は、あの右側の方で恥ずかしがって姿を隠している、
南アルプスの貴婦人とか女王と呼ばれる、優美な山(らしい)、仙丈ケ岳 3033m に会うために

明日の朝、登るんだ。
待っててね。

(完全に自分の世界にいるSoraさん)




レトロさんぽ小樽(最終日)

2015年07月17日 17時02分27秒 | 青い空の日は旅立(全般)
7月5日(日)

北海道5日目最終日

小樽での朝。埠頭公園。




▲ 昨夕、近くのスーパーで仕入れたフルーツと菓子パンで朝食。

珈琲はもちろん美瑛・Goshで買ってきた深煎ブレンドを、ハリオのドリッパーで淹れる。
すするように、少しずつ飲む。
食べる。そして飲む。

この時間がいいんだよな。




▲ きょうは北海道の最終日だ。短いねー。

さあ、小樽の街を歩いてこよう。


9時からの小樽運河クルーズに乗ってみよう。
中央橋たもとから。10%割引券使って、一人1350円。



▲ 出発間際で、最後尾に座る。




▲ いったん南運河を、カメラスポットの浅草橋まで行って(昨日の写真)、Uターンして中央橋まで戻って小樽港湾に出て、北運河を巡るクルーズだ。

船から眺める運河の景色はまた違う。
船頭さんのガイドにうなずく。そーだったんだあ。




▲ 北運河。南運河は幅が縮小されたが、北運河は幅の広い元のまま。

が、昔は積み出し船で忙しかった岸壁も、今はプレジャーボートが係留されているだけだ。




▲ 約40分のクルーズが終了。

下船。




▲ 遊歩道を歩く。 (向こうが中央橋、手前が浅草橋)

夜は、ガス灯が点灯し幻想的な雰囲気に包まれる(らしい)所だが。
昨晩は寝てしまった。





▲ 浅草橋から小樽一の賑わいどころ、堺町通りに出る。

昔のレトロな建物が店舗に再利用されて、運河とともに小樽らしさを感じさせる通りだ。
同時に人気の買い物エリアだよ。


店先に、とうもろこしがあった。



▲ 甘さで有名なゴールドラッシュ(左)と、生でも食べれると謳うピュワホワイト。

deco は冷水につけてあったピュワホワイをかじった。私も少し。
ウム、確かに甘いけれど、とうもろこしは、やっぱり焼きモロコシでなければ!




▲ この店では、鮮魚も選べば焼いてくれる。

カニ、エビ、男爵・インゲン、三品で1000エン を。




▲ 店前で、焼いてもらう。

いいにおいが漂ってくる!




▲ 焼き上がった三品。

すぐ食べてしまった。
イカ焼きも注文すればよかった。




▲ そして、小樽=ガラスの町というイメージを定着させた、ご存じ北一硝子

ここで小さいしょう油さしを買った。


この店もある。



▲ 富良野のカンパーナ六花亭に続き、小樽でも六花亭の店をくぐった。




▲ きょう最後の日。だからお土産購入の日とばかりに、おおきい紙袋になった(左)。

買ったのは、さくさくに焼き上げたチョコレートパイ「霜だたみ」
一部、ボクの会社同僚への土産にした。


買い物も済ませた。いったんクルマへ戻ろう。



▲ 向こう右手の埠頭公園へ歩いて行く。

ボクのHarmonyは、いちばん右端に少し見える巡視船が停留している後ろだ。


~・~・~・~

で、巡視船に別れを告げて、Harmonyともどもにやってきたのがここ。



▲ 石原裕次郎記念館。小樽築港にある。

今年3月のNHK新日本紀行で小樽が取り上げられた時、幼少期(3~9歳)を小樽で過ごした石原裕次郎の話も出た。父が山下汽船の小樽支店長として赴任したためだ。その縁で、亡くなったあと記念館が建てられることになるが。
料亭でしょっちゅう夜を明かす父に衣類を届けた裕次郎のエピソードがおもしろく、今度この記念館に行ってみようと思っていた。





▲ 海が好きだった裕ちゃんの愛艇コンテレッサも、敷地内に飾られている。


記念館の中に入ると、



▲ 西部警察(1979~1984)の主要人物(左から舘ひろし、渡哲也、石原裕次郎)と愛車が展示されている。

「へー、背が高いわねー」 ウルサイっ!

deco はこのTVドラマをよく見ていたらしい。
しかし、ボクはほとんど見たことがなかった。


更にここから中の展示物は有料で写真禁止だ。
で内部はHPから、



▲ 「嵐を呼ぶ男」「狂った果実」等の初期の作品、「夜霧よ今夜もありがとう」「黒部の太陽」の代表作のさわりの部分が、流される。

小学校低学年のころ行き付けの散髪屋に置いてある平凡や明星といった雑誌に裕ちゃんは、小林旭なんかとよく出ていた。だから裕ちゃんのイメージはかっこいい、イカスのままだ。
 



▲ 出演映画のかずかず。

しかし、見直してみると。ウムー・・体型的にかっこいいのは、20代まででなかったろうか。
(フアンの方ごめんちゃい)




▲ ハワイにも別荘を持ち、さすがに居宅は素晴らしかったようだ。

しかし年史をみると、裕ちゃんは骨折、打撲とかの怪我をしょっちゅうやっているね。
ご存じのように、裕ちゃんは闘病生活のすえ、享年52歳(1987)で亡くなる。
あれだけ大スターの道を歩み、裕福で満ち足りた生活をしたのだから、幸福だったのでは(deco)。

そうかなあ、ボクはもっと平凡な人生でいいけど。ちょっとタイヘン過ぎるような人生じゃない?


日経新聞の人気記事欄の「私の履歴書」では、今月からなんと浅丘ルリ子がペンをとっておりオジサン達の注目を集めている。
その中で7月9日付の「裕ちゃん」では、

「『不良っぽいけど育ちのいいお坊ちゃん』それが私が石原裕次郎さんを見た時の第一印象だった。品の良さは天性のもの。裕ちゃんは誰であろうと自分から立ち上がり、手を差し出して相手の目を見てしっかりと挨拶する。育ちの良さが見についていて嫌みがまったくない。だから陰で裕ちゃんの悪口を言う人は誰もいない。」

 二人は共演

そうか品の良さか。やっぱり、オレが裕ちゃんをひがんでいるだけだなあ(笑)。


~・~・~・~

午後5時を過ぎた。
小樽港フェリーターミナルへ移動する。記念館からすぐのところだ。



▲ 午後7時半に出航予定だ。

6時半ごろから乗船開始だろう。

正味5日間、駆け足で地域限定の北海道旅行。
楽しいままで終わりそうだ。
息子達も、無事羽田に着いたというメールがさっきあったし。


また、来たいね。北海道。

「俺は待ってるぜ」(1957)


そう? 裕ちゃん。





関連記事 : 「小樽の夢」 2015年3月8日

トマム雲海テラスと小樽の海の幸

2015年07月15日 00時25分14秒 | 青い空の日は旅立(全般)
7月4日(土)

北海道4日目。

朝、4時に起きた。

早起きして、見たことのない朝を体験するためだ。

Harmonyをホテル前に付けて、みんなをスキー場ゴンドラ前に運ぶ。4時半着。



▲ 他の宿泊客の皆さんも徐々に集まりだした。

一人1900円のチケットを買って、ゴンドラに乗る。
空は曇り空だ。

まもなくゴンドラは雲に包まれて、雲の中を上昇していく。
ウフフー。見えるかな。

少し雲が切れて、下の方を見ると。



▲ おー、ザ・タワーが雲のうえに、二つ顔を突き出している

昨晩ディナーしたリゾナーレのタワーも左に浮かんでいる・・


ゴンドラに乗って15分もすると、ここへ↓到着。



▲ ゴンドラ頂上の、あの雲海テラス

5時。もう多くの人がテラスに集まって、まわりの雲海を見渡している。


雲海自体は山登りをする者にはめずらしい現象ではないが、ここの雲海は比較的標高が低い位置(テラス1088m)で、手が届きそうな近い距離に雲海が発生するのが魅力だ。

太平洋からの暖気が十勝平野に流れ込み、日高山脈に当たって上昇する時発生するのがその基本的仕組みとか。



テラスを離れて、もう少し山を上った展望所へ行ってみた。




▲ 舳先(へさき)デッキへ歩いていく。

前に来た時は、こんな施設はなかった。




▲ 文字通り、下界へ突き出ているところ。




▲ ここでは、山並みの上部がポカポカ雲海に顔を出している。


しばらく場所を代えて、色んな雲海の様子を眺めていた。




▲ 再度、雲海テラスに戻ると、さきほどよりかなり周りが明るくなっている。

9年前と同じく雲海コーヒーを飲もうかと思ったが、待っていた家族は寒そうだったのでよした。




▲ 近くの灯台デッキでは、寒いからラジオ体操でもやっているのかな。それにしては音楽が流れていない。

あとで知った。これはトマム主催の「雲海ヨガ」だった(笑)。


夜明けが進むに連れて、雲海も薄くなってくる感じだったので、下山することにした。


トマムに来た理由は、この雲海を見ること、家族に見せることが大きな目的の一つだった。
それが見れてよかった、よかった。雲海の発生率は49%(HP)だから、涙をのむことも当然あるので。
肩の荷が降りた。


~・~・~・~・~


とたんにお腹が空いてくる。

そりゃそうだ。4時起きだからね。朝食を食べに行こう。




▲ 今日も朝食はバイキング形式だ。

でも今回は、純和食のバイキング。

いくつか特色があった。



▲ 山菜コンクール最優秀賞の「和風山菜リゾット」だって。

じゃあ、これを少し頂いて。




▲ ここは、お好みの具を入れておにぎりを握ってくれる。

ボクは、欲張って「紅鮭」「明太子」「高菜」の3個も握ってもらった。




▲ 和風リゾット、3種おにぎり他、いろいろ載せてきた。

色々食材を食べられて、バイキングはほんといいね。




▲ 和風デザートも忘れることなく、色々きっちり食べた。

たいやき、どら焼き、抹茶ケーキ、大福・・ ほんと朝から好きだね。



朝食のあと部屋へ戻ると、ソファーでウトウト寝てしまった。


10時過ぎて、チェックアウトへ。




▲ 駐車場へクルマを取りにいく。

冬に来れるかな??
わからない。冬の北海道は積雪・気温の厳しさで、信州を走るのとちと違い過ぎるのでは・・




▲ 荷物を載せて、




▲ さあ出発だ。

トマムよ、さようなら。アデュー。
また、機会があれば。


トマムICから高速に乗って、一路小樽を目指して走った。

約3時間の走行だった。


~・~・~・~・~

1時過ぎに小樽へ入った。

昼食先へ直行する。



▲ 青塚食堂

小樽の半島先の海岸で、民宿もやっている食堂だ。
新鮮さがうりもののようだ。ネットで調べてきた息子夫婦の推薦だ。
ガイドブックには載ってない。



▲ つぼがい。




▲ 見事なバフンウニが、うじゃうじゃ。スプーンですくって食べるなんて見たことない。

これは、高いしうまいはずだよ。Yちゃん、念願がかなったね。
涙を流しながら食べていた(冗談)。




▲ それほどウニにこだわらない、残り三人はムラサキウニ、イクラ丼で大満足。




▲ アジの開きではないよ。

もちろんホッケだ。




▲ ああ、おいしかった。

ここの食事も、我が家では今後、語り継がれレジェンドになるに違いない。



食事が終わって、小樽市内中心にあるホテルへ息子夫婦+孫を無事送り届けた。
これで、彼等と一緒の北海道の旅は終わる。
彼等は小樽で一泊し、明日夕、新千歳空港から東京へ帰る。

じゃあ、気をつけてね。

別れのあと、ボクらは埠頭公園の駐車場にクルマを置いて、市内へ歩いて出てきた。

お土産直送を市内で終えて、少し散策。




▲ 運河をクルーズ船が進む。

絵になるねー。
明日にでも、乗ってみようか。





▲ 埠頭公園に戻って、近くのスーパー温泉「湯の花」へクルマで行く。





▲ そのあと、マックスバリューのスーパーへ。

明日の朝食のパン他を調達。




▲ 今晩はこの埠頭公園で海を見ながら、寝ることとしよう。

夕食は二人ともカップ麺で。
ようやくキャンパーらしい旅スタイルになってきた(笑)。

朝が早かったから、今日は早めに寝ることにしよう。 


初夏の富良野からトマム・タワーへ

2015年07月12日 15時32分18秒 | 青い空の日は旅立(全般)
7月3日(金)

北海道3日目

■ ホテル エーデルヴェルメ ~ メロンいっぱいの朝

さすがホテル、よく眠れました(笑)。



▲ 朝食はバイキング。

「食」の富良野だし、勇んで出かけた。




▲ 最初のプレートは、一応朝食らしくバランスを考えて、盛りあわせてきて。

富良野メロンも、カニの抜き身も食べホーダイだよ♪

で・・・リピーターに。



▲ 最後のデザートプレートでも、メロンを乗せてきた。

他の家族も、一所懸命にじゅるぐちゅと、メロンを食べていた。

このホテルでは、メロンの直売・発送もしていた。
どういうわけか昨日のメロンハウスより安い。
味も美味しいことがわかっているので、持ち帰り用に買った。




▲ 出発する前に、ホテルの前で、

「はい、メロン!」



■ 富良野オルゴール堂 ~ 手作り体験

子供に何か手作り体験をさせたいという息子夫婦の希望で、富良野国道237から離れて西の奥、十勝岳のふもと麓郷(ろくごう)の方へクルマを走らせる。
麓郷は「北の国から」のロケ地で有名だが、誰もドラマを見ていないのでロケ地には行かない(笑)。




▲ 45分ほどで、富良野オルゴール堂に到着。

野っ原の中に有った。




▲ 中に入ると、いろんなオルゴールが展示されている。

あちこちで、オルゴールが音色をかなでている。




▲ 手作り体験に使うオルゴールがずらりと並ぶ。

かなでる曲が違うのだ。Umiちゃんは、「生まれてはじめて」のオルゴールを選んだ。三歳の子供が曲名を読めるわけがなくYちゃんの適切なご指導のもとでだが。アナ雪の曲らしい。





▲ 係員さんから作り方の説明を受ける。





▲ あらかじめ購入しておいたビーズ等のトッピングを、注意深く貼り付けていくのだ。




▲ みんなも、Umiちゃんの作業を注意深く見守った(^^)。




▲ そしてできたのがこれだ。

Umiちゃん、オリジナルオルゴール「生まれてはじめて」。
白い雪ビーズを散りばめるのに時間がかかった。

制作に要した時間は1時間強でした。



■ ふらのジャム園共済農場 ~無添加ジャムを購入

オルゴール堂からすぐのところに、北海道産の野菜や果物を使った手作りジャムを販売しているところがある。次はそこへ移動。




▲ ジャムは試食もできる。

ここだけで販売のハスカップと、白ワインぶどう、黒すぐり(カシアス)ジャムを買った。
帰ってからの朝食が楽しみだよ。




▲ ジャム園に隣接して、やなせたかしの「アンパンマンショップ」がある。

アンパンマン大好きのUmiちゃんも大喜び。
写真↑は作品のギャラリーで。


ただ、ジャム園に来たのはここから更に上がった標高500mの高台にある展望台からの景色を見せたかったからだ。



▲ 麓郷展望台

今日は、晴れて良かった。



さあ次の予定地は?
女性に人気の高いこのスイーツショップ↓は、外せない(と言っている)。

■ お菓子は大地の恵み カンパーナ六花亭へ

いったん朝のホテルエーデルヴェルメ近辺に戻る。
そこから、丘陵状のところを上っていくと、



▲ カンパーナ六花亭(ろっかてい)

バターサンドで有名な帯広本店の六花亭。カンパーナ六花亭はその富良野店だ。
2万4千坪の広大な丘陵地に広がるぶどう畑の中に有る。




▲ 店内は総ガラス張り。

入って右手奥が、スイーツ売り場。
左手手前が、喫茶室になっている。

そして正面が・・




▲ 大窓から、十勝岳を背景にした雄大な景色が目に飛び込む。

いいねー、このロケーション。
テラスに出てみよう。




▲ テラスの前にはぶどう畑が広がる。 うむー。

decoがいつものように負けじと言う、「(信州)安曇野に似ているわ」。

が、規模がここの方がちと大きいと思う。


さてもう昼時だし、ここで軽くランチしていこうか。




▲ 十勝おこわ定食670円。

「道産米に六穀を混ぜ込みました。ふっくらと炊き上げたおこわに、白花豆、大豆、小豆、金時豆、黒豆、枝豆の六種類の豆をたっぷりと入れました。」

そのとおりです。他に「ほたておこわ定食」もあって、Yちゃんが「どこにほたてがあるの?」とおこわの中を探していた(笑)。




▲ もちろん、ここでスイーツも食べてしまう。

左:「雪こんチーズ」160円。 ココアビスケットにチーズをサンドしたもの。
右:「ふらの餅」100円。 富良野産赤えんどう入りのお餅。中にこし餡。塩味が効いている。

コーヒーは無料でお好きなだけ。
景色を眺めながら、coffee & sweets いいねー。

ここでは、お土産のスイーツは買わなかった。
新鮮さがウリのお菓子でもあるので、最終地小樽にも六花亭はあるからそこで買って帰ることにして。


さあ富良野よ、また次の機会まで。
出発!と富良野国道を午後2時過ぎに南下を開始。

約2時間ほど走り続けて、午後4時過ぎに次のハイライトかつ今晩の宿泊地に到着。

それは・・


■ あこがれのトマム・ザ タワーで



▲ デーンと立つツインタワー、36階建の高層ホテルだ。

あの星野リゾート トマムの中心的建物。このタワー前に、Harmonyを停めた。

過去に、decoは仕事でこのリゾート地の端の宿泊所に泊まったことがある。
ボクは、単に駐車場に停めたことがある。

いずれにしろ、このザ タワー The Towerに泊まったことは、無いのだ。
ザTheという定冠詞が付くということは、「あのみんなが知っている」という意味だ。
あのタワーで、今回は宿泊するのだ!!

心が高鳴らない方がおかしい。。


我々の部屋は、茶色のタワーⅡの28階だった。
今回は家族全員1室だ。

部屋に入る。

ワオーッ。



3面の大きなガラス窓があって・・
4つの可動式低床ベッドがある・・




「おかーさん、見てください、ほら」

「わあっ、すごいわねー」


確かに、窓の外の眺めは素晴らしい。
さえぎるものが何もない! こんなホテルは初めてだ。




▲ 下の駐車場のクルマが小さく見えるぅ・・





▲ そして、トマムスキー場が向こうの山腹に広がる・・

あそこで滑りたいなあ。



タワー内を少し散策。



▲ 1階には

左:カフェラウンジ・ユックユック
右:キッズ・コーナー


そうこうしているうちに、5時半に予約したディナーの時間が近づいてきた。


■ レストラン アルケッチアーノの華麗な夕べ

今晩のディナーは、このタワー内ではなくて、離れたところにあるリゾナーレトマム内のレストランを予約してある。
巡回バスに乗って移動とのことで、巡回バス到着のアナウンスをロビーで待っていたがアナウンス無く時間が迫ってしまった。一斉に入ってきた例の大陸からのお客様ご一行の応対で、アナウンスをし忘れたのだろう。

ここでまた、今回家族ツアーの専任運転手の出番となり、Harmonyを駐車場からホテル前へ移動させた。
これでまた、ボクは飲めないが。




▲ 数分で、タワーの少し上部に位置するリゾナーレトマムの、これまたツインタワーに到着した。

予約したイタリアンレストラン・アルケッチアーノは、建物の35階にあった

山形・鶴岡に本店がある有名店、アル・ケッチァーノの奥田政行シェフ・プロデュースのレストラン。
毎年夏と冬の2回、期間限定で星野リゾートトマムにオープンする。
今夏も7月1日からオープンしたばかり。


ここは息子達の選択だ。




▲ 皆で席に着く。

さすが35階。ここも景色が素晴らしい。




▲ 我々の宿泊するザ タワーが見える。


飲み物を注文して、ディナーが始まった。




1.大根のブルーテスープ 雲丹を添えて

 ブルーテとは卵黄や生クリームを使ってとろみをつけたもの。大根をさらに溶かし込んだのだろう。個状の小さなのが雲丹。

2.トマトとバジルの冷製カッペリーニ

 カッペリーニはパスタの一種で非常に細いのが特徴のようだ。素麺みたいな細さ、味わって食べなければすぐ喉を通ってしまう。





3.八幡平サーモンと平目のテリーヌ ハーブサラダ

 上がハーブ、真ん中が2種の魚の切り身をジェル状2層に固めたもの。下が岩魚の燻製を削ったものだと言っていた。

4.雪化粧の90℃調理

 「雪化粧」という名の玉ねぎを90℃で焦がさず2時間熱してできたもの。あまーい。




5.大地のサラダ 酪恵舎のチーズエッセンス

 真ん中のチーズエッセンスをドレッシングとして野菜にかけて食べる。

6.甘鯛と水菜のリゾット

 鯛のうろこを逆立てて、パリパリにしてあった。ユニークで香ばしい。
 ボクは、これが一番気に入った。




▲ 7時前になって、窓外も薄暗くなってきた。

少しずつ手を替え品を替え出てくるので、女性陣もゆっくりお味を楽しみながら食べていたようだ。

Umiちゃんには、これまた立派なキッズコース(4000エン)が用意されていた。美味しくて食べ過ぎたのかな、一時横のカウチで休憩した。でも結局全部食べた。




7.北海道の魚介を使ったトマトパスタ ”キタッラ”

 キタッラはパスタの1種。断面が正方形だ。ネギの他、エビ、タコの類がまぶしてあったかな。

8.内藤牧場さんのアンガス牛と人参のピューレ

 アンガス牛とはスコットランド・アンガス起源の黒い牛。柔らかい肉が特徴らしい。この3枚の肉片は手前が固く上にいくにつれ柔らかくなっていた。その意味するところは不明。


7のパスタと8の牛肉がメインディッシュということになるのだろうか。
料理数が多いので境目がはっきりしない。



8.お口直し

 映り↑は悪いがシャーベット、イタリア語ならソルベだ。

9.ドルチェ

 いくつか選択肢があったのだが、500円プラスでケーキセットになると言われたので、まだまだお腹に空きルームがあるボクはコレにした。(血糖値大丈夫かい?)

ボクは、目いっぱいのデザートで、満足が上乗せされた。
女性陣も、今晩の品のあるディナーは永久に(家族内で)語り継ぐであろう。

食事が終わったのが午後8時半近く。
3時間近いコースディナー(北コース 11,000)だったが、来月4歳になるUmiちゃんは少し休憩は入れたものの、ずっと大人と一緒に食べていた。やはり、この子の食にかける情熱はただものではない(^^)。




▲ みんなで、暗くなった駐車場をHarmonyのところまで歩いて行く。

口々に、「おいしかったね。」


いろんなことがあった、長~い一日だった。

でも、明日はあのために、朝早いからねー。みんな起きてよ。



追記: きょうの記事写真のどこかに、筆者Soraが密かに顔出し出演しています。
興味のある方は見つけてください。(見つけても何も出せませんが)

初夏の美瑛・富良野~食と自然

2015年07月08日 23時03分34秒 | 青い空の日は旅立(全般)
7月2日(木)

北海道2日目

道の駅での、小雨まじりの朝。



▲ 道の駅ひがしかわ「道草館」。

町中の道の駅だが、夜間トラックはなくて静かだった。
息子夫婦とは初めての車中泊だったが、みなさんそれなりに寝れたようだ。
特に子供が心配だったが、両親にはさまれての就寝だから問題なくてひと安心。

簡単な朝食後、向かったのはここ。

美瑛の青い池



▲ 未舗装の駐車場から青い池の遊歩道に入ったころ、あれ、陽が射してきたよ。

ほっと、する。

「ビエイブルー」は陽の加減でその青さが微妙に変化するから。




▲ 立ち枯れた木々。さざ波がきらめく。





▲ 青い池は小さな池。

美瑛川の中流に位置する。上流からの流れ込む特定の鉱物が陽を反射して青く見えるとか。
この幻想的な池は、女性の人気が高い。
今回もYちゃんの希望スポットだった。
(ボクだけ3回目)

ここで重大なミスに気付いた。
旭川の道の駅から、青い池に来る途中に、セブンスターの木やらケンとメリーの木とかがある「パッチワークの路」を経由してくるつもりだったが、全部すっとばして池にきてしまった!!

Oh、No!と思ったが、後の祭り。みなさんごめんねー。ガイド失格だな。

しょうがないので、美瑛の丘は今回はこれから行く「パノラマロード」だけにして。

ということで、次は「四季彩の丘」へ向かった。



▲ 四季彩の丘では、トラクターが引っ張る荷台車に乗って周った。




▲ 広大な敷地に30種ほどの花々が咲き誇る(はずの)一大花畑のところ。

この黄色い花はなんだっけ?




▲ 前回来た時は、一面の花が見事だったが・・・

明らかに、夏休み期間に合わせて花が満開になるように植生されてるねー。
まだ、時期が少し早いのだ。(高山植物と違うのか)


赤い屋根、三角屋根の塔で有名な美馬牛(びばうし)小学校の前を経由して(写真省略)、お昼時の今、次に来たのがここ。

これも、Yちゃんの希望だ。



▲ 自家焙煎珈琲店Gosh

「美しい風景を眺めながら、自家焙煎コーヒーと軽食が楽しめる」とある。

美瑛・富良野では、古民家を使った、自家菜園の、自然の中でという個性派的カフェが多い。
これもその一つだろう。

さらに、Goshのウリは、自家製コーヒーとパンだ。Yちゃんもボクもそれが好きだから、うってつけのカフェ。




▲ 木々に囲まれた平屋建ての、確かに個性的なお店だ。

白いマーガレット(だと思う)が一面に咲いていた。

中に入ってみよう(予約なし)。




▲ 中は、カウンター席が少々と、三つぐらいのテーブルがある。小さい店内。

あ、そうそうテラスが広かったか。暑くなれば、外の方が開放的でいいだろうな。





▲ それほど考えることもなく注文して、さあ出そろったよ。

ボクが写真を撮り終わるまで、みんな手を付けず、唾をのみ込みながら待っていてくれる。
すまないねー。報道使命があるもんで。




▲ 左:プロシュートハムのサラダ仕立てオープンサンド (Yちゃん)
  右:ビーフシチューとパン (息子)




▲ 「上富良野産豚肩ロースのロースト クルミとゴルゴンゾーラのソース」
   ~ パンのカゴ盛り、サラダ、本日のコーヒー付き ¥1,850(税別)

本日のおすすめのランチメニュー、をボクたち二人は。

この豚肉ロースは厚いから、食べでがあったよー♪
あまり長い間、クチャクチャやっていたから、翌日の朝食時に顎関節が痛くなっているのに気が付いた(笑)。

味は、うまかったと思うよ。
コーヒーも苦味が適度で、酸味が少なくて、脂ぎった口内にも心地良かった。





▲ 自家焙煎のコーヒーも買ったよ。

深煎り。クルマで後ほど淹れてみたが、スタバのフレンチローストとほとんど同じ味だった。


さあ、お腹もいっぱいになった。


~・~・~・~

美瑛から南下して富良野へ入る。
富良野の定番スポットへ。




▲ 一緒に歩く。

「お花がきれいでしょ」




▲ そう、ここは「ファーム富田」

富良野のラベンダー観光の火付け役となったところ、発祥地だ。




▲ ラベンダーの色も、まだ心なしか薄いような。




▲ 個々のラベンダーに鼻を近づけても匂わないような。

けれど、風が吹くとフワーッとほのかな香りが漂うんだよなー。




▲ ラベンダーもいいのだけれど、メロンの形をしたバルーンに惹かれて、隣接するとみたメロンハウスへ足を向ける。




▲ メロンパンとメロンカット。

”富良野メロンパン”なるものが、内地ではよく売っているが、ここのメロンパンは本家本元の富良野メロンパンなるぞ!

パンの中身はクリーム状、ジャム状、餡状の三種類メロンが選べたが、ボクは餡のメロンパンにした。これはやはり美味かった。




▲ もちろん、これも女性はいくつになっても外せないよねー。ラベンダーソフト。



~・~・~・~

ファーム富田でメロンのお買い物をしたあと、さあ今日のお宿を目指して更に富良野を南下。




▲ で来たのが、山の中腹に立つふらのワイン工場




▲ 地下のワイン貯蔵所を見て、



▲ 二階の試飲所で、運転手以外はワインの試飲をして、




▲ 100% ぶどう果汁を買った。


ワイン工場見学のあとは、山を更に上がったところにある同系列のワインハウスへ。



▲ ふらのワインハウス。

夕食は、地産地消のここでしよう。




▲ 窓の外は、十勝岳連峰と富良野盆地のパノラマ風景だ。

いいなー。




▲ まずは、カンパーイ。

何に? ここの自然と、美味しい食事に カンパーイさ。




▲ 注文したものは;

ふらの風チーズフォンヂュ。くりぬいたパンの中に熱々のチーズが入ったフォンヂュ。
チーズは白ワインとホワイトソースをミックスしたまろやかな仕立て。
野菜はもちろん地元のもの。

ふらのホワイトピザ。カラスミが少し載っていた。




▲ それにもちろん、富良野なら野菜スープカレー。


お客さんも他にほとんどおらず、申し訳ないが我々の専属レストランみたいにして食事を楽しんだ。


さあ、今夜のお宿へ行こう。



▲ 富良野リゾートホテル エーデルヴェルメ。

ホテルの裏手が、フラノスキー場だ。
このあたりは、冬場になるとがぜん活気づくところなのだろう。

夏場は価格もリーズナブルでお得。息子が見つけてきた。




▲ 二人で一部屋なのだが、四つもベッドがある。

シーズンオフ。

うむー。ホテルハーモニーとずいぶん就寝環境が違うなあ・・
慣れてないから、ボカぁよく寝れないかもしれない・・(笑)

マッサンの夢・余市ウイスキー工場へ

2015年07月06日 23時43分26秒 | 青い空の日は旅立(全般)
7月1日(水)

カーフェリーは、朝4時半の定刻に無事小樽港へ到着した。
小雨まじりで、夜明けまもない小樽は車通りも無く静かだった。

北の大地、最初の訪問地は?
小樽から車で30分の所にある余市
そう、NHK朝ドラ「マッサン」の舞台となったニッカウイスキーの工場のあるところだ。



▲ ニッカウヰスキー余市蒸溜所(正式名)の正面入り口。

工場に隣接する道の駅で朝食をしたりして待機。
9時の開場とともに中に入る。




▲ 蒸溜所の内部は、自由に見学ができる。

9年前にここに来た時は、自由に見て回ったが、今回ガイドさんに付いて回ることにした(無料)。




▲ 蒸溜塔。

発酵が終わった液体を熱してアルコールを取り出す施設だ。
銅製の蒸溜釜が立ち並んでいる。
現在も石炭で熱する行程を(もう珍しいらしいが)使っている。




▲ 一号貯蔵庫の内部。

できあがったウイスキーをオーク樽に詰めて長期間寝かせる倉庫だ。
この倉庫は1934年創業時に建てられたもので、この樽の中は今は空。




▲ このような稼働中の貯蔵庫は敷地内に何棟もある。


敷地内にはウイスキー博物館があり、国産ウイスキー製造の歴史を知ることができる。



▲ スコットランドで使用していたポットスチル(蒸溜釜)が、博物館の入り口に据えられている。





▲ 三つの樽が置いてあり、内部の原液の色と香りの違いが分かるように展示されている。

右から、蒸溜したての樽。5年モノの樽、15年モノの樽だ。

原液の色は、透明から茶色へ変化していく。
香りも年を経るごとに、より濃くなっていく。↑5年モノの香りを嗅いでいる。






▲ 1940年(昭和15年)に発売された第一号ウイスキー

商品名が「ニッカウヰスキー」になっている。

日本ウイスキーの父、マッサンこと竹鶴政孝が1934年に余市でウイスキー製造会社を設立したとき、食い扶持を得るために、余市産のリンゴを使ってリンゴジュースを製造してたことは、朝ドラを見てた方はご存じのとおり。会社名も「大日本果汁株式会社」だった。
その会社名の「日」と「果」を取って、日果 → ニッカ をウイスキー名にしたようだ。戦後、会社名自体もニッカとなる。




朝ドラ「マッサン」の放送後、がぜん注目を浴びだしているのは、政孝夫妻の居宅跡だろう。
居宅自体は余市の他所にあったのだが、この蒸溜所敷地内に移設されているのだ。

私達が9年前に、この蒸溜所を見学した時はこの居宅もじっくり見ている。
朝ドラ前に見学しているのだ。ここが並みのミーハーさん達とは違うところだ。

とはいうものの、もう一度マッサンとエリさんの居宅を見てみることにした。




▲ 居宅の横、正面。明らかに洋風の建物だ。




▲ 居宅の右側に入り口がある。




▲ 入り口を入った内部。展示場になっている。


現在はこの部屋だけが、見学可能になっていた。
この部屋に続く母屋は、老朽化のため危険で見学できないとのこと。
前回は見れたのに・・




▲ 代わりに、居宅の模型図が置いてあった。

右側に入り口。左に続く洋風の応接間兼書斎。左の部屋は和洋折衷のようだ。




▲ 特に、入り口はエリことリタ夫人のスコットランドの生家をイメージして造ったそうだ。

24歳でスコットランドにウイスキー製造を習いに行った竹鶴政孝が、リタに出合ったのもこの家でだっただけに思い出深かったのだろう。




▲ 竹鶴政孝。1894~1979
生涯を通して日本のウイスキー作りに情熱を燃やした。




▲ 竹鶴リタ。1896~1961
その政孝を励まし続けたリタ夫人。





さあ、次はお楽しみの試飲だ。




▲ 試飲場はニッカ会館の2階。

多くの見学者が最後にここにくる。一人一杯、好きな銘柄を試飲できるのだ。





▲ 外は、緑がいっぱいの清々しい景観だ。





▲ 「ウン、これいけるワ」

ドライバーのボクは、アップルジュースの試飲。(涙)


ニッカ会館の1階は、直営レストラン「樽」がある。



▲ 11時のオープンを待ちかねたようにして、中に入った。




▲ まず海鮮サラダを注文。

エビ、タコ、マグロ、サーモン、カニ・・・
これ、食べでがありましたよ。




▲ そして、ボクはスコットランドの家庭料理のスコッチブロスを。

ラム肉とハトムギ、オニオン、ニンジン、カブを煮込んだスープ。うーん、これはロシア料理のボルシチに似ている。羊肉風味だが。
でもやはり英国料理。そんなに美味いものではない(笑)。




▲ decoは、しゃぶしゃぶ風にラム肉料理を・・





▲ ウイスキ・ワインラムしゃぶ定食。1,340円(税込)

ただし、ラム肉を赤ワイン(右サイド)か、ウイスキー(左サイド)のお好みに応じて浸して、横にあるにんにく入り醤油風味のたれに付けて食べる。
肉を「酒びたり」にするのがユニークだ。

これもドライバーはダメなのだが、ワインよりウイスキー味の方が香りが際立って良いようだ。お酒が好きな人は最後に飲んでしまう?






▲ 余市蒸溜所は、13万平方メートルを超える広大な敷地にある。

建物の赤い色の「パゴダ屋根」は蒸溜所のシンボル。




▲ 蒸溜所は、いかにもマッサンが自分のウイスキーづくりの夢を追って選んだ地だけに、ジャパニーズウイスキーの聖地というにふさわしい雰囲気を備えていた。


~・~・~・


余市蒸溜所見学のあとは、一気に道央道を飛ばして旭川へ向かった。

旭川市郊外、旭川空港近くのこの温泉には午後4時過ぎに着いた。



▲ 「森の湯 花神楽」(はなかぐら)




▲ 木々に囲まれた地にあり、北海道ならではの温泉地だった。

ここなら、数日滞在していてもいいかな。

温泉に入った後は、ゆっくりもしていられない。
息子夫婦を旭川空港に出迎えに行かなくては。


羽田発旭川空港18:55着の飛行機で、定刻に到着。




▲ 嫁のYちゃん、孫のUmiちゃんが先ず出てきた。

先週アデノイドウイルスに罹り数日40度の高熱が続いたUmiちゃんも、ようやく復調してのこの旅行だ。元気そうでよかった。

荷物を持ってまもなく出てきた息子を加えて、大人4人子供1人、1匹を乗せて、キャンピングカーは、最寄の道の駅へ向かった。

今晩は、全員このまま道の駅で車中泊だ。




カーフェリーの18時間

2015年07月02日 22時24分07秒 | 青い空の日は旅立(全般)
6月30日(火)

新潟港からのカーフェリー出港は、いつも午前10時半。



▲ 十分に早く港に到着していたが、9時40分ごろに乗船のアナウンスあった時は、まだ船内持ち込みの手持ち品の仕分けができていなかった。

で、本当はドライバー以外はクルマに乗っていてはいけないのだが、deco を乗せたまま乗り込んでしまった。




▲ 乗船後、ポロンはペットケージ室にあずける。

あてがわれたケージに入れて立ち去ったあと、ずいぶん大きな声で遠吠えするように泣いていたらしい。


ボクが一人でフェリーに乗るときは、雑魚寝室よりワンランク上の二段ベッド集合室。
それ以上望む必要がないわけだが、相方がいる今回はそうはいくまい。

部屋はツインベッドの個室だ。



▲ いいねー。ベッドも堅めでよく寝られそう。




▲ テレビ(BS視聴可)も、洗面台もある。

ボクは習い性で、集合トイレ室まで歯を磨きに行ってしまったが、行く必要がないことにあとで気が付いた。



昼食は、いつものカフェテリアではなくて、要事前予約コース料理のグリルにて。
実はこれも、1000円の割引券を乗船受付時にもらったからだ。
2,500円のディナーが1,500円になるならば・・

HPには、こんな割引サービスは掲載されていなかったが、まだ繁忙期ではないから不定期なサービスなのだろう。もっけ。

「春の船旅ランチ~北の大地と日本海の幸で~」と銘をうって2,500円。
北海道グルメ旅の始まりだ(笑)。



▲ 前菜 あんこうのエスカベッシュと小樽産水蛸の山椒焼き

そのあと、スープ~もずくと蟹・豆苗のスープ。

メインは、



▲ 豚肉の煮込み ブロッコリーソース

ソースは甘くしてあり、おいしかった。




▲ deco のメインは、桜鱒の白味噌ワイン風味。

鱒は塩焼きしか知らず、この味付けは意外感があってこれも良かったようだ。




▲ とかなんとか言っても、たいていデザートが一番満足する。

余市産の紅玉を使ったアップルパイだ。


食事のあとは、海をみながら本を読んだり、船内映画を観たりしていると結構時間は過ぎるものだ。

映画は3本、時間を違えて上映。福山雅治、リリーフランキー主演の「そして父になる」を観た。
ウチの息子を取り替えられなくてよかった。




▲ 夕方に入浴。

6時過ぎで外はまだ明るい。外洋を眺めながらのお風呂。
船が前後にかすかに揺れるのを受けて、浴槽のお湯も前後に波立つ。

北海道旅行もまだピークではないから客数も少なく、万事ゆったりめの感じで旅行は始まった。
明日は、朝4時半に小樽港に着く。