青い空とわたし

青い空の日  白い雲の帆船をみていると

どこかへ どこまでも Harmonyと

走っていきたくなります

かってオンネトーから眺めた雌阿寒岳と阿寒富士に登る

2017年07月31日 14時36分35秒 | 同上 (山歩き)
7月30日(日)

雌阿寒温泉公共駐車場での朝。

5時少し前に起きる。

祈りが通じて、晴れ。




▲ 駐車場(左)、そしてすぐ近くにある雌阿寒温泉登山口を6時頃に出発した。




▲ きょうのコース計画を確認。

①を出発し雌阿寒岳を目指す。
そのあと、調子が良ければ④を経て、阿寒富士をも目指す。
阿寒富士まで登ったなら、ピストンで戻るよりは、⑤のオンネトー国設野営場へ抜けたい。
野営場からは黄色の車道を伝って戻りたい。


アカエゾマツの樹林帯をかなり登ったあと、五合目を過ぎて標高1000mを越えた頃、


▲ 右手にオンネトーが見えてきた。




▲ この辺りで森林限界を超えて、一面のハイマツ帯に変わる。





▲ 羊蹄山では、一番見かけたイワブクロがここでも顔を出し始めた(左)

黄色い花も(右)。これぞ北海道の特産種、メアカンキンバイ(雌阿寒金梅)。小葉の先が大きく3つに裂けている。




▲ 山頂に至る、岩場が現われてきた。

初めは背丈ほどあったハイマツも、文字通り岩場で這うだけの背丈に変わる。


そういう中でも、咲くものは咲いており、


▲ 白い小さな花の繁茂。右のワタスゲみたいな花は、山麓に生えるマルバシモツケの変種で、エゾマルバシモツケ。ここでは地面を這うように生える。



八合目辺りにくると


▲ おお、岩場の先に初めて見る人影が。

のちに、頂上はあの稜線の左先のほうにあった。




▲ この辺りでは、右手にもう雌阿寒岳の火口が目に入るようになった。

あの茶色い水溜りは、赤沼なのだろう。

右下の火口壁からは白い煙が上がっている。
ズームすると。




▲ ズーム。

ゴーゴーという爆音とともに煙が上がっている。

雌阿寒岳はまだ活火山なのだ。




▲ だいぶ頂上近辺にきたかな。

左へ折れて進んで




▲ 雌阿寒岳の頂上1499m ! 8:25AM

雌阿寒岳は阿寒岳の最高峰だから、これでもう阿寒岳登頂!と言って100名山マニアの方は帰れるのだが。

時間はまだ8時台だし、体調に問題はなさそうだからボクは帰る訳にはいかない(笑)。

8時台だが、お決まりの助六寿司を出して半分だけ食べた。


よおしっ! お隣の阿寒富士1476mも登るのだ!

外輪山を時計回りに周り始める。



▲ 火口の下に、青沼が見える。

背後には阿寒富士が待っている。




▲ 青沼をズームする。

綺麗な、お鉢だ。



▲ 外輪の向こうに阿寒富士。


外輪をどんどん進む。



▲ でーんと、阿寒富士が迫ってくる。

頂上に雲がかかっている。


外輪を下りて、阿寒富士のふもとへ。



▲ 雲もとれた。

さあ、これを登るのか。

ここは標高1256mだから、高低差200mを登るのだ。



▲ 山はほぼ全域火山礫で、そこをギザギザに登っていくようだ。

ヒエーッ・・・大丈夫かな。


ともかく開始。

足元がずり落ちるから、杖が無ければまず登れない。



▲ 中腹あたりで振り返ると、雌阿寒岳がよく見える。

それで元気を呼び起こして、また一歩一歩。

ザクッ、ザクッ・・


花はそんな登山者には関係なく、火山礫に適応したあの花たちは



▲ 青色の花と、あのコマクサまでが 頑張ってガ礫にしがみ付いている。




▲ そして、花粉を媒介する蝶も頑張っている。

茶色の蝶の方が多かった。
2蝶が乱舞するように、あちこちでヒラヒラ飛び回っていた。





▲ おおー、あの柱が頂上の印だろう。




▲ 阿寒富士登頂! 1476m 9:56AM

背後に雌阿寒富士。

誰もいない頂上。




▲ 雌阿寒富士の方向をワイドで撮る。

スマホ、タブレット用;






▲ 山頂には、あのイワブクロがここかしこに咲いており、、やはり撮ってしまった。


そして


▲ オンネトーの方向。

阿寒湖が逆方向に見えるはずだが、残念ながらずっと雲で隠れて見えなかった。

阿寒富士山頂で、残りの助六寿司を食べて、40分ほど景色を見ながら留まっていた。


さあ、降りようか。



▲ 慎重に足元を確認しながら阿寒富士を下りた。

ここからは



▲ 右端に見えるオンネトー湖畔に向けて、この谷沿いに下っていけばよいのだ。

下りは、ハイマツ帯、そしてアカエゾマツ帯を下っていった。

アカエゾマツ帯ではエゾマツの根が出ていて歩きにくかった。
しかし、ピストンでの消化試合ではないから飽きはしなかった。




▲ 国設野営場からの登山口に到着。12:39AM

まだ12時とは、ボクの山行としては珍しい。

しかし、さすがに一つプラスアルファの山の上り下りが加わったから、左膝の腱が痛くなってきた。




▲ 帰りは、オンネトーの左岸に沿った車道を歩いていくことにする。

これだけで1時間はかかるのだが、湖から山をもう一度眺めたかった。




▲ はい。オンネトーの向こうに、今登ってきた雌阿寒岳(左)と阿寒富士(右)の雄姿が。

左の下から山頂へ、また右の山へ登って降りて、ここまで来た。

まあ、よく登ったものだ。
自分でも信じられないくらいだ。




▲ 看板で、今日の山行をたどってみれば、赤線になる。

よくやった!

自己拍手 !





▲ 一般観光客向けの展望台で。

5年前の2012年10月に、初めて来たとき、ここでオンネトーと阿寒岳を眺めた。

素晴らしい景色だと思った。

特に背後の奥深い山に惹かれた。

が、あの時は実際自分が登ることになろうとは・・
しかも同時に二つも登るとは・・

思わなかった。

やったー!





▲ 駐車場に戻る。

当然スタバフレンチローストを淹れて、充実感をかみ締めながら飲んだ(^^)。


休憩後、駐車場横の温泉へ。



▲ 昨日入った温泉とは別の温泉へ行く。

野中温泉。200円。

ここは、昨日の山の宿野中温泉のように露天風呂は併設されてないが、ここも



▲ 左下に溢れ出た湯は流れ出す、文字通りの源泉かけ流し。

ゆっくり、温泉を独り占めさせていただいた。

今晩も、ここで野営。