杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

薬屋のひとりごと 7

2024年06月01日 | 
日向 夏 (著), しの とうこ (イラスト) ヒーロー文庫

里樹妃との一件が片付いたのもつかの間、猫猫の元に高順が厄介ごとを持ってやってくる。どんな用事かと言えば、猫猫に女官試験を受けないかというものだった。猫猫は、半ば強制的に試験を受ける羽目になる。新しく医官専属の女官となった猫猫の前に現れるのは、面倒くさい変人軍師に厳しい上司の医官たち、それと同僚たる同じ女官たちだが――。猫猫は同僚たちにお約束の通り嫌がらせを受ける。特に、女官の首領である姚(ヤオ)は猫猫に対して突っかかってくるのだった。(内容紹介より)

序話
ジャズグルという少女が登場。生まれつき口がきけないけれどどうやら予知能力のようなものがあるようで・・。

一話 宮女試験
猫猫が強制的に受験させられたのは医官付の官女試験です。
やり手婆の監視下、スパルタの受験勉強の甲斐あって見事合格。
薬屋は、偶然再会した克用に時々来てもらうことで見習い君も一安心。

二話 嫌がらせ
宮廷では早速いじめの洗礼を受けますが、猫猫にとっては屁でもない😁 
嫌なのは羅漢がしょっちゅう覗き見に来ることです。

三話 医官手伝い
医官付きの宮女は猫猫、姚 と彼女の侍女の燕燕他5人です。
猫猫は他の2人から掃除と包帯の煮沸消毒を押し付けられますが、上司の医官に見抜かれ他所に移され3人になります。

四話 後宮
後宮の妃たちの健康診断に医官とともに赴きます。
砂欧からきた愛凛妃から土産に渡されたクッキーには文字の書かれた紙が入っていました。

五話 運命クッキー
クッキーに入っていた紙の謎を解くため3人は協力することにします。
姚 と猫猫のクッキーに入っていた紙と燕燕の包み紙を合わせると
「白い娘の正体を知りたいか?」になりました。

六話 軍師倒れる
羅漢が医局に担ぎ込まれてきます。毒を盛られたと思いきや、自分の唾液で腹痛起こしていたという。そりゃ、暑い中、口をつけた中身を長時間そのままにしていたらねぇ・・・。

七話 愛凛妃の思惑
下級妃の香水キツ過ぎ事件の後、羅半に呼び出された猫猫は、砂欧では巫女は王と
並び立つ存在であること、今の巫女はアルビノであることを聞かされます。白娘娘もアルビノ・・・2人の関係は?

八話 思惑の思惑
生娘の筈の巫女が白娘娘の母であれば大問題。それを確かめたいというのが羅半の依頼。隣国へ行けと?と問う猫猫に、向こうからやってくると答える羅半。

九話 皇后
后となった玉葉妃とその子供たちの健康診断に赴く猫猫たち。

十話 暗躍
月の君がちょっと部屋を出ていた間に毒のお茶が。冷静に銀の匙で調べる辺り、手慣れたものです。壬氏様、やっと登場だ~。
多忙を極める壬氏様に副官と侍女を増やすよう勧める乳母の水蓮はさり気なく妃を娶れとせかします。

十一話 祭りの前
燕燕が姚 に主人として以上の感情を抱いていることに気付く猫猫。姚 の性格も何だか可愛く思えてくるのね。

十二話 異国の娘
医官たちのおやつの買い出しを頼まれた3人は、迷子になっていた異国の娘と出会います。この娘が序話に登場したジャズグルです。

十三話 皇弟付侍女
月の君の侍女に燕燕が選ばれます。
彼女はお嬢様命!ですから月の君にとっても都合が良いわけ。

十四話 巫女との対面
砂欧からきた巫女の診察に出向いた宦官の羅門、猫猫、姚 。
触診を許された猫猫ですが、特に異常はありません。妊娠線もなく、経産婦かも不明なままです。

十五話 おかあさん
宦官の羅門が甥の変人軍師の世話をやく姿は「ばあやみたい」by姚 
渾名は「おかあさん」に決定です。
その変人軍師の毒見薬が回ってくる猫猫。

十六話 食事会
巫女の歓迎食事会の席で巫女の毒見役をした姚 が毒にあたります。
巫女ともう一人の毒見役も倒れます。

十七話 容疑者
愛凛が焚く香の成分が毒として使われたのではと容疑者として拘束されます。
巫女たちは軽症ですがヤオは重症です。猫猫は激怒します。

十八話 男女の駆け引き
月の君と猫猫が久々に二人きりに。
色々あった猫猫は、はっきりしない彼に思わず「はっきり言えばいい」と口走ってしまいます。で、遂に言いましたよ、「お前を妻にする」宣言。

十九話 真実の真実
姚 は後遺症が残るかも状態ですが一命はとりとめています。
一連の事から猫猫は巫女が実は男であることに気付きます。
そういえば巫女の診察でいくつかの宦官の特徴が現れていたんだよな~~。伏線になってたのね。

二十話 茸粥
巫女はアルビノとして生まれたが故に、先代の巫覡(巫女の付き人 )に利用され赤子の時に去勢され男の自覚もないまま育ちました。 王の権力を抑えるために特別な存在が必要だったからです。ところが政敵である王派に感づかれたため、自殺して役割を次代に託そうとしたのです。自国では死後遺体を調べられたらわかってしまうので東宮のお披露目を利用してやってきたのでした。巫女が用いたのは遅効性の毒茸で、死なない程度の量でした。巫女見習いとして仕えたこともある愛凛に殺されかけたことに失望して自殺という筋書きでした。愛凛もグルなのね。

二十一話 巫女の告白
全てを聞き取った猫猫は巫女にある提案をします。
巫女の計画はご都合主義であり、姚 を巻き込んだことを糾弾するあたりは権力者だろうと許せないものは許せないという確固たる信念があるのよね。

二十二話 未来の巫女
白娘娘と愛凛を人質とされた巫女は表向き「死んだ」ことにされ、王派の情報を壬氏たちに流すスパとして阿多の離宮に匿われます。新しい巫女はジャズグルかな。彼女が描いたという三枚の絵の最後の一枚の意味は続編のどのあたりで明かされるのかな?

終話
姚 は自分がお咎め無しなのは何か大きな隠し事があるらしいと気付いています。 見舞った猫猫にそれを指摘しつつも燕燕には黙っているよう頼むあたりはまさしくツンデレお嬢様。💛負けず嫌いだけど相手を認める素直さがあり、そこが猫猫は可愛く思えるんだな。そして家が没落してけっこう苦労している娘でもありました。

変人軍師はますます危ないおっさん化してるし、甘いもの食べ過ぎて糖尿病予備軍間違いなしですね。これだけ一途に娘を想っている姿は何だか可哀相に思えてくるぞ。

壬氏様がはっきり言葉にしてしまった以上、猫猫もちゃんと応えてあげないとですね~。でもまだまだ前途多難な様子ですね。😝 
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