杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

ぼくとママの黄色い自転車

2010年09月20日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
2009年8月22日公開

小学3年生の大志(武井証)は、父親(阿部サダヲ)と二人暮らし。母はデザインの勉強のため、パリにいる母(鈴木京香)から毎週届く手紙を楽しみにしていた。しかし、ある日大志は、母がパリではなく、瀬戸内海の小豆島にいることを知ってしまう。どうしても母に会いたかった大志は、母にもらった黄色い自転車に乗り、愛犬アンと共に、横浜から小豆島を目指すが・・・。

新堂冬樹の小説「僕の行く道」の映画化。
母を訪ねて三千里・・じゃなくて500km。

まず、従姉の美緒(阿部美央)の協力で親を騙して旅に出る・・小学生と侮るなかれ!な子供の知恵に舌を巻くことになります。

大志が出会った三組。
恋人のトラック運転手と喧嘩したおねえさん(藤原里奈)、駅に送るならちゃんと新幹線乗せようよ~!大体自転車ごと降ろしてどうするよ

警官(ほっしゃん)から救ってくれた由美ちゃん(梅原真子)。この子、はっきり言って武井君より演技上手いです。

自殺しようとしてた正太郎じいちゃん(柄本明)、発熱してる子供見つけたら病院連れてこうよ

おいおい!それはちょっと苦しい設定じゃないの?というエピソードが続くけれど、素直に
人の親切というものを味わえば、いつのまにか心がほっこりして、世の中まだまだ捨てたもんじゃないなぁと思えてきます。

実は両親が大志に嘘をついていたのは、記憶を失う病気になった母が、愛するが故に夫と息子の前から去ったという理由があったからで、小豆島の療養所でそれを知った大志が、これまでに出会った人たちとの約束の中で、事実を受け止め成長していく物語でもありました。

この映画、主題歌がさだまさしさんなので、ファンとしては劇場へ行くべきでしたが・・ごめんよ~遅くなって

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