自然講座の3年目の最後の観察地の
案内をしてもらいました
川勾神社
県の自然環境保全地区に指定されているので
社殿の周りには大木が多い
神社に多いサカキ ナギはもとよりスギ アラカシ
タブ ケヤキ等々樹木の勉強をするには絶好の場所
境内に入ってすぐのところにしめ縄の掛けてある夫婦杉が
ご神木かと思いましたら神主さんが江戸時代の樹木の配置
地図をお持ちになりどうも違うということがわかり社殿のまわりを
シダ類を観察しながら推察する楽しい時間もありました
ご神木は神様が降りられる目印になるので大きい木なら
なにって特定の物ではなくてはいけないということもないらしい
国道から入ってくるところから10年ほど前に
道路拡張のため境内に移された樹齢300年からなる
大イチョウ 上はばっさり切られましたが青々と
葉を茂らしていました
この近くの鎌倉古道も観察しました
当地では珍しいアマクサシダ
ヤマユリの種
播いたら花が咲くまで5年はかかるでしょう
オケラ
ダイミョウセセリの好物のニラ
カラムシ アカタテハの食草
自然が多く残るこの地区に帰化植物がどのくらいの
見られるかを観察するのもこのグループの大きな
テーマであったようです
外来種がはびこるのは自然破壊の程度を示す
バロメーターだからです
ちょっとした空き地でワルナスビ ハルジオン
アカバナユウゲショウ オオアレチノギク ニラ
コセンダングサ セイヨウタンポポがみられました
神社と古道の自然度は大変高く一安心ですが
このように奥まっているところでも道路際には
やせた土地に生育できる繁殖力、生活力が強い
外来種にとってかわりつつある
神社のケヤキとか杉の根は上に出ないように
かなり掘り下げて植えてあるようです