「迷子の魂」(6分半)
オルガ・トカルチュク:文
ヨアンナ・コンセホ:絵
小椋彩:訳
岩波書店:発行
2020.11第1刷(2500円)
訳者の解説文によれば
>いまを生きるわたしたちが多かれ少なかれ抱える問題をめぐる、寓話的物語である。
>主人公のヤンは、仕事、食事、運動、移動と、毎日あれこれ忙しい。
>時間を効率的に使うことをよしとする、現代社会のごくふつうのライフスタイルだ。
>ところが、満ち足りて豊かに見える日々のそうした過ごし方は、どうやら人の幸せには直結しないらしい。
>鏡をのぞいたヤンはじぶんが、とてもたいせつななにかをなくしていることを悟る。
と、ある。
装丁といい、文章といい、描かれ方といい、これは大人の絵本。
言葉の無いページから、それぞれが感じればいい。
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