今日の絵本

「おばけのひやめしや」（５分半）
ささきみお：作・絵
ひさかたチャイルド：発行
２０１０．６第１刷（１２００円）

町の裏道に、ある日ぽつんと立てられた『めしや　かいてん』の立て看板。
ふらりとひとりのお客がやって来た。
「これは隠れた名店か？」
そっと青いのれんをくぐってみると・・・。

＜作者あとがきより＞
私がお風呂に入っていたら、ドアがほんの少しだけ開きました。
誰かの気配。
突然「ひやめしやあぁぁぁぁ～！」
まだ小さな長男が、おばけの格好をして出てきました。
あ～これはきっと「うらめしや～」と言いたかったんだろうなぁ～。
あっはっはと笑うと、あれ、おかしいな？という顔。
この出来事がひやめしやさんのできたきっかけです。
ひやめしやのご主人のちょっととぼけた性格は、子どもの真っ直ぐで素直なイメージと重ねています。