ロングロードと聞いて何を思います?
長い道?
間違った道?
実は「ロングロード」とそのままカタカナ読みをしても、英語のネイティブスピーカーには伝わりません。だって英語は日本語のように全ての音に母音(あいうえお)が付いてはいませんから、「long」は「longu」ではありませんし、「road」は「roado」ではありません。
「ロンロー」とでも言えば、少しは通じるかもしれませんが、それにしたって、ちょっと思いつくだけでもこんなに候補があるのです。
Long road (長い道)
Wrong road(間違った道)
Long load (長い間の心労)
Wrong load(間違った積み荷)
おまけに、ラ音がひとつしかない私たちにとっては実に難しいところなのですが、どうも彼らにとっては「La」の「ラ」と、「Ra」の「ラ」とは全く持って別人のようです(笑)。ですから、この4つは全く違う音になるのです。
ここらへんが英語と日本語の違いの面白さですね。
私たち日本人の話す英語は、英語圏で育ったり、学んだりしたことでもない限り、おおかたの場合は母音英語=カタカナ英語になりがちです。
たとえば、、、、、
ある時、車に乗っていたらこんなCMが流れてきました。
「地球にやさしいアースコンシャス」
でも、この「アースコンシャス」、同乗のアメリカ人にはどうしてもわかりませんでした。
たとえば、、、、、
電車の中で女子高校生たちがキャッキャと笑い転げています。
それを見た友人が「盛りあガールさんたちですね。」とウィットを飛ばしました。
けれどももう一人のイギリス人の友は、多少日本語がわかるものの、何がおかしいのか全く理解ができません。
だって、「girl」と「ガール」は全く違うんですもの(笑)。
そうそうこんなこともありました。
アメリカに転勤になった友人の子供さんが、幼稚園に通い始めてすぐにこう言ったそうです。
「ねえ、ママ、英語でね、白のことを『ワイ』っていうんだよ。
黒は『ブラッ』で、赤は『ウレッ』。
たしかに(笑)。
先日乗った飛行機では通路の向こうのご夫婦が、それぞれに
「ホワイトワインプリーズ」
「レッドワインプリーズ」
これなども、いっそこうした方がいいかもしれませんよ(笑)。
「ワイワイ プリー」
「ウレワイ プリー」
昨日書いた「バレンタインデーに見る文化の違い」もそうでしたけれど、二つ、あるいはそれ以上の文化を行きつ戻りつしていると、面白い発見にたくさん出会います。
ご訪問をありがとうございました。
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