少年たちの初夏

昨日、日曜日の東京は雨降りの朝で始まりました。
けれども、足元を濡らす雨も昼になる前には上がって
曇り空に変わりました。

広尾でのランチタイムの後
私たちが足を向けたのはいつもの「有栖川公園」です。

正確に言えば「有栖川宮記念公園」です。
今は港区の区立公園ですが
もともとは有栖川宮の御用地でした。

登ったり下ったりの変化にとんだこの公園には
木々が茂り、池があり、橋が架けられ
ここが本当に港区？と思うほどの豊かな自然が静かな空間を作っています。
メイおばさんファミリーのお気に入りの場所のひとつです

ゆったりと流れる時の中で、池にはいつも亀や水鳥が見られます。
釣り糸を垂れる大人も、ザリガ二とりに夢中になっている少年たちも
時のたつのを忘れているようです。

こんなにたくさんの野鳥もやってきます。


長靴を履いた少年は笹舟を作っては池に浮かべ



スルメを餌にザリガニを釣り
帰る時間になってもいっこうに帰ろうとしません。



メイおばさんの中で古い記憶とその場面が思い浮かびます。
夕方の薄闇が迫る中に小さな痩せっぽちの少女がいます。
少女もまた、もっともっと遊んでいたいのです。

母の呼ぶ声がしても、祖母の呼ぶ声がしても
もっともっと遊んでいたいのです。

たった一日でもいいから戻りたいのに
もう決して戻ることはできません。


どうぞ良い一日をお過ごしくださいね。
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６月５日：都心のシンガポール空間
６月３日：おひとり様のティータイム
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