Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

雨が降れば虹が出る、晴れた空には光が躍る。
雨でも晴れでも歩きましょう!
世界のどこかから、あなたへ贈るメッセージ

春の日差しの中の6人の訃報

2020-04-06 23:20:45 | 日記
静かな朝です。
いつも以上に静かな朝です。

コロナが蔓延し始めて以来
アメリカの首都に隣接したこの町も
柔らかな春の日差しの中で
再び眠り始めたのではないかしら
と思うぐらいに静けさに覆われています。

窓の向こうには、いつもと変わらぬ国会議事堂の丸屋根と
モニュメントと呼ばれる記念碑が美しい空の下に見えますけれど
私の部屋のすぐ下のテニスコートとドッグランには
いつものように朝のテニスを楽しむ人たちも
リードを外されて喜び勇んで駆け回るワンちゃん達も
そんなワンちゃん達をを自由に遊ばせる飼い主さん逹の姿も見えません。

どこからも人の気配が消えてしまいました。

そんな静かすぎる朝に
私は自分の部屋の絨毯の上にペタリと腰を下ろして
たまった新聞に目を通しています。

ここワシントン暮らしでは「The Washington Post」
たまに「The New York Times」を
シアト暮らしでは「The Seattle Times」を購読しています。

などと格好をつけて言ったて
実は、メイおじさんが読んだ後の新聞を回してもらう
夫唱婦随新聞なのですが(笑)。

時折、すでに切り抜かれてしまった部分もありますけれど
私たちの興味はまるで違いますから全く気になりません。

今日、この静まり返った朝にご紹介するのは
4月4日(April 4, 2020) の「THE NEW YORK TIMES」の記事です。
B14ページの「Those We've Lost」
つまり「訃報」です。

大きな見出しの下にはこんな添え書きが見られます。

「Faces From the Coronavirus Pandemic」

つまり、「コロナウイルス」の感染によってお亡くなりになった方々への
日本語で言えば「お悔やみ」です。

今、メイおばさんの目の前に置かれたこの「訃報ページ」には
お亡くなりになった6名の著名人の方々の「名前」と「年齢」が太字で書かれ
その下に亡き方々のご紹介とお悔やみが続きます。

Gota Ramjee, 63
James T. Goodrich, 73
Roberto Stella, 67
Nur Hassan Hussein, 82
Pape Diouf, 68

正直に言えば、メイおばさんはほとんど知らなかった「著名人」です。
けれども、6人目に出会ったこの方の写真を見た瞬間に
心臓がドキドキとし始めて
読み始めているうちに、新聞の小さな文字が
涙で読めなくなりました。

なんとか読み終わったところで
気づけば呟いていました。

「ありがとう、ありがとうね、ニューヨークタイムズさん、
『私たちの志村けんさん』のことを紹介してくれて。
たとえそれが訃報であっても、、、、、」

悲しいです。
とてつもなく悲しいです。

まだお若いのに。
まだまだ私たちに笑いを届けてくださるはずだったのに。
笑いばかりではなく、時には心奥深く染み入る言葉だって、、、、、

月並みな言葉ですが、心からご冥福をお祈りいたします。

読んでくださってありがとうございました。
ランキングの方もどうぞよろしくお願い致します。
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