Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

雨が降れば虹が出る、晴れた空には光が躍る。
雨でも晴れでも歩きましょう!
世界のどこかから、あなたへ贈るメッセージ

町は劇場~シアトルの街頭音楽家たち

2013-12-04 09:39:26 | シアトル
この町の通りを歩くのは
どうしてこんなに楽しいのだろうと

寒がりの私が
震えながらもどうして歩き回ってしまうのだろうと

歩くのがとりわけ好きであったわけでもないのに
暇さえあればどうして歩きたくなってしまうのだろうと

そんなことを
帰る道々考えていたら
ちょっとだけ答が見つかりました。

ちょっとだけ、というのは
まだまだたくさん答があるはずだからです。

そのひとつは
何回歩いてもいつも新しい発見があること。

今日だって
えっ、この建物の中ってこうなっていたの?
えっ、ここにこんな店があったの?
えっ、この道がこんな所に繋がっていたの?
えっ、このチャウダーめちゃめちゃおいしくない?
エトセトラ エトセトラ

もうひとつは
町が劇場であること

工夫したキャッチコピーの札を前に
あんなにたくさんいたホームレスの人たちは
さすがにこの寒さ
ほとんど見られなくなってしまったけれど

ミュージシャンたちはまだまだ健在
それぞれの定位置があるらしく

あ、あの、情熱的にハバネラを奏でるバイオリンのおじいさんはあそこ
あ、あの、胡弓で中国の曲を聴かせてくれるおじさんならばあの通り
あ、あの、何でも叩いては歩く人たちをリズムに乗せてしまう黒人の青年ならあの角
そうそう、アコーディオンならばあそこを曲がったあの通り



パイクプレースマーケットの入り口にも
その向かいのスタバ一号店の入り口横にも
いつもたくさんの音楽家たち
それもなかなか腕利きの人たちがいて



初めのうちは
鞄を開いて
お財布を取り出して
ジッパーを開けて
中をもぞもぞやっていたけれど

近頃ではすっかり手慣れて
コートのポケットに1ドル札を何枚か
裸で入れておくようになりました。

中でもメイが一番好きなのは
パイクマーケットの石畳と交差する道の角で
にこりともせずに
ひたすらオルガンを弾く銀色の長い髪をひとつに結んだおじさんです。



いつでもいてくれるので
後ろからそっと聞かせてもらっては
さりげなくお礼を置かせてもらいます。

この方
驚いたことに、1980年からずっと
雨さえ降らなければ
同じ場所で弾いているのだそう。

そんなことを
先日参加した「パイクプレースマーケットツアー」のガイドのエミリーから聞きました。

ところが
さっき行ってみたら
いつもの場所のいつもの道に穴が掘られていて
立ち入り禁止の標識が!


私の大好きなオルガニストさんは
いったいどこに行ったのでしょう。


ご訪問をありがとうございました。
どちらでも一つ押してくださるととても嬉しいです。
どうぞ良い一日でありますように!


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2 コメント

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オルガニストさん、いましたよ (at)
2013-12-15 19:11:14
先週、シアトル行きましたが、白髪のオルガニスト、同じ場所で元気に弾いていました。CD買ってくればよかったと悔やんでいます。
返信する
Unknown (メイからatさんへ)
2013-12-16 02:21:08
嬉しいお知らせをありがとうございました。寒さが日一日と厳しくなっていくシアトルで、最後にお見かけした時は、手袋をはめてオルガンをひいていらっしゃいました。いつまでもお元気でひき続けてくださるように、、、次に行った時は私も絶対にCDを買うつもりです。(つい、今日じゃなくてもいいだろうと思っているうちに機会を逃してしまいました。)
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