この冬2度目の雪が
最初の雪の翌々日に降りました。
しかも、クリスマスツリーの上によく飾られている星のように大きな雪です。
遠出の計画がキャンセルになって
それならばと
スミソニアンの「ナショナルギャラリー」に行くことにしました
ちょうど今
「Heaven and Earth: Art of Byzantium From Greek Collections」
と題する、ビザンチン美術展を開催中なのです。
メトロの駅を下りていつものように歩きます。
でも何かが違います。
駅もがらがら
国会議事堂の通りもがらがらです。
「こんなにがらがらだったら、きっとナショナルギャラリーもがらがらだろうね。」
と、ゆっくり鑑賞できることを期待する相棒と
ギャラリーまでの道を急げば
ナショナルギャラリーの表玄関が閉まっています。
クリスマスとお正月以外は
いつだって開いているはずなのにどうしたというのでしょう。
それならばと、ぐるりと右回りに大きな建物の周りを歩いても
どの入り口も閉まっています。
どこかに「本日は閉館」の貼り紙ぐらいあったっていいようなものですが
ただ閉まっているのです。
結局ぐるりと一回りする最後のコーナーで
「CLOSED」の表示を見つけました。
理由を考えてみても雪以外には思いつきません。
そういえば、メトロの中で読んでいた新聞にも
前々日の雪で、国内線にたくさんの遅延やキャンセルが出たとか
空港でタクシーに乗るのに1時間待ちだったとか
車の運転を自粛して家にいるようにという警告が出されたとか
恒例のクリスマスパレードが中止になったとか
停電があったとか
翌日の学校が休校になったとか
近郊各地での雪の弊害が報じられていました。
少なくとも都心部はそれほどの大雪でもなく
うっすらと白く覆われたぐらいだったのですが。
メトロが止まったわけでもないのに
スミソニアンのミュージアム群も閉まってしまうなんて
日本だったらちょっと考えられないことでしょう。
もっとも
どんな特別展でも無料開放と言う太っ腹も
日本では考えられないことですが(笑)。
火曜日の雪は、お昼前にはすっかり降り止んで
とびっきり綺麗な青空が顔を出し
眩しいお日様の光が街を輝かせ始めました。
それなのに、、、、何ていっても仕方がありません。
ちょっとの間の雪でしたが
戻ってきたお日様と青空の下
急いで歩く人たちも、ゆっくり歩く人たちも
街と一緒に輝いています。
スズメたちでさえ大はしゃぎして
街の真ん中で水浴びを始めました。
雪解けの冷たい冷たい水でしたが、、、、、