Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

雨が降れば虹が出る、晴れた空には光が躍る。
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世界のどこかから、あなたへ贈るメッセージ

日付変更線の向こうへ~ラロトンガへの飛翔

2013-05-03 21:00:21 | ラロトンガ

オークランドは海と山にはさまれた坂の多い町。
ついでに付け加えれば とても美しく とてもフレンドリーな町。

朝6時半 町中の坂の上に建つ 常宿を後にした。
どうせまたしばらくしたら帰ってくるのだから
大きなスーツケースは置いていこう。
どうせ行先は常夏の島なのだから。

人気もない真っ暗な道を 一路空港へと車を走らせる。
窓の外がだんだんと明るくなって
30分後には朝の柔らかな光が気前よくふりそそぐ
空港に立っていた。

ラロトンガ行きは国際線のターミナル。
「ヌク・テレ(浮く島)」という古い名前を持つこの島は
今ではニュージーランの自治領 クック諸島にあるというのに
なぜか国内線ではなく国際線。

自動チェックイン機で 画面の指示に従って パスポートをスキャンする。
スターアライアンスのナンバーを入力する
機内持ち込み荷物は7キロまで
あずけるならば23キロ。

重さを自分で確かめられるように ロビーの一角に計りがおいてある。
あずける方の荷物にせっせと小物を移して
何とかぎりぎりセーフで6.8キロ。
「Approved Hand Luggage」のタグが貼られた。
明らかに7キロを下回っている物には貼られない
グレイゾーンの荷物にだけ貼られるお墨付き。

見回してみれば
だれも革靴なんて履いてやしない。
みんな 素足に草履で「国際線」の小さな飛行機に乗り込んでいく。

一生けんめい大地を走ったA320機は
時間通りの9時30分に、ふわりと空中へと浮遊する。
空高く西へ西へと
日付変更線の向こうの小さな島へと。

私の中の分子たちが
機体と一緒にふわりと浮遊して 移動しあい
私の心とからだを、4時間後の私のために
「南太平洋」モードに変えていく。

なつかしいこの感覚。
南への移動の時だけにやってくる
このざわざわとした感覚


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