「この国のかたち」的こころ

敬愛する司馬遼太郎さんと小沢昭一さんに少しでも近づきたくて、書きなぐってます。

うしおととら マンガ文庫版 第19巻 おまけに弱い世代について考える

2006年03月15日 23時10分30秒 | 人々
うしおととら 19完

小学館

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 娘さんの春休みの宿題を決めなくてはいけないってことで夕ご飯を食べた後に戸田書店にいってまいりました。そして新刊コーナーを覗くと「うしおととら」の最終巻が出てるじゃありませんか。

 おー!

とかいいつつ、手に取ってみると、なにやらおまけがついている様子。

 なんじゃこりゃ?

と見てみると、

 

 フィギアなんですね、とらの、しかも金色の…。

かねて以来、僕は「とら」が「黄色い化け物」というのに違和感を勝手にもってまして、むしろ光沢を押さえた金色にイメージをおいていましたので、今回のフィギアはかなり完成度が高いのではと思います。

 そうです。そのおまけ付きを買った45歳ですが、何か?

 どうしてこうもおまけに弱いのだろうと思います。

 物心ついたときから、グリコのおまけのついたキャラメルで育てられたからなあ、仕方がないところか。

 ウチの母親の凄いところは、幼少の僕が夜泣きをすごくする質だったので、夜寝る前にキャラメルを食べさせていたそうで、母のタンスにはもったいないからととっておいたおまけがかなりあったらしい。

 今はもう無いけど。

 おかげさまで、僕は小学校3年まで虫歯が非道くて、いっぱいあったのです。理由は簡単、母は僕にキャラメルを食べさせてそのままにしておいたからで、今から考えると信じられない衛生観念なのであります。

 それで急患で僕は連れて行った歯医者さんにえらい勢いで叱られて、衛生観念を叩きこまれ、ついでにそこに就職してしまったという嘘のような体験を持ってます。

 で、そのせいか何か分かりませんが、とにかく「おまけ」とか「豪華付録」とかいう言葉にとても弱いのは事実です。

 そう書いてるウチに「冒険王」とか「少年画報」とかの付録が作りたくなってきた。
 当時の付録で一番覚えているのは、アポロ11号か13号のロケットのものでした。ゴムの力で発射台から打ち上げられたアポロが空中で3段に分かれて飛んで最後はパラシュートで降りてくるという、非情に凝った作りで、しかもそれが、パラシュートを除けば、すべてボール紙と輪ゴムでできあがっているというところなんですな。
 今でもどうやったらそうなるのかよく分からないんですよ。

おそらくその手の作家がいたんでしょうが、いまならもの凄い脚光を浴びる天才さんなのではないかと思われます。