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かみさんと娘さんが掛川の生涯学習センターに行こうとして曲がるところを間違えて見つけたおそば屋さんです。
実はその2時間前に僕も同じ場所で迷って「おっ!こんなところにそば屋がある。」と思っていたのでした。
その後、夜何処かでご飯を食べようということになったときに、娘さんが「この前行ったそば屋が良い。」ということになり行ったのですが、玄関には「蕎麦売り切れにつき閉店」といった主旨の言葉がありました。
これは凄いことになってきたと思って引き返しました。
娘さんはそれが余程悔しかったのか、帰り道にはムスッとしておりました。
で、今週の日曜日に再びチャレンジしました。前回は7時近かったので、今回は5時半にお店に入りました。
見事に1番目の客になりましたが、その後次々にお客が入ってきます。
しかも皆さん、お蕎麦の前にお酒を召し上がるなんザアかなり本格的でございますよ。
メニューを見させて頂くと温かいお蕎麦のメニューはありませんでした。付け汁が温かい鴨南そばが唯一の温かい系でしょうか。
カミさんは「どうして暖かいのは無いのですか?」と平気で聞きますよ。
答えは簡単明瞭で「夏だからでございます。」とのこと。
さすがのカミさんも二の句が継げません。
ここのご主人は蕎麦に関してはかなりのポリシーと創作意欲の旺盛な方とお見受け致しました。
鴨南蕎麦を付け汁にして食べるのはカミさんでございましたが、かなり濃厚な付け汁だったとか、直接飲むには少し濃すぎるので、後から出てくる蕎麦汁を入れて飲むのが宜しいかと思います。
ウチの娘さんはこういう場面になると急に冒険心を出すようで、湯葉の入った冷たいお蕎麦を頼みましたよ。
僕はオーソドックスに、大根おろしのトッピングが眩しい、ぶっかけ蕎麦にしましたが、その湯葉ののった蕎麦が出てくるや顔をゆがめましたよ。
それはそうです、湯葉がでかいし汁も湯葉汁と混ざって乳白色をしています。
娘さんが顔をゆがめたのは汁が醤油カツオだし汁系の色をしてなかったからに違いありません。
で、少し湯葉をかじっただけで「パパ、交換して!」とわがままなことを言っています。
結局僕が湯葉蕎麦を食べることになりました。
娘よ!君の冒険心はいつもパパという尊い犠牲の上に成り立っていることを自覚しなければならない。
でもこの辺りでは一番とも言える品の良いお蕎麦ではないかと思ったのですが堂でしょう。
店内の装飾も少しもあざとさを感じさせず、しか小綺麗な印象を常に与えてくれそうなつくりになっています。
駐車場は5台が限度かな。
蕎麦だからお客の回転数は良いはずなんだけど、昔ながらのスタイルである酒の肴をだしてもらって酒をちびちびやりながら、蕎麦が茹で上がるのを待ちながら世間話に耳を傾けるはずだから、前の道路からガラスから中をのぞき見る方がよい。
とにかくしっかりとした信念をもって「俺の店の蕎麦を食ってみよ。」という挑戦状は何度でも受け取りたいと思うのです。