「この国のかたち」的こころ

敬愛する司馬遼太郎さんと小沢昭一さんに少しでも近づきたくて、書きなぐってます。

つぶれないガソリンスタンド

2009年12月24日 23時05分00秒 | 妄想
 僕の街には昔からやってるガソリンスタンドがいくつかある。特に僕の家の近所は給油はセルフじゃないし、単価は高いし、いいとこなしだ。僕の街にはバイパスが南北を貫くようにできたため大手のガソリンスタンド2軒もいっぺんにできて価格競争に走った時期があった。これは個人経営主じゃ保たないだろうと思っていた。いくつかある昔ながらのガソリンスタンドのうち東名インター直近のスタンドは強気の姿勢をくずさず、単価で10円ぐらい高い値で売っている。これはなんとなくわかる。東名に乗る客がしかたなく入れていく場合はままある。で、もう少し離れたところにあるガソリンスタンドは、大手に追随してセルフ式に改装して、なおかつ価格も大手にあわせている。涙ぐましい努力だ。というよりも社員の一人に聞いてみるとかなり苦しいらしい。
 で、家の近所のガソリンスタンドも8円ぐらい高い。しかも街道からずれている。こんなんでやっていけるのかな、と思う。潰れてしまうんじゃないかともっぱらの噂だった。だけどそれから3年たった今でも健在である。不思議だねと思いませんか。でね、このあいだ自治会の宴会の時にさ、近所の仕出し屋さんの大将が言うわけさ。「俺はどんなに高くったって、あそこ(近所のガソリンスタンド)で入れるよ、だって同じ町内だぜ。持ちつ持たれつじゃんね、こういうのってさ」といっていた。ああそうかって納得がいきました。宮崎アニメの「紅の豚」でさ、ポルコロッソがさ、ガソリンが高いって嘆く、飛行艇の設計者にいった台詞がおもいだされました。「このあたりは風景はきれいだが、中身はからっきしなのさ。だからもちつもたれつなんだよ。」っいう台詞が確かあったよね。正確じゃないけど。でさ思ったのさ、今はグローバルだとか、デフレスパイラルとか言ってるけど、こういう持ちつ持たれつの関係ってのも一つの経済圏で考えれば有りだと思うんだ。「少しでも安いものを」じゃなくてさ、お互いがお互いの収入を確保するような経済のあり方ってのも考えても良いじゃないかと思ったんだ。

年の瀬、年始め 終わりよければ…

2009年12月23日 20時31分10秒 | 日記
 今年の正月にノロウイルスに罹って大変な年の始まりを迎えて、それでも頑張ってここまで欠勤もせずにきましたが、この年の瀬に風邪をひきました。しかもロサンゼルスから持ってきたものらしいから嫌になってしまうね。いや僕が持ち込んだんじゃありませんよ。持ち込んだ人にうつされたんだからね。僕もLAに行ったけどね。と思ってます。でも深く自省して明日のクリスマスはおとなしく療養します。