神社で最も重要とされる「本殿」を持たず、背後にある「三輪山」という
山そのものをご神体として日本古来の神道の形式を残している
日本最古の神社を参拝して来ました!
国道169号線沿いに立っている大鳥居は日本最大で、高さは約32mあり
くぐり抜けようとしている先の車と比べると大きさが際立っています!
「大神神社」 (おおみわ じんじゃ)
別名「三輪明神」(みわ みょうじん)とも呼ばれています
二の鳥居
二の鳥居に架かる「三輪明神」の扁額
二の鳥居をくぐり、樹木に包まれた真直ぐな参道を進みます!
参道を進むうちに、凛と張りつめた空気が感じられて神域であることが
実感できます。伊勢神宮や出雲大社などと同様に他とは違う世界です
拝殿に向かう途中の参道脇に「祓戸神社」(はらへど)という神社があります
ここで色々な罪を祓い除き、身も心も清浄してからご神体を拝むのが
正統な参拝様式になっていると説明がありました
その先には長命であった夫婦の古跡、夫婦岩があり縁結び、
夫婦円満のご利益を授かる社がありました
拝殿前の鳥居が変わっていました!
二本の柱の間に大注連縄が渡してある独特な形状をした鳥居です
大神神社の「拝殿」
1664年、第四代将軍・徳川家綱の寄進により造営された屋根正面の大向拝が
見事な造りで日本最古の神社らしく堂々とした重厚さのある建物です
日本最古の大神神社に本殿はなく、拝殿裏手の三ツ鳥居を
通してご神体の「三輪山」を拝します
ご神体の三輪山は高さ467m、周囲16キロのお山で万葉集など
諸々の歌集に詠われ、神霊がお鎮まりになる山として仰がれています
その三輪山に鎮められる神は国造りの神様として、医薬、酒造、方除、
治病、交通、航海など人間生活全般の守護神とされています
本殿を持たない大昔からの信仰の形をそのまま今に伝えている
我が国最古の神社に参拝をしてきました!