さつき盆栽日記

さつき盆栽好きが手入れの合間に古刹名刹を巡ります。

古寺巡りの起点「清水寺」

2014年12月30日 | 巡拝日記

  さつき盆栽の手入れの合い間に古寺名刹巡りをするきっかけとなった

岐阜県富加町の「百華山 清水寺」を再訪して来ました!

 「増長天」と「持国天」が護る二天門

 京都東山の「音羽山 清水寺」は宝亀9年(778年)に建立された日本の名刹です

岐阜富加の「百華山 清水寺」は大同3年(808年)に建立された美濃の古刹です

双方の清水寺は「延鎮」が開山し、「坂上田村麻呂」が開基したことから

富加の百華山清水寺は美濃の清水寺とも呼ばれています

 参道は渓谷を流れるせせらぎに沿って石段が続きます

二天門を通り、この石段を登り始めると辺りの空気が一変します

風と水の自然の音しか聞こえてこない清らかな空気の中、

石段を更に登ると石垣の上に鐘楼が見えてきます

 参道を登った梨割山の中腹に立つ本堂には

国の重要文化財、十一面観世音菩薩坐像が安置されています

平安後期の作で檜一木造りの坐像は大変珍しく

秘仏としているので常時の拝観は出来ないですが・・・・・

四季折々に通っていると稀に運よくお寺のご厚意で直に至近距離から

観音像と対面出来ることが過去、二度もありました!

お正月を控えて朱色の欄干が作り直されていました  

本堂周辺は既に新年の参拝客を迎える準備が出来ているようでした 

ここ「百華山清水寺」は白洲正子が十一面観世音菩薩に

何度も会いに訪れた古寺です

寺周辺の木々はいつも活き活きとして手入れが行き届き、参道の補修も

施されて気持ちよく参拝ができる自然豊かな心地よい処です

ここ富加の清水寺は無住職の寺ですが、近辺の郷の方々の 

懸命な奉祀よって維持管理され守られています

私の古寺名刹巡りの起点になった富加の清水寺を再訪してきたことで

今年一年の締め括りがきちんと出来たような想いがします!

では・・・・皆様、良い年をお迎えください!

     

 

コメント
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